Civ4 GUNDAM MOD Ver.1.0情報(16/01/05更新)

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Civ4 GUNDAM MOD Ver.1.0 情報

このページでは、Civilization4  GUNDAM MOD ~Universal Century~(通称:GMOD)

初の一般向け公開となるVer.1.0βでの追加要素や変更点の紹介をしています。

はじめに-注意点(16/01/05更新)

GMODは、「Civilization4 Beyond the sword」上で動作するMODです。

「Civ4BeyondSword」をインストールするには基本パッケージであるCivilization4(無印)をインストールしている事が必要です。

本MODの動作には、Civilization4 Beyond the Sword.3.19の環境が必要です。CIV4(無印)単体では本MODは動作しません。

※GMODは、シングルプレイ、マルチプレイともに動作します。

 

公開情報(16/01/05更新)

1.0β版(日本語版)の公開は、GMOD シヴィロペディアの製作とデザインの調整が終わり次第となります。

GMODは、Civ4 日本語版、英語版(steam版を含む)、英語版(steam版を含む)日本語化パッチ適用環境の3環境 全てで動作します。

公開を楽しみにして頂いた皆様には、大変ながらくお待たせしてしまい申し訳ありませんが、ご理解のほどお願い致します。

1.0β版のダウンロードとインストールの方法 (16/01/05更新)

GMOD 1.0βをダウンロードするには、サイトへのユーザー登録が必要となります。

*現在、1.0β版の先行公開中のためパスワードによるアクセス制限がかかっています。ユーザー登録を完了された方は、公開まで、今しばらくお待ちください。

[手順]

①ユーザー登録を行う

1.0β公開後すぐにプレイをご希望される方は、早めにユーザー登録をお願いします。

*ユーザー登録の承認は、手動で行っておりますので承認までに最大2週間ほど必要になります。

②ユーザー登録完了後に、GMODをダウンロード&インストールする

ユーザー登録承認後、IDとパスワード(ログイン情報)が記載されたメールが返送されますので、こちらのページの内容に従ってダウンロード・インストールしてください。

[注意事項]
本MODの2次配布・IDやパスワードを他の方にお伝えする事は、管理チームの想定している管理範囲を超えてしまうため先行公開中・一般公開中に限らずお控え頂くようお願いします。

Civ4,5 GUNDAM MOD PV & OP
1.0β版の公開にあわせて公開予定。 使用楽曲:Adiemus-Beyond the Century 1999年~2000年放送 NHK制作 「世紀を超えて」OP MAD 
Civilization4 マルチプレイ環境についての対応(14/11/24更新)

2016年1月5日現在、Civ4のマルチプレイについては、運営元だったサイバーフロントの解散に伴いCiv4マルチプレイの中継・ロビー機能を提供していた、Gamespyサーバーが順次閉鎖され、現在、Civilization4(日本語版・英語版)のロビー接続によるマルチプレイ機能は停止しています。

しかし、有志のサーバーを利用して、civ4マルチプレイが出来るように、Civ4マルチwikiが設立されました。

wiki内のプレイガイドを参照してプレイヤーが各自設定を行うことで、マルチプレイが可能になります。

GMODもこちらの方法を行うことでマルチプレイが可能となります。

プレイ動画公開について
ニコニコ動画、YOUTUBE、当サイトにおいて、GMODのプレイ動画を公開予定です。 GMODで登場する8人の指導者がマルチプレイで争うオリジナルシナリオのプレイ動画となる予定です。

新要素紹介- GUNDAM MOD シヴィロペディア

GMODの世界観は、ガンダムの世界観と現実世界の近未来の世界観を織り交ぜたものになっています。そのためガンダムの世界観に直接登場しない、関係しないモノも登場します。

ここでは、少々煩雑ではありますが、GMODで登場する要素を順次ご紹介しています。ここに記載されている内容は、デバッグ、バランス調整の中で修正される可能性があります。 Ver1.0の正式版公開時には、MOD専用のペディア用ページを設ける予定です。

人は宇宙(そら)へー新マップ/新システム/新都市

新マップ-宇宙MAP

「GUNDAM MOD」の代名詞の1つは何といってもMAPの2層化です。 従来の「地上MAP」だけの構成から「宇宙MAP」が追加されています。 人類有史上、2度目の大航海時代ともいうべき宇宙進出の時代、Civプレイヤーなら誰もが経験する”領土拡大”の争いが新しい世界で繰り広げられます。

MAPの2層化は、Civ4 MOD史上おそらく初の試みです。 少し技術的な話になりますが、このMAPの2層化のために、MOD用に提供されているCoreDLLを含めたCiv4の内容を大きく改造しました。 その他に、レジストリの変更や前提ソフトの追加を行ったために、MODにも関わらず通常のMODのようにフォルダを移動するだけではインストールできなくなってしまい、インストーラー形式になったという経緯があります。 MODの切り替えは普通のMODのように簡単に行うことが出来ます。

新システム-宇宙適正

新しいユニット適正に「宇宙適正」が追加されます。「宇宙適正」のないユニットは宇宙エリアを移動する事は出来ません。新コマンドとして、「打上」、「降下」が追加されます。

打ち上げ施設のある地上の都市から、「宇宙適正」と特定のスキルの両方を備えたユニットだけが「衛星軌道上」へ「打上」を行うことが可能になります。

「衛星軌道上」から「宇宙適正」と特定のスキルの両方を備えたユニットだけが「降下」を行うことが可能になります。

※「地上適正」をもたないユニットでも、地上の「都市」に駐留することが可能。また、「宇宙適正」をもたないユニットでも、「スペースコロニー」や「宇宙都市」には駐留することが可能。(但し、そのMAPの適正がないユニットは移動は出来ないため、適正のある運搬能力を持ったユニットに搭載し運搬するか空港などの移動施設を使って都市へ移動する必要があります。)

※「打上」、「降下」を行うにはそれぞれ特定のスキル(打上には「大気圏離脱」 降下には「大気圏突入」をユニットが取得している必要があります。(このスキルを取得出来るユニットは限定されています。)

※輸送能力のある艦船やHLVなどを使用すれば、宇宙特性のないユニットでも移動させる事も可能です。

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完全に某野望に影響受けた仕様になっています。

どのユニットが「降下」、「打上」可能なのかガンダムに詳しい方や、野望のプレイヤーの方ならお分かり頂けると思います。

 

新システム-遠距離攻撃モード・ミノフスキー粒子・防衛側退却システム

本MODでは、特定のユニットはスクエアを隔てた「遠距離攻撃」が可能になります。

宇宙世紀に登場する艦船の遠距離攻撃は圧倒的な火力を発揮しますが、ミノフスキー物理学のテクノロジーを取得することで、固有のユニットは「ミノフスキー粒子」散布が可能となり、ミノフスキー粒子を散布下ではその効果は著しく減衰します。

またミノフスキー粒子散布下では強力はスキル「データリンク」を無効化されることなります。

しかし、電撃戦、コロニー攻撃、艦隊戦、大規模戦闘、宇宙空間での移動には宇宙世紀の艦船は欠かすことの出来ない存在となるでしょう。

MSが登場しても艦船は決して陳腐化しませんが、MSはミノフスキー粒子散布下の接近戦において同時代で最強のユニット群です。

MSは安価に量産が効くのに対して艦船は生産に必要なハンマー量が多く、コストパフォーマンスに優れたMSこそが戦場の花形となるでしょう。

特に、MSには強力な戦闘スキル「NT」がついているものがあり、その能力値はすさまじいものがあります。

しかし、回復速度が遅く、遠距離攻撃能力を持たないMSだけでは戦場を戦い抜くのは困難です。

長期戦や大規模戦では必ず艦船の重要性が出てきます。戦闘では、そのバランスや戦術が非常に重要です。

通常、civlizaitonでは、攻撃側のみに退却システムが使用されますが、GMODでは、防衛側のユニットが退却する機能を有しています。そのターンに当該ユニットを攻撃することは出来なくなります。こうすることで、一度で決着がつかない戦いが増加します。

新都市-宇宙都市とスペースコロニー

 

宇宙では、地上での「都市」の代わりとして「スペースコロニー」の建設が可能になります。「スペースコロニー」は宇宙空間にいくつも建設が可能ですが、元々戦闘用には出来ていないため、攻撃に脆いです。

小惑星や月面には「宇宙都市」の建設が可能になります。「宇宙都市」は「スペースコロニー」に比べて強固で生産力の高い都市を築くことが出来ます。

宇宙都市は、確保出来る場所に限りがあるため、必然的に建設出来る都市にも限定されます。

いち早く宇宙を探索して場所を確保しライバルにアドバンテージをつけましょう。

 

新世紀到来

新世紀-宇宙世紀

CIV4本編では、「現代」→「未来」でしたが、このMODでは「現代」→「宇宙世紀」→「未来」の順で時代が進みます。

宇宙世紀に進むには、それまでの時代と同じでキーとなるテクノロジーを獲得する事で進むことが出来ます。

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このガンダムMODではいつから宇宙世紀になるのでしょうか、それは皆さんの世界それぞれで異なるはずです。何度遊んでも同じ事が起きないし、起こせない。飽きのこない「Civilization」の面白さはこの要素が欠かせないと思います。

皆さんの歩む歴史の世界では、西暦何年から宇宙世紀に改暦するのでしょうか。それとも改暦前に勝利宣言が行われているのか、または既に世界が滅んでいるのか。

宇宙世紀の始まりを好奇心に胸躍らせ、笑顔で迎える指導者。相手が宇宙に夢中の間に地球の利権確保を図る指導者。宇宙に新天地を求めて再生を図る属国の指導者。皆さんの宇宙世紀にはいったいどんな世界が広がっているでしょうか。

いずれにしても、皆さんは歴史の目撃者となります。

テクノロジー (16/01/05更新)

宇宙世紀や近未来の様々なテクノロジーが追加されています。

新しいテクノロジーの開発にはこれまでにない膨大なビーカー量が必要となります。

追加-テクノロジー

 

クラウドコンピューティング

「人が知らないことを自分が、知っていると思ってはいけない。いつだってもっと頭の切れる人がいるものだ。」 ジョン・ワーノック

クラウドコンピューティングとは、ネットワーク、特にインターネットをベースとしたコンピュータ資源の利用形態です。
ユーザーは、コンピュータによる処理やデータの格納(計算資源)をネットワーク経由で、サービスとして利用することができます。

クラウドコンピューティングの定義や説明には多数のものがあり明確な意味を持っておらず、ほぼ共通する概念はインターネットを利用するということだけです。

従来のコンピュータ利用は、ユーザー(企業、個人など)がコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、データなどを、自分自身で保有・管理していたのに対し、
クラウドコンピューティングでは「ユーザーはインターネットの向こう側からサービスを受け、サービス利用料金を払う」形になります。
ユーザーは最低限の接続環境(パーソナルコンピュータや携帯情報端末などのクライアント、その上で動くブラウザ、インターネット接続環境など)を用意し、加えてクラウドサービス利用料金を払います。
実際に処理が実行されるコンピュータおよびコンピュータ間のネットワークは、サービスを提供する企業側に設置されており、それらのコンピュータ本体およびネットワークの購入・管理運営費用や蓄積されるデータの管理の手間は軽減されます。

クラウドコンピューティングは、従来から存在するネットワーク・コンピューティング、ユーティリティコンピューティング、SaaSなどを言い替えたもの、あるいはこれらの要素を含み更に発展させたものと認識されています。

グローバリゼーション

「彼は自分のなかにこういうものがあるのを知っていた。どの人間にもあるもの、すなわち 卑俗・貪欲・傲慢・羨望 そして、あこがれ。」-ダグ・ハマーショルド

グローバリゼーション(グローバル化)とは、技術を指す言葉ではありません。異なる地域や国家の経済・文化・情報等の社会全体が、より大きな、地球規模の繋がりへと結び付けられる 一連のプロセスを指します。

グローブとは、球体としての地球の事を指します。

グローバリゼーションという概念や言葉が一般に広く使われるようになったのは第二次世界大戦終結後の冷戦期からです。
旧暦1960年代から、地球環境は人類に対する共通的課題という意識が生まれ、さらに東西分断を超える人類的視点をグローバルと呼び、世界平和を志向する用語としても普及しました。
また、1950年代より大銀行や大企業が世界中に進出をはじめ、この多国籍企業の存在が、グローバル化という言葉の認知度を広めるきっかけとなりました。

1990年代、冷戦が終結すると、経済のグローバル化がこれまでに比べてより強調されるようになりました。
各国が金融自由化を進め、インターネットをはじめとする、国家間を超えた情報通信システムの統合が急速に加速しました。

グローバル化は、個人の独立と繁栄を可能にし、安全な商品が安価に入手可能することを可能としました。
国連をはじめとした国際機関の創設と、大国間の経済相互依存関係が築かれた事で、大きな国家間での武力による戦争は発生はしにくくなりました。

一方で、経済のグローバル化によって地球上のどこか1カ所で発生した経済的破綻が、全世界に拡大し通貨危機や世界同時不況として波及する事態が発生しました。
世界全体の貧富格差は拡大し、グローバル化によって生まれた世界の共通規格とも言われる商品やサービスは、利便性を高める一方で国家や地域独自の文化の衰退を促すことを懸念する意見もあります。

原子力機関

「人類は自らを破滅させる手段の開発にエネルギーを浪費している。互いに相手を絶滅させるための準備を進めているのだ。」 ニキータ・フルシチョフ

原子力を主要な破壊力・殺傷力とした兵器を、「核兵器」や「原子力兵器」と呼びます。
原子爆弾や水素爆弾などの核爆弾や、核ミサイルが代表例であり、このほか放射能兵器なども含まれます。
またこのゲームでは原子力(核エネルギー)で動く「原子力潜水艦」や「原子力空母」も原子力兵器まとめてと呼びます。

このような兵器の原子核反応により発生するエネルギーは、化石燃料の燃焼などの化学反応により発生するエネルギーに比べて桁違いに大きく、兵器として利用されるほか、エネルギー資源として主に発電に利用されています。
ただし、21世紀初頭においては、発電に利用されているのは原子核分裂だけであり、原子核融合による発電はまだ実用化されていませんでした。
一方、原子核崩壊により発生する比較的弱いエネルギーは原子力電池や放射線医学などに利用されていました。
核分裂か核融合かを問わず、原子力の利用は、放射能を持った物質を発生させます。
放射線は、その量や強さに応じて生物に対して悪影響(放射線障害)を与えるため、適切に防護する必要があります。
旧世紀においては、放射線防護についての国際的な研究機関として国際放射線防護委員会 (ICRP) が設立されました。
原子力兵器や原子力潜水艦などは「核の戦争利用」「軍用核」の代表例であり、原子力兵器は代表的な大量破壊兵器とみなせれています。
原子力発電や原子力商船などの「核の平和利用」「商用核」も、その過程で発生する放射性廃棄物など問題を抱えているほか、原子力には、軍用か商用かを問わず、各種の原子力事故や放射性廃棄物の処理、核テロリズムの危険性などの課題も残されていました。
核兵器の拡散を防止する条約には核拡散防止条約があり、核の平和利用を促進し、軍事転用されないための保障措置の実施をする国際機関には国際原子力機関もあります。
原子力に反対する運動は「反核運動」や「反原子力運動」などといい、特に原子力兵器への反対運動は「反核兵器運動」、特に原子力発電を巡る論争は「原子力発電論争」などとも呼ばれています。

次世代機甲戦力(準備中)
次世代航空技術(準備中)
電子ペーパー(準備中)
マスバイオテクノロジー

バイオテクノロジーは、生物学の知見を元にし、実社会に有用な利用法をもたらす技術の総称である。ただし定義は明確ではありません。
遺伝子操作をする場合には、遺伝子工学と呼ばれる場合もあります。

具体的には醸造、発酵の分野から、再生医学や創薬、農作物の品種改良など様々な技術を包括する言葉で、農学、薬学、医学、歯学、理学、獣医学、工学、衛生、福祉、栄養学、看護、介護と密接に関連しています。
金融経済市場などで、これらを取り扱う企業活動などを説明する際に頻用される言葉です。

旧暦20世紀末以降の分子生物学や生物化学などの基礎生物学の発展とともに、応用生物学としての生物工学(バイオテクノロジー)も、めざましい発展を遂げ、クローン生物など従来SFにしか登場しなかった様々な空想世界の”モノ”が現実のものとなっていきました。
また、クローン技術や遺伝子組み換え作物などでは、倫理的な側面や自然環境との関係において、多くの議論が必要とされている分野でもあります。
遺伝子操作および細胞融合は、生物多様性に悪影響を及ぼす恐れがあるとの観点から「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(遺伝子組換え生物等規制法、遺伝子組換え規制法)によって規制されています。

宇宙世紀においても、スペースコロニーでの暮らしをささえる、農業、漁業などのプラントも遺伝子工学の進歩と発展なしには、実現はできず、宇宙での自給自足の生活は成り立たなかったといえます。

ノーマルスーツ

「ヘルメットがなければ即死だった」-シャア・アズナブル

 

宇宙世紀の世界では人間の着用する宇宙服をモビルスーツと区別してノーマルスーツと呼称します。一般的にノーマルスーツには作業員等の非戦闘員が着用するタイプと戦闘機やモビルスーツのパイロットが着用するタイプがあります。本文では便宜上、前者を重装タイプ、後者を軽装タイプと呼びます。

重装タイプは従来の宇宙服と同じように人間の体に対して1回り大きく重そうな見た目をしており、少々体の動きを制限されます。

後者は体に対してぴったりとフィットしていて動きやすく、更にパイロットが怪我をしたときにスーツの穴を塞ぐためのシートや銃のホルスター等が備え付いています。

重装タイプは従来の宇宙服と同じように宇宙線や真空から体を守るプロテクターとして用いられることが多いですが、軽装タイプは地上でも従来の戦闘機の耐Gスーツと同じように用いられます。

小型核融合炉(準備中)
ハイパーガスタービン

「我々の目的は成功ではなく、失敗にたゆまずして進むことである」-ジョージ・スティーブンソン

ガスタービンエンジンは、原動機の一種であり、燃料の燃焼等で生成された高温のガスでタービンを回して回転運動エネルギーを得る内燃機関です。

タービンエンジンの原型は、少なくとも古代アレクサンドリアの数学者であったヘロンが考案とされる
「ヘロンの蒸気機関」までさかのぼることができます。
実用的な蒸気機関の登場は、産業革命が起った18世紀のイギリスから始まりました。

西暦の時代において、ガスタービンエンジンは、重量や体積の割に高出力が得られることから、主に強力な動力源を必要とする
ヘリコプターや航空機に動力源として用いられました。
また、始動時間が短く、冷却水が不要なことから非常用発電設備にも用いられました。

旧暦1980年代に入ると、コンバインドサイクル発電(ガスタービンと蒸気タービンの高効率複合サイクル発電)が実用化され、発電所において普及します。

その後、発電のために使用するタービンブレードの素材研究でブレードの耐熱性と耐久性が向上、さらに高エネルギー効率を生み出す燃料の開発が進みます。
そして、これらを制御するための高度なコンピュータが組み合わさることによって、これまでを凌駕する、エネルギー効率のエンジンを生み出すことになりました。

これら、特殊な素材で出来たブレード、高効率の燃料、高度なコンピュータを組み合わせた方式は、ハイパーガスタービン(HGT)と呼ばれるようになりました。

このガスタービン方式は、燃費の良さから、エレカなどの一般車輌はもとより、RX計画によって、地球連邦軍が開発したRX-75ガンタンクの推進方式にも、このガスタービン方式が採用されています。

ミノフスキー物理学

「敵を目の前にしても捕捉されんとは奇妙なものだな。科学戦も詰まるところまで来てしまえば、大昔の有視界戦闘に逆戻りという訳だ。シャア・アズナブル

宇宙世紀の科学を語る上でミノフスキー粒子の存在を欠かすことはできません。そして、このミノフスキー粒子についてまとめた学問をミノフスキー物理学と言います。

ミノフスキー粒子とは宇宙世紀に入ってからトレノフ・Y・ミノフスキー博士によって発見された新たな素粒子です。電気を吸収する性質が非常に強く、また粒子が一定濃度集まると立方格子フィールドが形成されます。そして、このフィールドを通過しようとする赤外線や電波、放射線を吸収してしまいます。

そのため、一定濃度以上のミノフスキー粒子を散布すると通信やレーダー、無線誘導兵器を無効化するチャフとして機能します。また、放射線を遮断することで核融合炉の効率を格段に上げることができるので、宇宙世紀の核融合炉は大幅な小型化が図られています。

宇宙世紀において、ミノフスキー粒子はビーム兵器としても利用されました。ミノフスキー粒子に高負荷をかけて縮退させると、メガ粒子という非常に高いエネルギーを持った粒子ができます。

このメガ粒子を加速させ、ビームとして撃ち出すのがメガ粒子砲という兵器で、非常に高い威力を持っています。また、ミノフスキー粒子が形成する立体格子フィールド(I・フィールド)の持つ斥力を利用して、I・フィールドバリアという遠~中距離のビーム兵器をほぼ無効化できるバリアを展開することが可能です。

I・フィールドバリアを更に強化したビームバリアという技術がありますが、こちらは近距離のビーム兵器や実弾兵器も防ぐことができました。

ミノフスキー粒子の応用技術は多岐に渡り、機体の飛行に応用することもできます。

ミノフスキー粒子の立体格子フィールドが持つ斥力を利用して空を飛ぶ技術は何種類かありますが、最も初期の技術としてミノフスキークラフトが挙げられます。

ミノフスキークラフトは大気圏内におけるモビルアーマーや大型艦船の飛行を実現しました。時代が進むにつれ、ミノフスキードライブやビームローターなどの発展技術も登場しました。

多用途ロボット(準備中)
コントリズム(準備中)
エネルギーCAP

「一撃で・・・一撃で撃破か!?なんということだ!あのモビルスーツは戦艦並みのビーム砲を持っているのか!?」-シャア・アズナブル

 

ミノフスキー粒子を縮退させると、高いエネルギーを持つメガ粒子が生成されます。このメガ粒子をビームとして撃ち出すと非常に高い破壊力を生み出します。これを利用した兵器をメガ粒子砲と呼びます。

高い威力を誇る反面、メガ粒子を生成するには非常に多くの電力が必要であり、開発されてからしばらくの間、メガ粒子砲は基地の固定砲台や艦船の砲として使用されました。しかし、縮退寸前のミノフスキー粒子を蓄積できるエネルギーCAP(英語:Energy Capacitor)という技術が開発されると、より少ない電力でメガ粒子が生成できるようになりました。

これによりメガ粒子砲はモビルスーツ等の兵器にも搭載できるようになりました。その代表例がビームライフルです。エネルギーCAPはビームライフルの弾を蓄積しておくマガジンにあたります。初期(U.C.0079~0082頃)のビームライフルではエネルギーCAPを交換することはできず、蓄積されたミノフスキー粒子が無くなることはすなわち弾切れを意味しました。

U.C.0083頃になると、エネルギーCAPを交換できるタイプのビームライフルが実用化されました。このタイプのビームライフルでは、蓄積された粒子が切れたらマガジンのようにエネルギーCAPを交換して弾を再装填することができました。携行できる弾数(粒子量)が増えるため専用の施設へ補給に戻る頻度が減り、継戦能力が向上しました。これによってビームライフルは実用性が大幅に向上し、モビルスーツのジェネレーター性能が改善されたことと重なってU.C.0087頃にはモビルスーツの標準武装となりました。

大型艦船建造技術(準備中)
人型機動兵器

すべてモビルスーツ、モビルスーツか。 時代は変わったな・・・ 」-ヨハン・エイブラハム・レビル

宇宙世紀の戦争では、人間の姿を模した機動兵器が活躍しました。それらの人型機動兵器を総称して“モビルスーツ(Mobile Suit)”と呼びます。

モビルスーツの全長は機体にもよりますがおおよそ16~20m程であり、基本的に人間と同じように手足を備えています。また、背部にバックパックを、機体各所に姿勢制御用スラスターや推進用バーニアを備えています。武装はマシンガンやバズーカ等の火器や、ビームライフルやビームサーベル等のメガ粒子ビーム兵器を使用します。

ミノフスキー粒子散布下の戦場において有視界戦闘が行えるため、索敵を電子機器に依存する従来の兵器に対して大きな優位性を持っています。また、AMBACという四肢を利用した特殊な機動により、宇宙空間において推進剤の消費を抑えつつ素早い姿勢制御が可能です。

AMBAC

「あのザクは地上仕様のJ型です。溺れているんです!」-オリヴァー・マイ

AMBAC(Active Mass Balance Auto Control)とは、人型機動兵器“モビルスーツ”特有の宇宙空間における姿勢制御方法です。

宇宙では手足を動かそうとすると、反動で反対方向に体が動いてしまいます。地球上で言えば、プールの中で水を蹴ると前に進むのと同じ感覚です。

モビルスーツは戦車や戦闘機と同じ兵器ですが、人間と同じように手足を備えているため、この反動を利用して宇宙空間で姿勢の制御をすることができます。これをAMBACと呼び、推進剤を使わずに機体の方向を変えることもできます。通常はスラスターと併用してAMBACをとりますが、それでも推進剤の消費を大幅に減らすことができます。

ミノフスキークラフト

「ミノフスキークラフトのMSは、こっちがマザーマシンだと言う事を思い知らせてやる!」レーン・エイム

ミノフスキー粒子がある程度の濃度になると粒子同士が反発して、立方格子状に整列します。このミノフスキー粒子の立方格子が複数集まったものをI・フィールドと呼びます。当然、I・フィールド同士も反発し、この性質を利用してホバークラフトのように機体を空中に浮かせる技術をミノフスキークラフトと呼びます。

具体的にはミノフスキー粒子を電磁誘導し、機体の真下に連続でI・フィールドを展開することで発生する反発力を浮力として利用します。但し、あくまで浮力を生み出すための技術なので、推力はジェットエンジンなどの推力装置に頼ることになります。

しかし、重力下において自由に空中に浮けるということは地形を考慮せずに済むということであり、軍事行動的には非常に大きなメリットとなります。そのため、U.C.0079にはホワイトベースやザンジバル等の船舶や、アプサラスやアッザム等のモビルアーマーにミノフスキークラフトが搭載されました。いずれも一見すると空力的に飛行に適した形状ではありませんが、ミノフスキークラフトによって揚力を生み出し空中を飛行することが可能でした。

ミノフスキークラフトは便利な技術ですが大きな電力を必要とし、高性能な核融合炉を搭載できることが使用するための必須条件です。そのため、必然的に要求される搭載スペースが広くなるうえに莫大なコストがかかるため、U.C.0100以前の技術ではモビルスーツサイズの機体に搭載することは困難でした。

メガ粒子砲(準備中)
教育型コンピュータ

「そうさ!しかも操縦の未熟な僕でさえ歴戦の勇士のシャアとどうにか戦えたのは、僕の上手下手よりガンダムの教育型コンピューターの性能がいいって事だよ」-アムロ・レイ

一年戦争において、地球連邦軍はジオン公国軍に比べてモビルスーツの開発に着手する時期が遅く、その分機体の運用についても遅れをとっていました。仮にそんな状況でモビルスーツを量産できたとしても、肝心のパイロットの錬度が不足しており、ジオン公国軍のベテランパイロット達と互角に対抗できないことが予想されました。この問題を解消すべく、地球連邦軍はRX計画で開発された試作モビルスーツにパイロットの戦闘パターンを学習できる教育型コンピューターを搭載しました。

実際に、教育型コンピューターに蓄積されたデータはジャブローで解析され、RGM-79“ジム”に移植されました。このデータのおかげで機体の操縦に補助がかかり、錬度の低いパイロットが操縦するジムでも、ジオン公国軍のベテランパイロットの操縦するモビルスーツとある程度互角に戦うことができました。

また、教育コンピューターに蓄積されたデータを基に機体を自動操縦することも不可能ではなく、RX-78-2“ガンダム”はア・バオア・クー攻略戦において自動操縦で歩行し、ビームライフルで敵モビルスーツ(戦闘機能を備えた脱出ポッド)を撃破しました。

マグネットコーティング

「マグネットコーティングとかいってな、ガンダムの駆動系を電磁気で包んで動きを早くするのだとさ。ま、油を差すみたいなもんだな」-ブライト・ノア

マグネットコーティングとは、モビルスーツの関節の可動部分をモノポール(単磁極の素粒子)でコーティングし、それによって発生する反発力で金属同士の摩擦を減らす技術です。マグネットコーティングを施すことによってよりスムーズに関節が動くようになるため、機体の運動性能が向上し、同時にパイロットの操縦への追従性能も改善されます。しかし、上記のような効果が得られるのはフィールドモーターを用いた機体のみで、流体パルスを用いたモビルスーツにはほとんど効果がありません。

RX-78-2“ガンダム”はパイロットの操縦に機体が追従できなくなったため、実際にマグネットコーティングが施されており、以前と比べて機体の反応速度が3倍以上も向上しました。

マグネットコーティングが実用段階に移ったU.C.0079の時点でその恩恵に与ったのは一部の機体のみでしたが、U.C.0087頃には旧型を除きほぼ全ての機体にマグネットコーティングが施されるようになりました。

サイコミュ・システム

「俺は『箱』の鍵じゃない。人間だ。そしておまえは、人の力を増幅するマシンなんだ。おまえはそのために造られた。人の心を、哀しさを感じる心を知る人間のために。…だから、怒りに呑まれるな。」-バナージ・リンクス

スペースノイドの自治独立を唱えたジオン・ダイクンは、人類が宇宙空間で生活するうちに新たな進化を迎えることを予想しました。そして、進化した人類のことを現行の人類と区別して“ニュータイプ”と呼びました。ニュータイプに明確な定義は存在しませんが、宇宙世紀0079年に勃発した一年戦争でごく少数のエスパーに似た能力を持つ人間が確認され、ニュータイプはその代名詞となりました。本文でも以下のニュータイプという単語はそのような人々のことを指します。

 

ニュータイプは高い空間認識力を持ち、エスパーのようにテレパシーで他の人間と意志疎通が可能です。この能力はジオン・ダイクンが期待したように、人間がお互いをより深く分かり合うことに適しているはずですが、戦時下においては兵器の制御などに利用されました。そのため、ニュータイプ自身は殺した相手の思念を拾ってしまうことで、精神的により大きな負担を強いられました。

 

サイコ・コミュニケーション・システム、通称サイコミュ・システムはジオン公国のフラナガン機関が開発した特殊なシステムで、人間の精神感応波(脳波)を用いた機械の制御を可能にします。ニュータイプは通常よりも強い精神感応波を放つことができるため、サイコミュ・システムをより効率的に扱うことができます。そのため、初期のサイコミュ・システムを扱うことができるのはニュータイプに限られていました。また、サイコミュ・システムを使用するために、人工的に疑似ニュータイプ能力を獲得させた強化人間という存在も誕生しましたが、薬剤投与や強制的な暗示による非人道的な処置からその存在は一般には秘匿されていました。

 

サイコミュ・システムの利点として、精神感応波による瞬時の情報伝達によって、手で操作するよりも正確かつ即時に機械を動かすことが挙げられます。また、複数の自律小型砲台を遠隔操作することも可能です。このような兵器をビットやファンネルと呼び、それらを搭載したモビルスーツやモビルアーマーは単機で多数の相手を撃破する攻撃力を獲得します。

 

ニュータイプ研究について、ジオン公国軍は地球連邦軍に比べて大きく進歩しており、多くのサイコミュ兵器を実戦に投入しました。地球連邦軍もムラサメ研究所やオーガスタ研究所などのニュータイプ研究所を設置しましたが、成果が見られるようになったのは宇宙世紀0087年に勃発したグリプス戦役頃からです。

 

また、両軍のサイコミュ・システムの利用方法には特徴があり、ジオン公国軍はビットやファンネルなどの攻撃手段として利用することが多く、地球連邦軍は精神感応波による機体自体の制御に用いることが一般的でした。地球連邦軍に関しては、正確にはサイコミュ・システムを利用した機体を作るというよりは、ニュータイプでなければ扱うことが難しい高性能機体を作ることが主流でした。この理由としては地球連邦軍内でニュータイプの存在に懐疑的である人が多かったことが挙げられます。また、強化人間を生む技術においても地球連邦軍はジオン公国軍に一歩遅れており、ジオン公国軍が精神的に比較的安定したよりニュータイプに近い強化人間を作っている頃に、地球連邦軍の強化人間は薬剤投与が不可欠で精神的に非常に不安定でした。

 

宇宙世紀0093年、第二次ネオ・ジオン抗争の時には、サイコ・フレームという素材が実用されました。サイコ・フレームとはサイコミュ・システムの基礎機能を持つコンピューターチップを埋め込まれたモビルスーツ用の構造材のことで、これによりサイコミュ・システムは大幅な小型化に成功しました。また、サイコ・フレームの特異な性質としてサイコ・フィールドという特殊な力場を発生させることが挙げられます。このサイコ・フィールドは通常の物理学では説明できない異常な現象を引き起こします。例えば、非常に大きな質量を持つ物体、宇宙船や小惑星までもモビルスーツのみで移動させ、時には大艦隊をも瞬時に消滅させる威力を持つコロニーレーザーを防ぎきります。また、サイコ・フレームは人間の認識力を拡大させる作用を持ち、時には人間の意識を時空を超えて旅させるなどニュータイプ能力を促進するような性質も示します。これらの特異な現象が起きるとき、サイコ・フレームはオーロラによく似た赤色や緑色(虹色)に輝きます。しかしながら、この発光原理も詳細は不明です。

最終的にサイコミュ・システムは扱いやすいシステムへと進化を遂げ、宇宙世紀200年を過ぎた頃にはニュータイプ能力を持たない、普通の人間(オールドタイプ)であってもサイコミュ兵器を使用することができるようになりました。宇宙世紀から数千年後のリギルド・センチュリーにおいて、宇宙世紀の遺産であるヘルメスの薔薇の設計図から作られたモビルスーツの中には、ビットもしくはファンネルを搭載した機体が多くみられ、オールドタイプでもサイコミュ兵器を使用可能でした。その頃にはニュータイプという言葉自体が忘れられかけていましたが、それでも問題なく使用できるほどサイコミュ・システムの性能は向上していたようです。

 

Iフィールド・ジェネレータ-(準備中)

 

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テクノロジー、宇宙世紀と近未来の様々なテクノロジーを追加しています。

ユニット(16/01/05更新)

ガンダム世界の代表的なユニット

Ver.1.0では、「RX-78-2 ガンダム」をはじめとする、主にU.C.0080までに登場する兵器やメカなどがユニットとして追加されています。

膨大ともいえるユニット数ですので、出来る限りバランス調整を行い、Ver.1.0の正式版公開までにどこまで追加するかは現在調整中です。

Ver.1.0では、追加を予定の「8文明」を「4文明」ずつ連邦系・ジオン系の2系統に分けて固有ユニットを持たせています。また、既存の文明には、連邦・ジオンどちらかの系統の固有ユニットが提供されます。

装甲ユニット(16/01/05更新)

 

装甲ユニット-連邦系

[__su_spoiler title=”61式戦車” style=”fancy”]

15.61式戦車61式戦車は、1年戦争(UC.0079)時の地球連邦軍地上部隊の主力戦車でした。

U.C 0060年代に、正式採用された当時としては、地上電子戦における”究極のMBT”と評されました。
その後、地上戦における戦術と兵装は飽和状態といってもいい状況となり後継車輌の開発に苦慮します。
また、ジオン軍による地上侵攻作戦までは、地球上において地球連邦軍の敵といえるほど大きな存在はなかった
事もあり、地球連邦軍は、この61式戦車を地上における主力兵器とした状態で1年戦争に突入します。

1年戦争緒戦において、ジオン軍の地球侵攻作戦がはじまると、ミノフスキー粒子散布によって
61式戦車は、その強みである電子戦能力を完全に奪われ、誘導機能やデータリンクが機能しない状態での有視界戦闘を余儀なくされます。
61式戦車は、主砲として実弾150mmまたは155mmの連装砲を装備していますが、MSなどの強力な装甲を持つ兵器に対しては、有効打撃とならない事も少なくありませんでした。
もとより想定されていないこの状況と、ジオン軍の地球降下作戦時には電撃戦による指揮系統の混乱もあわさり、MSを中心としてジオン軍相手に甚大な損害を受けることになります。

その後、連邦軍のヨーロッパにおける連邦軍の一大反抗作戦「オデッサ作戦」においては、当時、既に旧式だと思われていた5000輌を超える61式戦車が投入されます。
兵器そのものとしてはミノフスキー粒子散布下の戦闘に対応できてはいませんでしたが、緒戦から学んだ戦術と、物量を武器に投入車輌の半数~8割と言われる損害を出しつつも連邦軍の主力として善戦、地上での一大決戦となったオデッサでの戦いを連邦軍の勝利へ導く一翼を担いました。

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[__su_spoiler title=”ホバー・トラック” style=”fancy”]

地球連邦軍が主に1年戦争において使用したこの兵員輸送用装甲車は、通称、”ホバートラック”と呼ばれています。16.ホバートラック
装甲車体に設けられた4基の浮揚推進器が、高速でのホバリング移動を可能としています。
同様の走行システムはカーゴ・トラックにも採用されています。

車体前部は密閉式キャビンで、車体右側上部には、20mmガトリング砲装備の開閉式ターレットを有し、車体後部がキャンパス天井のカーゴスペースになっています。

元々は、安全かつ迅速に前線へ兵士を輸送するために設計された面のある車輌ですが、連邦軍がMSが実戦投入するにつれ、
その走破性の高さにより、MSと連携する支援任務に用いられる事も多くなりました。

支援任務は、指揮統制・情報連携・索敵など多岐に渡りました。
索敵面では、ミノフスキー粒子の影響を強く受ける電磁波探知システムに代えて、音響定位・振動波探知装備が搭載され
部隊の目と耳の役割を果たしました。

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装甲ユニット-ジオン系

[__su_spoiler title=”マゼラ・アタック” style=”fancy”]17.マゼラ・アタック

ジオン公国軍の地上においての主力戦車、それがこのマゼラ・アタックです。
公国軍の航空機、地上車輌はコロニー国家に生まれたスペースノイドならではといえる、発想が随所に見受けられます。
それは、地球上で前世紀から受けつがれた、”進化”の歴史を継承した連邦軍の兵器とは
全く異なることからも明らかで、マゼラ・アタックはその代表例といえるかもしれません。

装軌式のシャシーと砲塔という戦車の基本的特徴は見受けられますが、砲塔部分は
はマゼラ・トップと呼ばれ、車体下部のマゼラ・ベースと分離、5分程度の自力飛行可能で高空攻撃が可能です。

マゼラ・アタックは連邦軍の61式戦車と対比して”主力戦車”という扱いですが、
地球上においても戦争前期から、MSを主戦力と呼べるほど保有していたジオン軍にとっては、マゼラ・アタックはMSを支援する突撃砲という面も強かったのも事実です。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”キュイ” style=”fancy”]

揚陸兵戦車キュイは、歩兵による白兵戦を想定し、ジオン公国軍が投入した独特なフォルムをした特殊車輌です。18.キュイ

装甲車というよりも、移動式防壁とでも形容すべきもので中央本体から左右に伸びたプラットフォームが付き、装甲壁に歩兵が取り付いて、そのまま前進することが可能です。

車輌本体キャビンには乗員2名、左右プラットフォームには左右それぞれ8名ずつの兵士が搭乗可能です。
兵士は、パーソナル・ジェット装備の突撃要員で、所定位置まで進行したところで兵士はプラットフォームから離床し、攻撃行動に移ります。
この使用方法のために、上方に防御装甲は設けられていません。

この兵器は、機動戦を重視したジオン軍の軍事ドクトリンが、色濃く反映されているといえます。
本車輌は、地球侵攻作戦の頃からジオン軍のゲリラ戦、電撃戦を影ながら支え続けました。

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航宙ユニット(16/01/05更新)

航宙ユニット-連邦系

 

[__su_spoiler title=”セイバーフィッシュ” style=”fancy”]10.セイバー・フィッシュ

セイバーフィッシュは、ハービック社が開発し、宇宙世紀0070年代に採用された迎撃戦闘機です。装備の変更によって、あらゆる空域での運用が可能な汎用戦闘機として開発されました。宇宙用のセイバーフィッシュは、宇宙仕様のS3型には4基のブースターパックが機体の上下2基ずつ装着されており、高い機動性を獲得しているのが特徴です。武装は機首の25mm機関砲4基と、ブースターパックの先端に付けられている各3基、計12基のミサイルランチャーです。

ミノフスキー型核融合炉装備の機体でないため、推力はMSに劣ります。しかし一年戦争初期ではミノフスキー粒子散布下でもMSに対抗出来る貴重な戦力として連邦宇宙軍に重宝されました。また、ジオンの在来型機動兵器であり同じく核融合炉を装備していないガトルやジッコと比べれば高性能であり、制宙戦闘機としてはガトルを圧倒できる性能を持っています。また、強力な対艦ミサイルを備えており、マゼランやサラミスなどの砲撃をサポートするという連邦の大艦巨砲主義の一端を担う支援戦闘機としての側面も持ち合わせていました。

やがて、コア・ファイターの開発やジム、ボールの生産・配備が進むにつれて第一線を退き、宇宙での活躍の場は失われていきましたが、地上では、開発から20年以上建ったU.C.0090年代においても、拠点防衛や防空用として長々と運用されました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”パブリク” style=”fancy”]

パブリクは、一年戦争前から配備されていた「宇宙攻撃艇」をベースに開発された「突撃艇」です。12.パブリク

構造は、オレンジ色の機体の下に、主要武装のビーム拡散用ミサイルを2発装備しており、機首には機銃及び6連装小型ミサイルボッド2基、後部には大型のブースターを装備しており、純然たるミサイルキャリアとして、高出力ブースターによる一撃離脱戦の戦法を得意としています。

ビーム拡散用ミサイルは、ビームを曲げたり拡散させたりして無力化することができる粒子が充填されており、この粒子をばらまくことによってビーム撹乱幕を形成し、主に敵の要塞砲や敵艦などからのメガ粒子砲を無力化するのが目的ですが、敵味方問わずにビーム兵器を無力化してしまうため、味方の戦艦の長距離ビーム射撃を封じてしまうということもありました。

なお、本機の主たる任務は宇宙の戦場にビーム撹乱幕を張ることですが、その方法は、敵の防御砲火の中へ正面から突入して敵味方の中間にビーム撹乱幕を展開するもので、ミサイル発射前に撃墜されるものも多く、また運良く発射できても帰還する前に撃墜される機体が続出するという、非常に危険度が高いものでした。

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航宙ユニット-ジオン系

[__su_spoiler title=”ガトル” style=”fancy”]11.ガトル

ガトルは、ジオン軍の宇宙戦闘爆撃機です。要塞防衛用として開発された機体であり、高い火力と運動性を備えているのが特徴です。コクピットは独立単座式で被弾時にはコクピットごと緊急射出が可能で、パイロットの生存率を飛躍的に向上させることに成功しています。

MSと比べると戦力としてはあまり期待出来るほどではありませんでしたが、機動性は圧倒的に上であり、拠点防衛の際に味方MSが到着するまでの間、敵の侵攻を足止めするなどといった状況においては有効な兵器といえます。

外見の特徴として、機体の各部にバーニアが多数設置されており、宇宙での運動性と姿勢制御能力を確保しています。

武装はコックピットに自衛用の機関砲2門、胴体左右の脚部(一対)に各々5連装ミサイルポッドを装備しており、その外側に4発の対艦大型ミサイルが装着可能となっています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジッコ” style=”fancy”]13.ジッコ

ジッコは、ジオン軍の宇宙戦闘用小型艇です。ガトルなどの母艦を持つ戦闘機とは異なり、連邦軍のパブリク同様、基地から直接出撃・帰投する「突撃艇」に類別されます。

外見の特徴として、エンジンが左右に独立して2基あり、中央には球形の増槽タンクが3基搭載されています。この増槽タンクを使い捨てることにより高速で航行することが可能になっています。

武装はブリッジ下部左右に二門、計四門の自衛用機関砲と艦首に非誘導型対艦用小型ミサイルランチャー7門を装備しています。

ジオン軍ではモビルスーツの実用化などが進んでいましたが、まだ未知数の兵器であったため、こうした小型の突撃艇も並行して作られていました。基本的には高速により敵艦隊に肉薄し、ミサイルによる弾幕を張って足並みを乱した後離脱します。

この一撃離脱の戦法と、ムサイやチベなどの大型艦船に比べて小型で、小回りが利く本機は電撃戦や、制圧戦の初期段階において非常に重宝され効果的に戦果を上げることができました。
また、月面自治都市の港湾警備任務や月軌道のパトロール任務といった軽任務にも同級は極めて有効で、使いやすい艦艇でした。

それを示すように、当時のジオン軍潜宙艦隊の他に、いくつかの自治都市にも輸出され、パトロール艇として用いられました。

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航空ユニット(16/01/05更新)

航空ユニット-連邦系

[__su_spoiler title=”TINコッド” style=”fancy”]05.TINコッド

TINコッドは、大気圏内での戦闘を想定し開発された小型制空戦闘機で、コア・ファーター・バリエーションと呼ばれる機体のひとつです。

開発にはハービック社が携わりました。対戦闘機の格闘戦能力を重視し強化されていますが、武装は25mm機関砲と機体に内蔵された空対空ミサイルで、火力は決して高くありません。しかし、格闘戦重視の設計がミノフスキー粒子下での戦闘においてはうまく合致したこともあり、ジオン航空機部隊と互角に渡り合うことが可能でした。

宇宙世紀0062年には試作型が完成しましたが、航続距離や、武装のバリエーションの問題が浮上し、実用化は大幅に遅れ、宇宙世紀0079年に始まった一年戦争の頃になっても実戦配備はあまり進んでいませんでした。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”フライマンタ” style=”fancy”]07.フライマンタ

フライマンタは、U.C.0070年代に採用された地球連邦軍の大気圏内で使用される単座式双発の先頭爆撃機です。武装は3連装ミサイルランチャーと機関砲、または大量の爆弾を装備することも可能です。

一年戦争初期の連邦軍主要戦力のひとつであり、大型爆撃機デプロッグと共に効果的にモビルスーツに対抗できる兵器として各地で重用されました。
連邦軍のモビルスーツ、ジムの登場以降も各地の戦いで用いられ、オデッサ攻略作戦では連邦軍の主力として多くの機体が用いられ、面での爆撃により61式戦車の進行を助けました。また、ジャブローが攻撃された際には、迎撃機として空中戦を演じ、ジャブローの難攻不落の滞空防衛網の助けもあり、多数のガウ・ドップを撃墜することに成功します。

しかし、連邦軍の主力がモビルスーツに移行すると、次第に戦場から姿を消して行きました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ディッシュ” style=”fancy”]03.ディッシュ

地球連邦軍が開発した哨戒機。姿の通り由来は「皿」です。胴体全体がレーダードームを兼ねているという設計になっており、極めて高いSTOL性能と索敵性能、従来の哨戒機に比べて高速性も備えた優秀な哨戒機でした。

ただし、優れた索敵能力はあくまで旧来の電子戦に根ざしたものであり、ミノフスキー粒子戦には対応できずその優れた電子線能力を発揮することはできませんでした。そのため一年戦争では高速性を生かし、主に要人の移動用や連絡機として用いられました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”デプ・ロッグ” style=”fancy”]09.デプロッグ

デプ・ロッグは1年戦争時における連邦軍の主力重爆撃機です。
2枚の垂直尾翼と胴体に設けられた安定翼があるほかは、非常に偏平な形状で、同時期から運用が始まり1年戦争において同様に主力航空機となったフライ・マンタ同様、ボディ・リフティングによって飛行することが考えられています。
エンジンの性能は非常に高く、長大な航続距離と、機体の形状からも見て取れるように電子戦に適応した優れたステルス性を持っていましたが、明らかにミノフスキー粒子登場前の電子戦設計思想に基づいて作られた航空機でもありました。

反面、デプ・ロッグのコクピットは、有視界戦闘にも対応できる設計されており、有視界の作戦行動も不可能ではありませんでした。
とはいえ、本機は高性能エンジンによって爆撃機としては高速で移動することはできましたが、大型な機体と機体の形状によって小回りの効く航空機ではなく対空兵器を搭載していない機種も多かったため、航空機としての格闘戦能力は乏しいものでした。

護衛機としてフライ・マンタやTINコッドなどをつけることも可能でしたが、デプ・ロッグが圧倒的な航続距離があるのに対してフライ・マンタ、TINコッドなどの航続距離はそれほど長くはありませんでした。
そのため作戦地域の手近な基地や母艦から、護衛機をつけた他 デプ・ロッグのみの爆撃部隊も編成されました。

デプ・ロッグには、通常爆弾を搭載した通常モデルの他、20mmモーターガトリングを装備した地上投射型、レーザー誘導爆弾を搭載した拠点攻略型などの派生モデルが開発されています。

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航空ユニット-ジオン系

[__su_spoiler title=”ドップ” style=”fancy”]06.ドップ

ジオン軍の制空戦闘機で、長期間による地球侵攻作戦により戦線が膠着したジオン軍がモビルスーツの穴を埋めるべく急造した戦闘機が、このドップです。武装は30mm6連装戦闘砲を中央部に、6連装ミサイルランチャーをその周辺部に備えた武装ポッドを、垂直尾翼の付け根に左右一基ずつ装備しています。

スペースコロニー国家であるジオンの技術者たちは、大気圏内航空機に関するノウハウも試験飛行を行う場所もなかったため、コンピューターシミュレーションによって本機を開発したとされ、試験飛行では試作1〜4号機が、ことごとく墜落したと記録されています。ミノフスキー粒子散布環境下の有視界戦闘を前提に設計されており、操縦席が機体から上方に大きく突出し、視界が広く取られているのが特徴です。また、航空母艦ガウへの搭載を前提としているため主翼や機体サイズもコンパクトに収められています。

しかし、操縦席の独特な形状や、主翼の小ささから航空力学的には極めて劣悪であり、大推力のエンジンと多数の姿勢制御バーニアで強引に飛翔させています。

大推力エンジンのおかげで最高速度はマッハ5を記録、運動性も高いものの航続距離は短く、運用するには母艦となるガウ又は基地のサポートが欠かせない機体となりました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ドダイYS” style=”fancy”]08.ドダイYS

ドダイYSは、ジオン公国軍の爆撃機です。基本的には敵施設や地上部隊の爆撃に運用されていましたが、機体が大きく、重量に比べて推力に余裕のあるエンジンが搭載されており、ペイロードの余裕に着目した軍司令部は降下した大気圏突入カプセルからの回収などの任務を行い輸送機としての側面も持ち合わせています。
外見上の特徴として、フラットベッド型(貨物室を持たず、機体上面に貨物をむき出しで固定する)であり、最前線での爆撃・輸送を考慮して多数のロケットブースターを備えています。また、機体上面から吸入した空気を下面から噴出することで、VTOL飛行も可能になっており、緊急離陸も可能です。武装は機体前面に8連装ミサイルランチャーを装備しています。
最大の特徴として、MSを乗せたままでも戦闘を行えることができ、MSの行動範囲の拡大、MSと爆撃機の両者にとって不得手であった対空戦が可能となりました。ドダイ本体に被弾してもMSは即座に離脱できるなどの有用性からザクIIやグフなどを乗せ、前線で運用さることになりました。それ以降、MS輸送や空中戦のための補助機体はサブフライトシステム(SFS)と呼ばれ、広く利用されることとなった。
サブフライトシステムにより空中で襲撃を掛けてくるMSは大変な脅威で、連邦軍の地上・空中を問わず大きな戦果を上げることができました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ルッグン” style=”fancy”]04.ルッグン

ルッグンは、ジオン軍の戦術偵察機です。無尾翼の全翼機で垂直尾翼状の観測ドームを持つという奇異な形状をしています。

外見の特徴として推進機はベクタードノズル式で余剰推力が高くミノフスキー粒子撒布下での偵察を考慮して作られているため、超高出力レーダーを装備、そのほかにも熱センサーや光学系機器による高い索敵機能を持っています。また本機は偵察機であるが、軽々と宙返りをするほど高い運動性能を誇っています。

武装は両翼端には連装対空機銃と胴体内に小型の爆弾倉を装備しています。しかしこれらの武装は基本的には自衛用に用いられ、自ら積極的に戦闘に参加することはありませんでした。

ジオン軍地球方面軍が運用した戦術偵察機です。MSとミノスフキー粒子により破竹の快進撃を続けたジオン軍ですが、戦線が膠着するにつれMSだけでは地球連邦軍の動きに対応しきれない地域が続出しました。そのため地球連邦軍の動きを監視するため、ルッグンが開発されました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ドダイGA(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler]

大型艦船ユニット(16/01/05更新)

大型艦船ユニット-連邦系(宇宙)

 

[__su_spoiler title=”サラミス級宇宙巡洋艦” style=”fancy”]21.サラミス

サラミス級宇宙巡洋艦は、70年代軍備増強計画に基づいて開発・建造された地球連邦軍の巡洋艦です。

マゼラン級宇宙戦艦とあわせて運用する事を想定された本級は、地球連邦軍が1年戦争以前に想定していた、電子戦主体の戦闘において中核をなす艦艇と開発されています。
火力的には、ジオン公国のムサイ級と同等と言われていますが、ムサイ級に比べて死角は少ないすくないものの、単艦での火力の集中は出来ない設計となっています。

1年戦争緒戦、ミノフスキー粒子によって強み奪われたサラミス級は、その本領を発揮することなく多くのマゼラン級とともに多数が戦没。

その後、失われた宇宙艦隊再建をめざし発動された「ビンソン計画」に従って、再び、建造されたサラミス級には、MSを収納可能な区画が設けられることになりました。

サラミス級には単艦での大気圏突入能力はなく、通称”カプセル”と呼ばれる艦艇下面にリフティングボディ式のシャトルが地球との人員や物資のやりとりを行いました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”マゼラン級宇宙戦艦” style=”fancy”]23.マゼラン

マゼラン級宇宙戦艦は、地球連邦軍の70年代「軍備増強計画案」に従って建造、就役した主力戦艦です。

ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉を動力炉とした連邦軍の最初期の宇宙艦艇で、もとよりMSや艦載機を搭載・運用能力する能力は全くありません。

地球連邦軍が想定した宇宙における艦隊戦がどのようなものであったかを体現した戦艦で、大出力長射程のメガ粒子砲を多数搭載し防衛システムは高度にコンピュータ制御された機銃とミサイルを装備し、いわゆる「ファランクス・システム」を導入しています。

地球連邦軍は、長距離での艦隊同士の打ち合いによって戦闘の雌雄を決するという戦術を根幹に置いていたため、マゼラン級は旧世紀でいうところの”大艦巨砲主義”再来の申し子として誕生したのでした。

1番艦は0070年9月に就役し、1年戦争まで多数の艦艇が建造されました。1年戦争が直後の1週間戦争と呼ばれる時期に各サイドの駐留艦隊に配備された多くのマゼラン級戦艦が戦没します。

その後、緒戦におけるルウム戦役には多数のマゼラン艦艇が参加しますが、ミノフスキー粒子下に置かれ、艦隊数では圧倒的優位だったものの航空兵力においても圧倒的に劣勢だった地球連邦軍宇宙艦隊は、このマゼラン級のみならず、ほとんどの艦艇が本来の性能を発揮することなくジオン軍のMS部隊を前に戦没していきました。

その後、失われた宇宙艦隊再建をめざし発動された「ビンソン計画」に従って、再び、建造されたマゼラン級には、MSを収納可能な区画が設けられることになりました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”サラミス級宇宙巡洋艦後期生産型(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”マゼラン級宇宙戦艦後期生産型(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”コロンブス級補給艦(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”コロンブス改級補給艦(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler]

大型艦船ユニット-ジオン系(宇宙)

[__su_spoiler title=”ムサイ級軽巡洋艦(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”チベ級高速重巡洋艦” style=”fancy”]24.チベ

チベ級高速重巡洋艦は機動性と強固な装甲を持った、公国軍の初期に開発された艦艇です。
正式には「高速重巡洋艦」に分類されますが、ムサイ級との対比から「重巡洋艦」と表記されることが多いです。

本艦の建造計画はパプア級と同時期にはじまり、当初は「戦艦」として位置づけられていました。
1番艦は0070年6月に就航。しかし、この計画時には宇宙艦艇用のミノフスキー・イヨネスコ型反応路が実用化していなかったため効率に優れた熱核ロケット推進を実現することができませんでした。
そのため、チベ級の推進方式は低速の巡航用にはプラズマ・ロケット、高速の戦闘速度を出すためには化学燃料ロケットといった形で両者を使い分ける、ハイブリット(併用)推進方式が採用されています。その後、ミノフスキー・イヨネスコ型反応炉が実用化されると主機関の換装を行います。

武装は、船体前後に3連メガ粒子砲1門ずつ、ミサイル発射管12門、2連装対空砲18門を装備しています。

ムサイ級に比べて火力は集中出来ないものの、武装の死角が少なく安定した火力を発揮できます。

チベ級は本来、戦艦を想定されたという設計の出自から、その後、グワジン級大型戦艦が就航されると、巡洋艦クラスへと変更されました。

1年戦争開戦時には既に、MS運用を想定した艦艇となっており、ムサイ級巡洋艦以上の8機~12機、MS搭載能力を有しています。
1年戦争中、小規模~中規模の艦隊の旗艦として多用され1年戦争全期を通して活躍しました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ムサイ級軽巡洋艦ファルメル(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”チベ級ティベ型高速重巡洋艦(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”パプワ級補給艦(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”軽巡洋艦ヨーツンヘイム(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”グワジン級戦艦【保有制限有】(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler]

大型艦船ユニット-連邦系(空中/宇宙)

[__su_spoiler title=”ペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベース【保有制限有】” style=”fancy”]33.ホワイトベース

ペガサス級強襲揚陸艦 ホワイトベースは地球連邦軍初のMS運用母艦として建造されました。
ホワイトベースは、ペガサス級(ホワイトベース級とする場合もある)の2番艦で、RXシリーズの試作MSを搭載し戦闘に参加しました。

本艦は、地球連邦軍初のMS運用母艦というだけではなく、ミノフスキー・クラフトを導入した初めての艦艇クラスでもあり、単独での大気圏離脱・再突入能力を備えています。
艦体左右前方に張り出す構造物が、MSのカタパルトデッキを兼ねた格納庫となっており、MSが発進の際は、カタパルトの機能により推進力を得ることが可能です。
また、MS運用母艦として設計された本艦ですが、ガンペリーなどの比較的小型の輸送機を格納することも出来る他、コア・ブースターやコア・ファイターなどの運用も可能で、航空機の母艦としても機能します。

ミノフスキー粒子散布下の有視界戦闘に対処すべくブリッジは高い位置に設けられており、船体中央前面には、第2艦橋が設けられています。
船体各部は高度にコンポーネント化されており、大幅な仕様変更でないかぎりは艦の改装は比較的容易に行えるようになっています。

RX計画とV作戦によるMS運用試験艦として、十分に成果を発揮した本艦艇はジオン軍から、その姿から”木馬”と呼ばれました。

また、本艦艇で用いられた双カタパルト方式は、後の連邦軍の多くの主力艦艇にも影響を与え
連邦軍艦艇の集大成ともいわれる、ラー・カイラム級にも採用されています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ペガサス級強襲揚陸艦グレイファントム【保有制限有】(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler]

大型艦船ユニット-ジオン系(宇宙/空中)

[__su_spoiler title=”ザンジバル級機動巡洋艦【保有制限有】(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler]

大型艦船ユニット-連邦系(地上/その他)

[__su_spoiler title=”ビッグトレー級陸戦艇” style=”fancy”]37.ビッグトレー

旧世紀から、夢物語としての”地上大型艦艇”という概念は存在していました。
宇宙世紀になると、熱核反応炉などによる高エネルギー源の実現、装甲素材の発達により、この夢は現実のものとなりました。

ビッグ・トレー級陸戦艇(または陸上戦艦)は、推進方式に大出力の熱核ジェット・エンジンを採用した地球連邦軍の大型陸上兵器です。

本来は、大型揚陸艇として開発された本級ですが、ミノフスキー粒子散布下の通信・観測手段が制限される戦場において、前線司令部の必要性が高まったため改装使用され、内部には師団レベルを指揮可能な充実した司令部機能が設けられました。

通常の通信手段以外にも連絡用艦載機を格納する区画が設けられました。

武装は艦首の大型実弾砲(メガ粒子砲を装備している車輌もあり)をはじめとして、実弾使用の大口径砲を複数搭載していますが、
近距離用の兵装は装備しておらず、兵器としての用途は、中距離・遠距離に対する支援兵装としての設計されています。

本級は、連邦軍のヨーロッパにおける一大反攻作戦「オデッサ作戦」において、レビル大将が座乗した第3軍所属「バターン」をはじめ各方面軍に複数の本艇が投入され司令部と移動要塞としての役割を果たしました。

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大型艦船ユニット-ジオン系(地上/その他)

[__su_spoiler title=”ダブデ(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler]
MSユニット(16/01/05更新)

MSユニット-連邦系

[__su_spoiler title=”ザニー” style=”fancy”]51.ザニー

一週間戦争と続くルウム戦役でジオン公国軍のモビルスーツ“ザク“の脅威を目の当たりにした地球連邦軍は、独自のモビルスーツ開発の必要性を悟って大艦巨砲主義から一転してモビルスーツ開発に着手しました。モビルスーツ開発に関するノウハウが未熟であった地球連邦軍は、ジオニック社から極秘裏に入手したMS-06”ザクⅡ“を改装してRRf-06”ザニー“を完成させました。そのため、機体形状の各部からその名残を見て取ることができます。

 

ザニーは地球連邦軍にとって未知の技術を使用して開発した機体であり、故障や作動不良が頻発しており、信頼性に欠けるため兵器としてはあまり優秀とは言えません。しかしながら、試験機体としては非常に重要な役割を果たしており、地球連邦軍のモビルスーツ開発の黎明期においてデータ収集に大きく貢献しました。例えば、ザニーが装備していた頭部60mmバルカンや120mm低反動キャノンは、後の地球連邦軍製モビルスーツの武装のベースとなりました。また、兵器としては未熟であっても、少数ではありますが貴重な初期パイロットの育成に役立ちました。

 

地球連邦軍がたった数ヶ月で独自のモビルスーツ開発に成功したのも、このザニーの存在が大きく影響していると言えます。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”GM” style=”fancy”]52.GM

RGM-79”ジム”は、地球連邦軍試作モビルスーツRX-78“ガンダム”の量産モデルです。

U.C.0079、ジオン公国軍が実戦に投入した新兵器“モビルスーツ”の威力を目の当たりにした地球連邦軍は、対抗策としてモビルスーツ開発計画“RX計画”を発動しました。この計画で開発された試作モビルスーツの内の一機、ガンダムは様々な面において従来の機体を超える高い性能を有していました。ガンダムの開発後、地球連邦軍も量産型モビルスーツの開発に着手し、その際にはガンダムが基本形とされました。その結果、ガンダムの持っていた特徴を多く受け継いだ地球連邦軍初の量産型モビルスーツ“ジム”が開発されました。

ジムはガンダムに比べてジェネレーター出力や装甲強度で劣りますが、生産にかかるコストが大幅に低下しています(一説には1/20ほどになった)。武装面では、ジェネレーター出力が低下しているため高出力のメガ粒子ビーム兵器の使用は難しく、主兵装がビームライフルからビームスプレーガンに変更され、ビームサーベルの本数は2本から1本に減らされています。装甲材は高価なルナチタニウム合金から比較的精製しやすく安価なチタン合金に変更されました。

また、ジムにはガンダムの教育型コンピューターのデータが移植されていたため、操縦に不慣れなパイロットでもジオン公国軍のベテランパイロットと互角に戦うことができました。

ジムという機体の特徴としてジムスナイパーカスタムやアクアジムなど、多くのバリエーション機体が存在することが挙げられます。一年戦争の際には様々な仕様のジムが量産され、それぞれのコンセプトに従って運用されました。

一年戦争の後には、ジムⅡ、ジムⅢ、ジェガン、ジャベリンなどのジムの血統を継ぐ機体が誕生し、長く活躍し続けました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”量産型ガンタンク” style=”fancy”]53.量産型ガンタンク

量産型ガンタンクは一年戦争中に連邦軍により開発されたMSです。
ガンタンクの量産化モデルとして設計され、コアブロック機構を廃止する等の改修が行われた本モデルは、試作型ガンタンクに較べ量産性とコストパフォーマンスにおいて優れていますが、その代償として防御力は大幅に弱体化し、生存性は低下しています。
武装面ではガンタンクと同様に120mm低反動キャノン砲とポップミサイルランチャーを搭載し、主に支援砲撃兵器として運用されました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジム・スナイパー(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”装甲強化型ジム” style=”fancy”]55.装甲強化型ジム

装甲強化型ジムは、RGM-79 ジムのバリエーション機体の一です。
木々などが生えていない見通しのよい乾燥地帯では被弾率が高く、直撃弾からパイロットを守ることのできる強力な装甲と各関節に防塵処理を施したMSの需要が高まったため制作されました。
被弾率の上がる上半身部分へのリアクティブ・アーマーを用いた装甲強化が施し防御力を向上させ、重量が増加したことによる機動性低下を補うため新型推進システムを脚部に設け、ホバー機動を実現し重装甲ながら高速移動が可能となりました。
先行試作された数機が主にアフリカ・中東方面に配備されました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”陸戦型ジム” style=”fancy”]56.陸戦型ジム

RX-78 ガンダムの余剰(規格落ち)パーツを再利用して製造された陸戦型ガンダム
の生産ラインを利用して作られたジムが、この陸戦型ジムです。
陸戦型ジムが開発された時期は、ジオン軍が地球上において最大の勢力を保持していた頃です。
戦線は膠着状態となっており、特に地球連邦陸軍(E.F.G.F.)は連邦軍製MSの登場を心待ちにしていました。
このような状況の中、陸軍はRGM-79と異なる独自仕様の陸戦型ジムを開発します。
RGM-79が宇宙空間と重力化という2つの環境を想定した開発の必要に迫られたのに対して
陸戦型ジムは、ひとまず重力化においてのみ機能を発揮させればよかったのです。

宇宙空間における姿勢制御システムやスラスターの開発・試験を省くことが出来たため、RGM-79よりも早く実戦への投入がはじまりました。

こうして、造られた陸戦型ジムは少数ながら東南アジア、北米戦線などに投入され、MSを主力としていたジオン公国軍の勢力拡大を食い止める貴重な戦力となりました。
またオデッサ作戦にも投入された本機は、連邦陸軍反撃の尖兵として活躍することになりました。

しかし、陸戦型ジムは、その出自ゆえ、連邦軍全体の軍整備計画から外れた存在でもありました。
そのため直接の後継機は開発されることなく、正規のRGM-79が配備されるにつれてその役割を終え、順次退役していきました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”陸戦型ガンダム【保有制限有】” style=”fancy”]57.陸戦型ガンダム

V作戦の発動後、連邦軍のMS開発・配備構想はRGM-79ジムを量産ラインに乗せることを最終目的として進められました。
プロトガンダムのロールアウトからジムのロールアウトまでの間にジオン軍の攻勢に対抗する必要があった連邦軍は、より汎用的で量産性に優れた陸戦型MSの開発に着手します。

こうした経緯で開発された本機種はガンダムと銘打たれていますが、RX-78とは設計・運用思想が異なり、故に外見も大幅に異なります。
宇宙戦を前提して開発されたコストを度外視したテスト機の側面が強いガンダムに対して、RX-79は重力下の戦場における量産性・整備可能性を前提として設計されたため、装甲等に直角パーツが大半を占め直線的な印象を与えるデザインであり、整備用ハッチ、サーチライト、乗降用リフトが増設され、またコアブロック・システムは廃止されています。組み立てには陸戦型ガンダム向けに製造された専用パーツに加えて、従来のガンダムの製造過程で出た膨大な規格落ち部品を流用して作られています。このような廉価版ガンダムの側面があるとはいえ、全体としてジオンの主力MSを大きく上回る高性能機です。
武装はビームライフル、180mmキャノン、100mmマシンガン、ロケットランチャー、ビームサーベル等、想定されるあらゆる戦場に対応した汎用的な装備となっています。

史実においてはイーサン・ライヤー大佐麾下の東南アジア方面軍に20機が配備され戦闘に従事しました。アプサラス捕獲作戦に参加したコジマ大隊第08MS小隊機も著名です。
運用面では、連邦軍の苦しい補給事情ゆえに現地では保守用パーツが充分に行き渡らず、シロー・アマダ少尉乗機の改修版であるEz8に代表される、陸戦型ジム等のジャンク部品を流用した改修が見られました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”アクア・ジム” style=”fancy”]

1年戦争を通して、連邦軍の海での戦いは苦戦の連続でした。59.アクア・ジム
開戦当初の連邦軍においては、宇宙軍を除く三軍の中では、兵の練度、兵器において一番充実していたのは海軍でした。
しかし、ブリティッシュ作戦による、コロニーの落下による爆風や大規模な津波によって、太平洋に展開していた連邦軍の多くの艦隊と海軍基地が壊滅。
ジオン軍による第二次降下作戦では、キャリフォルニアベース制圧の折に新型の潜水艦クラスを無傷のまま拿捕されてしまいました。
残存戦力を終結し、反撃を試みた、ミッドウェー海戦ではジオン軍の潜水艦隊と本格的に投入された水中用MSの前に敗北します。
水中専用のMSがジオン軍では数多く開発された一方で、連邦軍には水中用のMSはありませんでした。

そんな状況の中開発が進められたアクア・ジムは、ジムをベースにランドセルをハイドロジェットユニットに交換、肩部や脚部に水中用推進機を増設した水中用の機体です。

当初は、ジオン公国軍の水陸両用モビルスーツを仮想敵としていましたが、水中という非常に特殊な環境に適用させることは、優れた拡張性を持つジムでも難しく専用機として開発されたジオン公国軍の水陸両用機に対抗出来る機体とはなりえませんでした。

そのため、それらと直接戦闘するのではなく、対艦ミサイルや魚雷といった対艦装備を充実させ、母艦をモビルスーツごと撃破を狙う戦術へと変更されました。

戦争後期に連邦軍が地球上での反撃を開始すると、連邦軍は制空権を確保し、新型ではありませんでしたがヒマラヤ級航空母艦と対潜哨戒機ドン・エスカルゴを中心とする対潜機動部隊を編成、本機もこれらの兵器と連携することで、一対一での能力には劣ったものの、充実した戦力と連携攻撃でジオン軍の独壇場であった水中での覇権を脅かしていきました。

1年戦争後、連邦軍は水中用MSを積極的に開発することはせず、水中MSは、旧ジオン公国軍の水中用MSを用いるか、本機を使用し続けました。
本機は、辺境地域などでは、開発から20年以上が経過しても使用され続けていました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”水中型ガンダム” style=”fancy”]60.水中型ガンダム

水中型ガンダムは、別名ガンダイバーと呼ばれています。熟練パイロットに性能不足を指摘されていたアクア・ジムをエースパイロット用に再設計し、チューニングを施した機体となってます。
型式番号からも分かる様に本来はジム系に分類されますが、頭部アンテナ形状やビーム・ライフルなどの装備から「水中型ガンダム」と呼ばれています。
武装には陸上よりも収束率を高められている水中用偏光ビーム・ライフルや、先端に爆薬を内蔵し、敵の装甲を貫通後に爆発するハープーン・ガン背中に装備されている魚雷など、水中戦を意識して製作された専用装備を持っており、ジオン公国軍の水陸両用MSと対等の戦闘性能を有していました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジムスループ(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”デザート・ジム” style=”fancy”]62.デザート・ジム

デザート・ジムは、ジム強化プランの1つとして、砂漠地帯での運用を目指しジム寒冷地仕様と同時期に開発されたジムの改修機です。
ジムの配備は戦線の維持に一定の成果を見せ始めていましが局地戦における歴然としたパイロットの実力差は埋まらず、パイロット養成は急務の課題であり局地戦への対応策が切望されていました。
砂漠地帯への対応策として、各部関節や吸気口に防塵処理が施されるとともに、遮蔽物の少ない砂漠地帯において機動性を損なう重装甲化ではなく、装甲自体を改変する画期的なプランが提案されました。
装甲板内部に仕込まれた炸薬が着弾時に外側に向かい爆発することで機体自体の損傷を軽減するリアクティブ・アーマーは生還率を上昇させ戦闘データの回収に一定の成果をもたらすこととなりました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジム・ライトアーマー” style=”fancy”]63.ジム・ライトアーマー

戦車、飛行機など、兵器の機械化が急速に広まったのは、旧世紀の第一次世界大戦の頃でした。
この頃から、機動兵器の装甲をどのように設計するかは、機体の性格や構成に大きく影響を与えるものとして認知されはじめました。
高度に機械化された人型機動兵器である、モビルスーツももちろんこの装甲に関する議論の例外ではありません。
重装甲化すれば、機体重量も増え、機動性が低下し被弾の確率は上がりますが、被弾時のダメージを軽減することが出来ます。
逆に装甲を簡略化すれば、被弾の際のダメージは深刻ですが、軽量化により機動性は向上し、被弾率自体は下げることができます。
本機は、装甲に関して後者の方法論をとった機体です。
通常のジムが持つ足首や肩部の装甲を撤去し、さらに各部の装甲も薄くすることで軽量化を進め高い機動性を確保することを可能としました。

この軽装甲化の背景には、モビルスーツ同士の戦闘におけるビーム兵器の登場を予見しているといえます。
当時、エネルギーCAPの小型化が進み、モビルスーツがビーム兵器を搭載することが可能となってきていました。
ビーム兵器の前では、当時のどんな重装甲のMSでも一撃で致命的なダメージを受けてしまうことが少なくありませんでした。

つまり、ビーム兵器を装備したモビルスーツ同士の戦闘において装甲の意義は薄れつつありました。
本機はその観点から装甲を省略し、機動性を持って攻撃そのものを受けないようにするという思想に基づいて開発されています。

装備武装についてもこの思想を顕著に表しており、主兵装にはGMの標準的なビーム・スプレーガンに代わり、
発射弾が減ったものの、ガンダムの装備に準じた威力の高いビーム・ライフルを装備する場合も少なくありませんでした。
さらに格闘用武器としては、通常のジムよりも高出力で扱いやすいビーム・サーベルを装備しています。

高い機動性と強力な武装を装備した本機は一撃離脱戦法な可能となりました。
しかし、この機体スペックを最大限生かすためにはパイロットの高い技量と熟練を必要としたため、GMのように量産はされることなく、一部の選ばれたパイロットへ支給されるのみに留まりました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジム・コマンド(地上戦仕様)” style=”fancy”]65.ジム・コマンド(地上仕様)

後期生産型ジムと呼称される機体の中で代表的なモデルといえば、ジム・コマンド(地上戦仕様/宇宙戦仕様)が挙げられます。

ジムの大量生産が本格的に行われていた0079年.11月下旬、連邦軍は急速に地上での勢力を盛り返し、ジオン公国軍の部隊壊滅と地球からと撤退が相次いだため、主戦場は、地球から宇宙へと移りつつありました。

しかし、地球上に残存するジオン軍もあり、宇宙に出ても、コロニー内での戦闘は発生する可能性は残っていました。
ジム・コマンド(地上戦仕様)は、そのような戦況の中で生み出された機体です。

コロニー戦・地上戦を想定された、このG型(地上戦仕様)は、主武装に、90ミリ口径のマシンガンを採用しています。
ビーム兵器を装備していないのは、コロニー内部で戦闘は、隔壁を破壊してしまう可能性があり、地上での運用でも大気の影響でビーム兵器は威力減衰を受けるためです。

90ミリ口径のマシンガンは、ブルパップタイプを採用しており、このタイプは、グリップより後部機関部を持つことにより、通常タイプより銃の長さは短くなり
コロニー内部の狭いドッグや通路などでも使い勝手の良い武装となっています。
ザクマシンガンよりも初速や連射速度で優れる、このブルパップマシンガンは対MS用の兵器としても有効打となりえました。

11月中旬以降に戦線に投入され始めた本機は、サイド6等でのコロニー内戦闘の他、アフリカ掃討作戦などに参加しています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジム・コマンド(宇宙戦仕様)(準備中)” style=”fancy”]66.ジム・コマンド(宇宙仕様)

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジム・キャノン” style=”fancy”]

RGM-79ジムの製造が開始された約1ヶ月後のUC.0079年11月7日、連邦軍によるオデッサ作戦が行われました。
このオデッサ作戦には、MSは本格的に導入されることはありませんでしたが
この作戦を皮切りに、膠着状態だった各方面で連邦軍の反転攻勢が始まりました。
このオデッサ作戦後の地球連邦軍の地球での進撃速度は、MSを中心としたジオン軍の地球侵攻作戦を超える進撃速度を見せました。

要因としては、ジオン軍の補給線・戦線が兵力や物資に比べて延びきっていたことや、連邦軍の物量、MSの本格投入によるものもありましたが、この快進撃を支えたのは後方から前線を支えた支援部隊の存在もありました。

RGC-80 ジム・キャノンは、その後方支援の火力支援というポジションを任せられるために開発されたジム・バリエーションの1種です。

最大の特徴は右肩に装備された360mmロケット砲です。
ロケット弾は弾速が遅く、誘導性ももたないため動きの早いモビルスーツなどを直接狙うことは困難です。
RX-77ガンキャノンがキャノン砲を備えて、弾速を確保し、スプレーミサイルランチャー装備など装備や弾種を変更することで、モビルスーツや戦闘車両・構造物など全てに対応しようとしていたのとは対照的な装備となっています。

連邦軍が想定していた本機の運用方法はガンキャノンに比べて限定的で、通常は、GMなどの前線で戦闘出来る部隊に前衛を任せ、拠点や構造物(固定物)、敵防衛ラインに対して、集団で砲撃を行う砲兵の役割でした。
そのため、1機当たりのコスト単価が上昇する対目的用装備や弾種はオミットされました。

しかし、旧来の砲兵であるロケット砲車両などでは、移動不可能だった場所を進撃出来るようになり、
場合によっては前線のMSとともに近接戦闘を行えるようビームスプレーガンやバルカン砲を装備することも出来るようになった本機はMSの走破性、汎用性と、砲兵としての砲撃能力を同時に得ることに成功した兵器となりました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”量産型ガンキャノン” style=”fancy”]68.量産型ガンキャノン

一年戦争後期、11月17日に実施されたオデッサ作戦における勝利の後、開戦当初から一転して優勢に回った地球連邦軍は、反転攻勢の後押しとしてモビルスーツの本格的な配備・運用を推し進めました。その際に、前衛を担当の部隊を掩護する中距離火力支援用モビルスーツとして開発された機種がいくつか存在します。

 

RX-77“ガンキャノン”の量産型に位置するRX-77Dはその内のひとつで、“量産型ガンキャノン”や“ガンキャノン量産検討機”等の呼び名があります。ガンキャノンからの主な変更点はコア・ブロック・システムの廃止や装甲材の変更、姿勢制御スラスターの増設等で、機体の生産にかかる費用の低コスト化と共にガンキャノンに見られた欠点の克服が図られています。また、240mmキャノンを収納式にしたことで近接戦闘への適性が向上しており、より機体の汎用性が向上しています。

 

量産を前提に開発された本機ですが、生産性の良さでは従来の生産ラインを流用できるRGC-80“ジム・キャノン”に劣っているということに加え、地球連邦軍の火力支援用モビルスーツを砲戦に特化させた運用をしたいという意向があって、量産配備は見送られました。最終的に少数の機体だけが生産され、サイド6のスカーレット隊などに配備されました。また、本機はリド・ウォルフやマスター・P・レイヤーをはじめとするエースパイロットが搭乗した機体としても有名です。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジム寒冷地仕様” style=”fancy”]64.GM(寒冷地仕様)

RGM-79Dジム寒冷地仕様は、その名の通り、寒冷地に対応するために生産されたジムシリーズの1種類です。

北極の連邦軍基地など、地球上の緯度の高い寒冷地へと配備されました。
間接の凍結対策や危機の結露対策を施し、極地での運用に適した仕様となっています。
武装に関しては、本機だけではありませんが、大気中でのビーム兵器の威力減衰を考慮し、より確実性の高い実弾のマシンガンを採用しています。
この本機の専用マシンガンの銃身下部には、グレネードランチャーが装着可能となっています。
また、頭部やランドセルの形から見てとれる通り、ルナツーモデルと呼ばれる中でも初期型のモデルをベースにしています。
これは、RX-78が寒冷地での戦闘を経験していなかったため、寒冷地におけるモビルスーツの実働データの収集を連邦軍が必要としていたため、特に早期に開発・生産されることとなったことの表れです。

本機は、性能的にも問題なく1年戦争後も継続して使用され続けました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ガンタンク【保有制限有】” style=”fancy”]69.ガンタンク

RX-75ガンタンクは、連邦軍が開発した初のMSです。

ジオン公国の新兵器であるMSへの対抗のため、連邦軍はRX計画とそれに続くV作戦により、MSの独自開発を行いました。その最初の機種がこのガンタンクです。
同時期に開発されたRTX-44戦車をベースとしているため、上半身は人間型であり、脚部に一般的なMSと異なりキャタピラ機構を持つのが特徴です。肩部の120mm低反動キャノン砲と両腕の40mm4連装ボップミサイルランチャー各2門はジオンMSの大半を直撃ならば一撃で大破させる威力を誇り、ルナチタニウム合金製の装甲とコアブロック・システムにより高い防御力を誇ります。反面、近接戦に対応した装備を持たず、死角が多いため接近戦においては脆弱です。また、動力であるキャタピラ機構は2足歩行に比べ安定していますが、機動性を犠牲にしています。
他の動力機構としては移動用として底部バーニアとスラスターを装備し、機動力に問題はありますが宇宙戦にも対応しています。操縦方式は操縦手と砲手の2名が搭乗する複座式です(アニメ版ではのちに単座式に改修)

宇宙世紀0079年9月18日、サイド7でのテスト中にシャア少佐のジオン軍部隊に襲撃され、1機を残してテスト機は破壊されます。生存機はホワイトベース隊所属となりリュウ・ホセイとハヤト・コバヤシが搭乗し、オデッサ、ジャブロー、ソロモン、ア・バオア・クー等主な戦場を転戦し活躍しました。その後母艦ホワイトベースと共にホワイトベース及び他のMS同様、ア・バオア・クーの戦いで大破・放棄されています。
本タイプの他にガンタンクII、量産型ガンタンク等の派生バージョンが少数開発・配備されているのの、連邦軍のMS開発運用計画の遷移により、本機種の系統は目立った開発が行われず、遠距離支援機としての主力の座はジム・キャノンやボールといった量産機に譲る結果となっています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ガンキャノン【保有制限有】” style=”fancy”]70.ガンキャノン

連邦軍によるMS開発計画であるV作戦の発動により、ホワイトベース及び3種類のMSの開発・運用試験が開始されました。最初に開発されたRX計画機であるガンタンクに続き、RXM-1と鹵獲機であるザクのデータを応用し二足歩行型MSとして開発されたのがこのRX-77-2ガンキャノンです。

V作戦で開発された近接戦用のガンダム、遠距離支援用のガンタンク、そして中距離射撃戦用のガンキャノンという運用構想のもと開発された本機種は、両肩の240mm低反動キャノン砲2門とビームライフルを主兵装とし、ビームサーベル等の近接戦闘用装備は省かれています。防御面ではルナ・チタニウム合金製の重装甲及びコアブロック・システムを採用しており同時期のジオンのMSに比べ非常に高性能です。派生機としてガンキャノン重装型、量産型ガンキャノン等が開発されています。共通点として、おしなべて機体強度が高く、機動性にやや劣るという特徴が挙げられます。

連邦軍による開発完了後、試作機のRX-77-1がジャブローで完成し、次いで6機のRX-77-2が同地で完成後、うち3機が投入されたサイド7で運用テスト中の宇宙世紀0079年9月18日にシャア少佐率いるジオン公国軍強襲部隊の襲撃に遭い、3機のうち2機が破壊され、1機がホワイトベース隊のカイ・シデンの乗機として一年戦争を戦っています。他にも生産された少数が地上・宇宙の連邦軍戦線に配備され、ジャブロー防衛戦等で運用されました。前述の量産型モデルも開発されていますが、中距離支援機としてはガンタンクと同様、高コストのガンキャノンに代わりジムとの互換性がありコストパフォーマンスと量産性に優れたジム・キャノンが量産され連邦軍の主力となりました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”プロトタイプガンダム【保有制限有】” style=”fancy”]71.プロトタイプガンダム01

プロトタイプガンダムはRX-78-2ガンダムの1番機、あるいは同仕様の機体群(RX-78-1)を表す名称です。
実験機でありRX-78-2と前腕部・脚部・「鼻」に相当するパーツのデザインに若干の違いが見られ、コアブロック・システムも未採用となっています。

連邦軍により合計8機が生産され、サイド7に搬入された2機がRX-78-2への換装を受け、実戦テストが行われました。その後ジオン軍部隊の襲撃により1機は破壊され、生存した1機がアムロ・レイの乗機となりホワイトベース隊と共に一年戦争を戦っています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ピクシー【保有制限有】” style=”fancy”]72.ピクシー

RX-78XX“ピクシー”は地球連邦陸軍が開発した陸戦用モビルスーツです。頭部の形状がガンダムタイプであることから、ガンダム・ピクシーと呼ばれることもあります。

ピクシーはRX-78“ガンダム”を基本にしつつ陸戦を主眼に置いた設計がされており、より地球重力下での白兵戦に適した機体になっています。地上でより早く動くために軽量化がなされ、宇宙空間用の装備やコアブロックシステムが廃止されています。機体各部にはアポジモーターが増設されており、地上での瞬発力はガンダムさえ上回ります。U.C.0079の時点では地球重力下で最速のモビルスーツと言われています。また、ビームステルスコートという装備が施されていますが、その効果など詳細は不明です。

ピクシーは全てで3機生産されており、それぞれ異なる近接兵器を装備していますが、現在明らかになっているのは2号機のビームダガーのみです。ビームダガーは二刀同時に使用します。

主兵装は90mmサブマシンガンであり、頭部にはガンダムと同じ60mm頭部バルカンを備えています。

3機生産されたピクシーの内、実戦記録が明らかになっているのは2号機のみで、アルバトロス輸送中隊の護衛小隊隊長ボルク・クライ大尉が搭乗してジオン公国軍のウルフ・ガー隊と交戦しました。また、詳細は明らかではありませんが、他にもピクシーが実戦で運用されたという情報がいくつかあります。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ブルーディスティニー・1号機【保有制限有】” style=”fancy”]73.BD-1

かつて、サイド3の自治政府を率いてスペースノイドの自治独立を目指した活動家、ジオン・ズム・ダイクンは自らの唱えたジオニズムの中で、宇宙空間により適応して認識力を拡大した新人類の誕生を予言しました。彼らはニュータイプと呼称され、スペースノイドの抱く希望の拠り所となりました。しかしながら、ジオン・ズム・ダイクンの死と、続くザビ家の台頭によりムンゾ共和国はジオン公国へと名前を変え、ジオニズムはより選民思想の色濃い過激な思想へと変化していきました。希望の象徴であったはずのニュータイプも軍事利用を目的とした研究の的となりました。

そうしてフラナガン博士を所長としてサイド6の1コロニーに設立されたのが、世界初のニュータイプ研究機関、フラナガン機関です。フラナガン機関では、戦場において特殊な能力を発揮する人々、例えば驚異的なまでに高い確率で弾丸(メガ粒子ビームを含む)を回避するような人々をニュータイプと定義しました。ジオン・ズム・ダイクンが本来提唱したニュータイプとは多少ニュアンスの異なる所もありますが、一年戦争以後の宇宙世紀世界ではニュータイプの概念は、フラナガン機関の定義したものに近い認識となっていきました。本文でもこれに倣い、以降はニュータイプの概念はフラナガン機関寄りの意味で使用します。

フラナガン機関の研究員であったクルスト・モーゼス博士は、ニュータイプの持つ高い戦闘力を兵士のアシストシステムに組み込み、ジオン公国軍の戦力の底上げを図りました。しかし、ニュータイプの持つ異常なまでに高い能力を目の当たりにしたモーゼス博士は、ニュータイプに対して脅迫的な恐怖を抱くようになります。やがて、モーゼス博士は研究内容を変更し、ニュータイプによる現行人類、つまりオールドタイプの破滅を防ぐべく、対ニュータイプシステムの開発に取りかかりました。

あるとき、対ニュータイプシステムのテスト中に起きた事故によって、被験者であったニュータイプの少女、マリオン・ウェルチが意識不明となりました。この際、対ニュータイプシステムにマリオン・ウェルチの精神波パターンがコピーされ、システム的にニュータイプ能力を再現できるようになります。これによって対ニュータイプシステムは完成し、モーゼス博士はこのシステムをEXAMシステム、つまりニュータイプに裁き(examination)を与えるシステムと名付けました。

EXAMシステムはモビルスーツのオペレーティングシステム(OS)の一種で、人間が放つ脳波を感知することができます。多数の脳波が重なり合う戦場においては、EXAMシステムはその中でも殺気を選り分け、パイロットに伝えます。これによってパイロットは敵の行動をある程度予知することが可能になります。つまり、ニュータイプのように高確率で弾丸を避け、敵に攻撃を命中させられるようになるということです。また、システム発動の際には、機体にかかっているセーフティが停止し、機体の稼働限界に達する動きが可能になります。しかしながら、関節を初めとする機体の各部に負荷がかかり過ぎてオーバーヒートを起こす危険性があり、パイロットの体にも大きな負担が及びます。また、パイロットが被る代償は精神にも及び、強烈な殲滅衝動を覚え、直接面識が無い場合でもマリオン・ウェルチの救済欲求を抱き、時にはその幻覚さえも見ます。故に、EXAMシステムを使いこなすには強靭な精神力を必要とします。パイロットがシステムに呑み込まれた場合には、モビルスーツはまるで、それ自身の意志で動くようになり、パイロットの安全よりもEXAMシステムの保全を優先します。

時に、EXAMシステムはパイロットやオペレーターが意図せずとも発動することがあります。それは、システムがニュータイプの存在を感知した時で、システムはパイロットの操縦を離れてでもニュータイプの殲滅を優先します。先述の通り、パイロットがシステムを上回る強靭な精神力を有していれば、操縦の主導権を保持することも不可能ではありません。このシステムの暴走は、ニュータイプを畏怖するモーゼス博士の意図によるものですが、EXAMシステムが瞬間的に多くの人間の死を感知した場合や、EXAMシステム搭載機同士が対面した場合には、本来の仕様ではなく純粋にシステムが暴走します。

EXAMシステムは、手始めに当時のジオン公国軍では唯一システムの動作に耐えうるモビルスーツ、MS-08TX´イフリート´を改造したMS-08TX´イフリート改´に搭載されました。しかしながら、イフリート改ではEXAMシステムの要求する動きを完全に再現することはできず、モーゼス博士はより高性能なモビルスーツを求めて地球連邦に亡命しました。地球連邦はこの亡命を受け入れ、モーゼス博士にRGM-79(G)´陸戦型ジム´を提供しましたが、性能が不十分であり、更に高性能なRX-79(G)´陸戦型ガンダム´が追加提供されました。このような経緯で地球連邦軍において開発されたEXAMシステム搭載機群には、´ブルーディスティニー´という名前が与えられ、3号機を除くブルーディスティニーの機体色は、その名前の通りブルーでした。何故ブルーかというと一説には、かつて、マリオン・ウェルチがモーゼス博士に宇宙が蒼く見えると語ったことから、ニュータイプに対する迷彩効果を狙ったためであるという話や、単にモーゼス博士の趣味であるという話があります。

地球連邦軍内で最初のEXAMシステム搭載型モビルスーツ、RX-79BD-1、通称´ブルーディスティニー一号機´は、研究素体が急遽変更された経緯から、陸戦型ガンダムの体に陸戦型ジムの頭部を備えています。というのも、EXAMシステムは特殊なシステムであるため、調整が難しく簡単に陸戦型ガンダムの頭部に載せ変えることができなかった、という理由があります。また、EXAMシステム起動時には、元々緑色である頭部カメラがメイン・サブ共に赤く発光するようになります。

ブルーディスティニー一号機は、よりEXAMシステムとの親和性を深めるため、各種の性能強化が施されています。ジェネレータ出力の強化に加え、試験的にマグネット・コーティングを施したことで応答性が大幅に上昇しています。また、脚部の改造により、ホバー走行が可能であり、地上においてかなりの高機動性を誇ります。武装面では、陸戦型ジムの頭部バルカン砲や、100mmマシンガンやビームライフル、ビームサーベルなどの陸戦型ガンダムの装備に加え、胸部バルカン砲を二門に増設、更に腹部ミサイルランチャーを二門新たに装備し、EXAMシステムをより活かすための高火力化が図られています。

ブルーディスティニー一号機は、地球連邦軍のEXAMシステムの運用経験不足もあり、かなり不安定な機体でした。地球連邦軍がジオン公国軍のとある地上前線基地へと進攻した際には、EXAMシステムが実戦テスト中に暴走し、ブルーディスティニー一号機は敵軍のみならず付近の 友軍への攻撃を開始しました。ブルーディスティニーは多数の友軍モビルスーツを撃破した後、第十一独立機械化混成部隊のユウ・カジマ少尉(当時)らの手によって後退に追い込まれました。その後、紆余曲折の末、同機はユウ・カジマ少尉の乗機となり、キャリフォルニア・ベース周辺のジオン公国軍ミサイル基地を単騎で全滅させるなど、その驚異的な戦闘力を存分に発揮して多大な戦果を挙げました。最終的には、キャリフォルニア・ベース攻略戦の際にジオン公国軍のEXAMシステム搭載型MSイフリート改と交戦し、これを退けた末にEXAMが搭載されている頭部を破損し、実質的に戦闘不能になりました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ブルーディスティニー・3号機【保有制限有】” style=”fancy”]74.BD-3

RX-79BD-3“ブルーデスティニー3号機(BD-3)”は、陸戦型ガンダムを基に開発されたEXAMシステム搭載型モビルスーツです。本来は1号機と2号機のパーツ取り用の機体でしたが、2号機がジオン公国軍によって強奪されたため急遽、追撃部隊のユウ・カジマに支給されました。本機は数度の地上戦闘を経験した後、バックパックや脚部バーニアが宇宙空間用のものに換装されました。機体色は基になった陸戦型ガンダムと同じホワイトとダークグレーが基本になっています。3号機だけブルーに塗装されなかった理由は常時稼働の前にEXAMシステムの開発者であるクルスト・モーゼス博士が死亡したためです。

本機は、サイド5にあるジオン公国軍のEXAM実験施設コロニーの調査に派遣された際に2号機と交戦し大破しましたが、パイロットであるユウ・カジマは無事に生還しました。

武装は胸部ミサイルランチャーと100mmマシンガン、ビームライフルに加え、ビームサーベルを2本装備しています。また、シールドはジム・コマンド系のモビルスーツが装備している曲面シールドやRX-78と同型のもののカスタムタイプを使用します。なお、本機の使用したビームライフルは陸戦型ガンダムのXBR-M-79Eの改装型で、本格的な量産を意識したタイプのビームライフルでした。

この機体に搭載されたEXAMシステムはニュータイプ殲滅用に作られた特殊なシステムです。開発者であるクルスト・モーゼス博士は従来の人類、つまりオールドタイプがニュータイプによって駆逐されてしまうのではないかという強迫観念を抱いており、ニュータイプに対抗するべくEXAMシステムの開発を進めていました。そして、開発過程で行ったテスト中にニュータイプの少女“マリオン・ウェルチ”が意識不明になるという事故が起きました。この際、マリオンの精神波がコピーされ、EXAMシステムが完成しました。

EXAMシステムはシステムがニュータイプの脳波を感知すると起動しますが、パイロットが制御しきれない場合には機体がシステムによって自動で稼働する暴走状態になります。この際、パイロットの安全はシステムによって完全に無視されます。システムが多くの人間の死と殺気を感知した場合でもシステムは起動します。こちらは博士の意図した起動条件ではありませんでした。また、EXAMシステム搭載機同士が出会った際にはシステムがお互いをニュータイプと誤認して起動します。

EXAMシステムは人間が発する殺気を感知することができ、その恩恵を受けたパイロットは敵の居場所を直感的に特定し、攻撃を超人的な反応速度で回避することができるようになります。つまり、EXAMシステムはソフトウェア的にパイロットにニュータイプ並の戦闘能力を与えます。しかし、システムの干渉によってパイロットはマリオンの幻覚を見たり、強い殲滅衝動を覚えたりするなど精神に何かしらの影響を受けます。

ブルーデスティニー3号機はEXAMシステムが起動するとカメラ部分の色が赤に変化し、システムによって機体の可動限界を超える機動をとれるようになります。そのため、機体各部に大きな負荷がかかりオーバーヒート直前の危険な状態になります。1号機と3号機にはシステムの可動時間を抑えるリミッターがかかっていますが、2号機にはなく暴走を防げないためパイロットに大変な危険が及びます。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジム・ストライカー” style=”fancy”]75.ジムストライカー

RGM-79FP“ジムストライカー”はRGM-79C“ジム改”を接近戦用に特化させた試作モビルスーツです。本機はウェラブル・アーマーという装甲自体が炸裂して衝撃を外部に逃がす特殊な増加装甲を標準装備しており、ザクのハイパーライフル程度ではビクともしないほど堅牢な防御力を誇ります。しかし、代償として機体重量が大幅に増加してしまうため、大型のバックパックを装備し、脚部スラスターを増設することで機動性の向上が図られています。

本機の武装は機体コンセプトに沿って、接近戦用の特殊なものが用意されています。まず、本機の主兵装となるツイン・ビーム・スピアはその名の通り槍状の武装で、接近戦において絶大な威力を発揮します。長い棒の先にビームサーベルが2本ずらして装着されているという特異な形状を持ち、ビームサーベル装着部が変形することでふたつのモードを切り替えることができます。まず、ひとつがビームサーベルを棒の先端に向かって展開して長いリーチからの突きに特化したロッドモードで、もうひとつがビームサーベルを棒に対して垂直に展開することで薙ぎ払うことに特化したサイズモードです。ツイン・ビーム・スピアの他には、100mmマシンガンと60mm頭部バルカン砲を装備していました。また、本機はシールドも特殊な仕様で、先端部が伸縮可能で敵機を打突して攻撃するスパイクシールドと、先端部のクローアームが展開して敵機を捕縛するグラップルシールドが用意されていました。

本機はエースパイロット向けに少数が量産され、有名なところでは地球連邦軍教導部隊“ネメシス”のユージ・アルカナが搭乗しました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジム・ナイトシーカー【保有制限有】” style=”fancy”]76.ナイトシーカー

RGM-79V“ジムナイトシーカー”は空挺奇襲作戦の実行を念頭に置いて開発されたRGM-79”ジム”のバリエーション機体です。一年戦争の末期、開戦当初から一転して優勢に立った地球連邦軍はジオン公国軍から失地回復をする必要に迫られました。そんな状況で提案されたのがモビルスーツを敵拠点などへ空挺降下させることによる奇襲です。

通常仕様のRGM-79が12機ほど本仕様に改修され、特殊部隊の熟練パイロット達に配備されました。また、頭部ゴーグルセンサー部にマスク状の装甲が追加されており、本機が特殊作戦機だということを意識させる見た目になっています。

本機は、高高度を飛行するCB-X5 SGT“ガンペリー強襲型”から目標地点に降下し、敵司令部の破壊や敵部隊の殲滅を行います。胸部に2基、ランドセルに4基スラスターが増設されているため、機体に大きなダメージを与えることなく地上に降下することができ、独力で高度400mまで上昇してガンペリーに帰還することも可能です。

本機はその運用方法から敵地で隠密裏に作戦を遂行することが求められるので、特殊な通信手段を備えていました。先導機もしくは指揮官機はマーカーポッドを装備し、電波・発行信号・赤外線などによって後続機に情報を発信できました。後続機は頭部側面のセンサーポッドによってこの情報を受信し、先導機との連携を図ります。

本機の実戦投入後、熟練パイロット達が機体の軽量化及び機動性の向上を要望し、RGM-79L“ジムライトアーマー”を基にしたRGM-79LV“ジムナイトシーカーⅡ”が開発されました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ガンダム【保有制限有】” style=”fancy”]77.ガンダム02

宇宙世紀0079年1月、一年戦争の緒戦(1週間戦争)において、ジオン公国軍はミノフスキー粒子散布による電子ジャミングによって地球連邦艦隊の目と耳を塞いだ後に新兵器モビルスーツ“ザク”を戦線に投入し、自軍艦隊と比較して数倍の規模を誇る地球連邦宇宙艦隊に圧勝しました。ザクは有視界戦闘を行うことでミノフスキー粒子散布下でも戦闘を行うことができ、戦闘機以上の機動力を有し、そして戦車砲以上の口径を誇る数々の武装を使用できました。ザクの強力さに脅威を覚えた地球連邦軍はレビル将軍の指示のもと、独自のモビルスーツ開発計画“RX計画”を発動し、その結果得られた成果のひとつが試作白兵戦用モビルスーツRX-78“ガンダム”です。ガンダムには当時の地球連邦が持ちうる最新技術が惜しみなく使用されており、非常に高い機体性能を有していました。

ガンダムは全てで8機製造され、ファーストロット系とセカンドロット系の機体に大別されます。RX-78-1からRX-78-3までの機体がファーストロットに、RX-78-4から-RX-78-8までの機体がセカンドトロットに分類されます。(それぞれの型式は対応する機体仕様を指して使用される場合もある。例えば、RX-78-2と同等の機体仕様を与えられた機体は製造順番に関わらずRX-78-2となる。)8機の中でもアムロ・レイが搭乗したRX-78-2は約3ヶ月という短期間でMS142機、艦船9隻を撃破し、一年戦争における地球連邦軍撃墜スコアランキング第2位を達成しました。その伝説的な強さを以て、味方である地球連邦軍からは“白い流星”と、敵であるジオン公国軍からは“白い悪魔”と渾名されました。一年戦争以降、ガンダムという名前は勝利や正義、時には強大な力の象徴として扱われ、RX-78によく似た頭部を持ったいわゆるガンダムタイプのモビルスーツが多く誕生することになります。

なお、本MODに登場する“ガンダム”という名前のMSユニットはアムロ・レイが搭乗した機体と同等の性能を持つRX-78-2仕様の機体です。

上述のように、RX-78は地球連邦軍がジオン公国軍に対する反撃を期して開発した試作モビルスーツであり、当時の最先端技術の結晶とも言えるモビルスーツでした。そして、その中でも初期型にあたるファーストロットの機体には実験的な機能や武装が搭載されました。

まず、全てのRX-78に共通して言える特徴 として、メガ粒子ビーム兵器を装備・使用可能であることが挙げられます。ビーム兵器を装備できるモビルスーツは地球連邦軍及びジオン公国軍を通してガンダムが最初で、ガンダムの装備していた小型メガ粒子砲、すなわちビームライフルはジオン公国軍のモビルスーツ“ザク”を一撃で撃破する程強力なものでした。余談ですが、ルウム戦役でザクⅡに搭乗して戦艦を五隻撃沈したジオン公国軍のエースパイロット“赤い彗星”シャア・ アズナブルは、戦艦主砲並の威力を誇るビームライフルを使用するRX-78-2と交戦し、その威力と機体性能を目の当たりにして“化け物”と称し恐れました。

また、ガンダムはビームライフルの他にも ビームサーベルという近距離格闘用武装を標準で2本装備していました。これはメガ粒子ビームをI・フィールドによって剣状に成形して利用する 武装で、ビームライフルより効果範囲が限定的ですが、戦車砲弾にも耐えうるザクの装甲を易々と切り裂くほどの威力を持っていました。ビームサーベルのリミッターを解除し柄を伸ばした、ビー ムジャベリンという武装も存在します。

また、ガンダムは試作兵器であるため、ビー ム兵器以外にも実験的にバリエーション豊かな武装を備えていました。その一例としてガンダム・ハンマーがあります。この兵器は鎖 の先に棘の生えた鉄球が付いているという原始的な武装ですが、それだけに大きな威力を持っていました。また、ハイパー・ハンマーというガンダム・ハンマーの棘を短くしてバーニアを追加したバリエーション武装も存在します。

他にも、ガンダムはハイパーバズーカやスーパーナパームなどの実弾兵器を装備することができ、頭部には60mmバルカン砲を備えていました。なお、専用装備が存在する機体はセカンドロットにも多くみられます。用意された装備の種類が多いのも試作兵器であるガンダムならではと言えます。

以上のようにガンダムには強力な武装が多数 用意されていますが、更にザク・マシンガン 程度ではビクともしない堅牢な装甲も備えていました。このガンダムの鉄壁とも言える装甲材には、ルナ・チタニウムという月重力下で生成できる非常に強固な特殊合金が採用されています。また、ガンダムのシールドの材料にもルナ・ チタニウムが使用されており、機体装甲よりも更に強固な構造を採用することで強度が増しています。

武装とは別に、ガンダムには教育型コンピューターという特殊なシステムが搭載され ており、戦闘データを蓄積して機体の操作補助機能のアップデートが可能でした。また、優れたパイロットのデータが蓄積されれば自律歩行も不可能ではありません。RX-78-2の教育型コンピューターが蓄積したデータはRGM-79“ジム”に移植され、その恩恵によって新兵であってもジオン公国軍のベテランパイロットとある程度互角に戦うことができました。

また、RX-78-2固有の特徴としてコア・ブロッ ク・システムと大気圏突入システムがあります。コア・ブロック・システムとは、機体のコックピット部分となるコア・ブロックにFF-X7“コア・ファイター”を採用し、万が一機体に深刻なダメージが及んだ場合でも安全な脱出を可能にするシステムです。このシステムにより、パイロットの生存率と機体の戦闘 データの回収率が向上することが見込まれました。また、コア・ファイターがコア・ブロックとしてモビルスーツの腹部に格納されているときには、コア・ファイターのエンジン出力をモビルスーツのサブ動力として使用できます。試作兵器であるガンダムにとって パイロットの経験や戦闘データは大変貴重であり、その確保は優先事項であるため、コア・ブロック・システムが提案されました。しかし、ガンダム各機の置かれた開発環境により、コア・ブロック・システムが実装されたのはRX-78-2のみでした。

大気圏突入機能とは、宇宙から地球へと降下する際に大気と機体の間で発生する膨大な熱を耐熱フィルターもしくは耐熱フィールドによって軽減し、機体へのダメージを極力防ぐ機能です。この機能は本来コア・ブロッ ク・システムの使用を前提としており、大気 圏に突入する際にはガンダムのAパーツとBパーツ(上半身と下半身)を分離し、コア・ ファイターで大気圏に突入します。そのため、実質的にこの機能を利用できるのはRX-78-2のみですが、アムロ・レイは機体を分離させることなくシールドと耐熱材を使用して大気圏突入に成功しました。こちらは本来想定されていた形とは異なる大気圏突入方法であったため、機体にかなりの負担がかかり、しばらくの整備を要しました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジム・スナイパーⅡ【保有制限有】” style=”fancy”]78.ジムスナイパーⅡ

一年戦争末期にジム・スナイパーカスタムの「エース・熟練パイロット+量産型の高性能版」というコンセプトの成功を踏まえ、RGM-79Dを始めとする後期量産型ジム系統をベースに開発された機種です。

頭部のバイザーには精密射撃用センサーと高倍率カメラを備えており、専用の狙撃ライフルによって遠距離の敵を攻撃することができます。
「スナイパー」と銘打っていますがジム・スナイパーカスタム同様狙撃に特化しているわけではなく総合的な戦闘力を高めているため、その他の性能も一年戦争時の連邦の量産型MSとしては高い戦闘能力を示しました。
カタログスペックはガンダムを上回っており、ジオン軍の高性能MSゲルググに単体で対抗できる数少ない機体であり、一年戦争中の両軍MSの中で最も高性能な機体の一つと見られていました。
その基本設計や機構の多くは、後発のMSA-003ネモに多大な影響を与えたといわれています。

しかし、生産開始が戦争末期だったことと高コストのため少数しか生産されず、一年戦争に間に合った機体は更にごく少数に限られています。
オーストラリア戦線、サイド6における特務作戦やジャブロー攻防戦、ア・バオア・クー攻防戦などの重要局面において数機の活躍が確認されているのみです。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ガンキャノンⅡ【保有制限有】” style=”fancy”]79.ガンキャノンⅡ

RX-77-4“ガンキャノンⅡ”は試作型ガンキャノンシリーズの最終生産型にあたる中距離支援用試作モビルスーツです。

従来のガンキャノンタイプのモビルスーツとは異なあて右肩にビームキャノン、左肩に精密照準器を装備しています。他にも頭部60mmバルカンを二門、ハンドグレネードやビームライフルを装備できます。また、背部スラスターが大型化されているため、地球重力下において短距離であればジャンプ移動が可能になっています。

一年戦争においてジャブロー防衛戦に参加しましたが、核反応炉の不調により敵軍と交戦することなく後退しました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”G-3ガンダム【保有制限有】” style=”fancy”]80.G3ガンダム02

8機生産されたRX-78の内、3号機であるRX-78-3及びRX-78-3と同等の機体仕様に改修された機体を“G-3ガンダム”と呼びます。

ジオン公国軍によるサイド7襲撃の際、RX-78-3はザクの攻撃によって小破し、地球連邦軍の手によって新型強襲揚陸艦“ホワイトベース”に回収されました。その後ルナツーに駐在する地球連邦軍に引き渡され、ルナツーでマグネットコーティングのテスト機体として改修を受けました。(この時の機体仕様をG-3ガンダムと呼びます。)その際に核融合炉のパーツや教育型コンピュータ等が新しいものに交換されました。

一説では、RX-78-3はア・バオア・クー攻略戦に参加したペガサス級強襲揚陸艦ブランリヴァルに搭載され、戦闘中に帰還したジムと衝突して中破したとされます。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”アレックス【保有制限有】” style=”fancy”]81.アレックス

RX-78-NT1“アレックス”はG-4計画に基づいて地球連邦宇宙軍が開発したニュータイプ専用モビルスーツです。基本的にRX-78“ガンダム”の機体性能を全体的に向上させた機体であり、ガンダム2号機がアムロ・レイの反応速度に追従できなくなったため、新たに彼の専用機とする目的で調整が行われました。しかしながら、ジオン公国軍によるサイド6奇襲の際に中破し、アムロ・レイの元に届けられることはありませんでした。

本機の関節部にはマグネットコーティングが施されており、従来の機体よりも遙かに素早い動作が可能でした。加えてバーニアとスラスターが増設されたため姿勢制御性能が高まり、非常に高い運動性能を有していました。装甲材にはRX-78と同じルナ・チタニウム合金が採用され、高い防御力を誇りました。コックピットブロックには当時最新の全天周囲モニターが採用され、機体周囲のほぼ360°の景色を投影することができました。

アレックスの武装構成は基本的にガンダムと同じですが、ビームライフル、ハイパーバズーカ、シールドはアレックス専用のものが用意されていました。それに加えて両腕前部に90mmガトリング砲を搭載していました。

また、アレックスはチョバムアーマーという追加装甲を装着することができました。装着時には防御力が格段に向上しますが、その代わり腕部ガトリング砲が使用できなくなり、機体の機動性も低下します。チョバムアーマーが損傷して機能しなくなった場合には爆発ボルトを作動させてアーマーをパージすることもできます。

アレックスは優れた機動性と防御力を併せ持つ高性能機でしたが、ニュータイプの能力を開花させつつあったアムロ・レイに合わせた調整が行われたため操縦系統が恐ろしく敏感であり、高度な操縦技術を持つテストパイロットであってもまともに扱うことはできませんでした。

[__/su_spoiler]

MSユニット-ジオン系

[__su_spoiler title=”ザクⅠ” style=”fancy”]82.ザク1

MS-05BザクIはジオン公国が開発した初の本格的軍用モビルスーツです。

UC70年代、本格的な軍用MS導入に着手したジオン公国軍によりジオニック社のYMS-05ザクとツィマッド社のEMS-04ヅダの2機種でコンペティションが行われました。ヅダはザクに比べて高性能ながら試験中の空中分解事故等の不安定要因から採用が見送られ、ザクIの前身となる前者が正式採用されました。宇宙世紀0074年2月にMS-05の試作機が完成し、8月に1号機がロールアウト。初期生産型MS-05Aのデータを元に量産型MS-05Bが開発され、ジオン軍に配備されました。

本機種は特徴的な内蔵式動力パイプのためにザクⅡと比して機動性が低く、またジェネレータ出力の不足等から一年戦争開戦時には既に旧式化していました。そのため、開戦当初からザクⅡがジオン軍の主力機となり、ザクⅠは主に作業用などの二線級任務に配備されました。
しかしながら一年戦争末期にはザクⅠもジオン軍のMS不足を補うため第一線に実戦投入されました。ジオン軍の結成当初から教導部隊で使用されていた本機種はランバ・ラル、黒い三連星といった高名なパイロットがかつて愛機としていた他、補給艦パプア艦長ガデムなど一年戦争中も一部のベテランパイロットに愛用されました。

ザクマシンガンとして知られる105/120mmマシンガン、対艦装備の280mmバズーカ、格闘戦用のヒートホーク等の標準型武装の他、南極条約締結以前の核バズーカ搭載仕様やガス弾を搭載したコロニー鎮圧任務仕様、また一年戦争末期にゲルググのビーム・スナイパーライフルをザクI用に転用して装備したザクⅠスナイパーといった派生型の武装が存在します。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ザクⅡ” style=”fancy”]83.ザクⅡ

MS-06“ザクⅡ”はジオン公国軍によって開発された傑作機と名高い量産型モビルスーツです。単にザクと呼ぶ場合、ザクⅠではなくこのザクⅡを指すことがほとんどです。

宇宙世紀0074年、ジオン公国軍は史上初の制式量産型モビルスーツMS-05“ザクⅠ”を開発しました。このザクⅠはジェネレータ出力の低さなど問題を抱えた機体でしたが、同時に戦車や戦闘機などの従来の兵器と比べて高い戦闘力を有していました。この機体性能に注目したジオン公国軍は、ザクⅠを根本的に改良したザクⅡを生み出しました。このザクⅡでは動力伝達系や稼働時間の問題が解決され、ザクⅠよりも高性能な機体に仕上がりました。

宇宙世紀0079年、ザクⅡの完成を受けてジオン公国軍は地球連邦との全面戦争に踏み切り、開戦と同時にザクⅡを戦線に投入しました。結果、ザクⅡはミノフスキー粒子散布下の戦闘において非常に高い戦闘力を発揮し、モビルスーツの有用性を示しました。

ザクⅡの主武装は120mmマシンガンと280mmバズーカで、それぞれ機体の名前からザク・マシンガンとザク・バズーカと呼ばれます。また、近接戦闘時にはヒートホークや左肩に装備されたスパイクを使用して戦います。

ザクⅡの特徴として、非常に多くのバリエーション機体が存在することが挙げられます。砂漠戦仕様のデザートザクや水陸両用のザク・マリンタイプ、そして高機動空間戦闘用のザク高機動型をはじめとして非常に多くのバリエーションが存在します。

一年戦争後には、ハイザック、ザクⅢ、ギラ・ドーガなどザクの血統を受け継ぐモビルスーツが多く誕生し、宇宙世紀100年頃まで活躍続けしました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ザク・タンク” style=”fancy”]84.ザクタンク

MS-06V“ザクタンク”は上半身がザクⅡ(上半身がザクⅠのものも存在する)、下半身がマゼラ・ベースという特異な形状のモビルスーツです。損傷した機体を現地で改修しているため、これといって決まった仕様はありません。基本的に運搬や建築などの作業に用いられますが、一部の機体は戦闘に耐えられるように機銃やロケット砲などの武装が施されています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ザクⅠ・スナイパー” style=”fancy”]85.ザクⅠ・スナイパー_01

MS-05L ザクI・スナイパータイプは一年戦争末期にジオン公国軍により開発されたザクⅠの派生型機種です。背部にジェネレータとして大型ランドセルを搭載し、ゲルググで実用化されたビーム兵器技術を転用した長射程のビーム・スナイパー・ライフルの動力源としています。

また、頭部パーツを強行偵察用ザクのカメラアイと交換し膝部ギアを設置するなど狙撃任務に特化した機体設計となっています。

史実では末期のジオン地上軍、ジオン軍残党によって運用されました。
宇宙世紀0096年のジオン残党によるトリントン基地襲撃において、ヨンム・カークス少佐が本機種に搭乗し、多数の連邦軍MSを撃破しています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ザクⅡ FS” style=”fancy”]86.ザクFS

MS-06FS“ザクⅡFS型”はザクⅡF型の中でも出来の良い機体を改修して指揮官機とした機体です。本機は指揮官専用のカスタムタイプであるS型のザクが配備されるまでの間、指揮官機として活躍しました。S型の開発後もS型を扱える技量のない指揮官が代用していたようです。また、本機のベースは宇宙での運用を前提としたF型ですが、地上での運用を前提としたJ型並みの地上性能を有していました。

指揮官の搭乗を前提としているため、頭部にブレードアンテナを標準装備しており、通信機能が通常のF型に比べて向上しています。また、頭部バルカンを4門装備していたのも特徴です。その他、基本的な武装はザク・マシンガン、ザク・バズーカ、ヒートホークなどで、他の機体と比べて特殊な武装はありません。

また、本機にはガルマ・ザビやシン・マツナガ、エリック・マンスフィールドなどの著名なパイロットの専用機が存在します。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”グフ” style=”fancy”]87.グフ01

MS-07グフはジオン公国軍の地上戦用MSです。

ジオン地上軍において連邦のMS開発に伴う対MS戦用MS、及び本格的な陸戦用MSの必要性から本機の開発が行われました。(それまでのジオン側主力機であるMS-06F ザクIIは元来宇宙戦を念頭に開発された機種です)
プロトタイプであるYMS-07はMS-06J 陸戦型ザクIIをベースにジオニック社によって開発が進められ、以降3号機をベースにMS-07A(初期量産型)、MS-07B(標準装備型)が設計・量産されました。後に開発された本機種の派生型としては、射撃戦能力を向上したMS-07B3、MS-07C-3、脚部にロケットエンジンを搭載したグフ飛行試験型等が存在します。

前身のザクから追加された固定武装である75mm5連装フィンガーバルカンとヒートロッド(格闘戦時に鞭として使用する電撃機能を有する大型のワイヤーケーブル)、ヒートホーク、及び追加装備のバズーカ等を装備し、シールド・スパイクアーマー・バックパック等の改装を施され装甲強度と運動性能が向上した本機種は、著名な搭乗者であるランバ・ラルをして「ザクとは違うのだよ」と言わしめた程の性能を有しています。
本機は、爆撃機ドダイとの連携作戦を念頭において開発されたためコミュニケーション用の頭部アンテナが増設され、またザク等と同様にドダイの上部に搭載された状態で移動することが可能です。

MS-07は対MS格闘戦能力や機動力に優れた性能から熟練パイロットに好まれましたが、ザクと比較して射撃戦能力・汎用性に欠ける面があり一般パイロットにとって必ずしも扱いやすい機体ではありませんでした。開発完了後は主に地球各地の戦線に配備され、オデッサ作戦、ジャブロー攻略戦等の主要な作戦にも多数投入されています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ドム” style=”fancy”]88.ドム

MS-09ドムはジオン軍の陸戦用重MSです。

ドムはザク・グフに次ぐ本格的な陸戦用MSとしてジオン・ツィマッド社により開発されました。開発にあたってザクIとのコンペティションに敗れたEMS-04ヅダのエンジン技術が流用されています。プロトタイプとして開発されたYMS-09には本機種の最大の特徴ともいえる熱核ジェットエンジンによるホバー走行機能が実装され、テスト段階・実戦ともに良好な性能を示しました。ホバリング機能以外にもスカート型装甲、十字型モノアイ、ジェネレータの余剰出力を利用した胸部拡散ビーム砲の様な設計上顕著な機構が採用されています。
次いで同仕様のMS-09A(先行量産型)がまず実用化され、量産型改装を施し拡散ビーム砲を増設したMS-09B型が本格的に量産され、地上戦線で活躍しました。
また、MS-09はその長大な行動半径と走破性から高度な汎用性を有し、後継機、及び後述の派生機が一年戦争以降のジオン系勢力で幅広く運用されました。

主な兵装としては360mm口径の「ジャイアント・バズ」、ヒートサーベル、胸部拡散ビーム砲、ラケーテン・バズ、シュツルムファウスト等があります。

本機種はジオン突撃機動軍麾下のエース部隊である「黒い三連星」が搭乗したものが最も有名ですが、一年戦争を通じてMS-09B量産型だけで約600機生産され各地の戦線に配備されました。
後に本機種をベースに開発された派生型として、熱核ジェットエンジンをロケットブースターに換装した宇宙戦用のリック・ドム、熱帯を想定した局地戦用のデザート・ドム及びドム・トローペン、ペズン計画で極秘裡に開発されたドワッジ、ジオン残党軍のロンメル中佐が搭乗したドワッジ改、更にリックドムの後継機としてアクシズで開発されたドライセン等々があり、本機の優れた汎用性を物語っています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”アッガイ” style=”fancy”]89.アッガイ

ルウム戦役の後、ジオン公国は南極観測基地での会議において、地球連邦に対しスペースノイドの自治独立を含む実質上の無条件降伏勧告とも言える講和条約の締結を迫りました。ルウム戦役において宇宙艦隊戦力の多くを損失し、地球連邦軍の指導者たるレビル将軍をも失っていた地球連邦は、当初この条約の締結を受諾する意向をとりましたが、特殊部隊の工作によりレビル将軍を奪還、一転して継戦の意思を表明し、南極条約は捕虜の扱い方や大量破壊兵器の禁止を定める戦時条約となりました。これによりジオン公国は戦争の早期終結を断念し、本格的な地球侵攻作戦の実施に移りました。

 

地球面積の約70%は液体の水、つまり海であり、地球を制圧するためには海軍戦力の拡充が優勢事項であると判断したジオン公国軍は、水陸両用型モビルスーツの開発を推進しました。初期に開発が進んでいたMSM-03“ゴッグ”やMSM-07“ズゴック”は高出力のジェネレータを搭載するため、生産コストが高くなってしまうという問題点を抱えていました。そこでジオン公国軍は、より安価で生産性に優れた水陸両用の開発に着手し、そうして誕生したのがMSM-04“アッガイ”です。

 

アッガイにはMS-06“ザクⅡ”のジェネレータを水冷式(機体周辺に大量に存在する水を利用してジェネレータの冷却を行う)に改良したものを採用し、既存の生産ラインを流用することで大幅な低コスト化に成功しました。ジェネレータの出力低下に伴う排熱の抑制と、流線形を多用した機体形状によってセンサに対するステルス性が高く、偵察任務での運用が主でした。実際にジャブロー攻略作戦の際には、斥候として潜入口の発見に貢献しました。なお、アッガイはジェネレータを二基搭載することで低出力を補っていますが、偵察行動の際にはステルス性向上のためにその内の一基を停止させます。

 

アッガイの腕部は他の水陸両用型モビルスーツと比べても特殊で、フレキシブル・ベロウズ・リムと呼ばれる多重関節機構によって伸縮が可能でした。この機構と腕部先端の6本の爪(両腕に装備)を併用することで、天井に腕を固定して胴体部を前に運ぶ、さながらツタを利用するターザンのような高速移動が可能です。武装面では、頭部バルカン砲や両腕先端部の爪に加え、右腕に小型メガ粒子砲、左腕に六連装ロケット弾ランチャーを装備しており、偵察だけでなく戦闘にも十分対応することができました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ズゴック” style=”fancy”]90.ズゴック02

MSM-07ズゴックは、ジオン公国軍の水陸両用量産MSです。モビルアーマー開発で著名なMIP社が開発した唯一のMSとして知られています。

動力には水中用として水流ジェット推進器、また背部に熱核ジェットと熱核ロケットのハイブリッド推進器を搭載し、軽量化に成功しているためゴッグを上回る速度で機動可能であり、更に地上においてもMSと同等の軽快な機動性を発揮します。
主兵装は頭部の240mmミサイル、クロー内蔵式のメガ粒子砲、格闘戦用のネイルです。また特徴的な全周式モノアイは全周式で索敵能力が向上しています。同時期にロールアウトした水陸両用機と比較して全体に優秀な機体です。

史実では、主にキャリフォルニアベースで生産され、ジオン地上軍の主力水陸両用MSとして配備されました。ジャブロー攻略作戦では、シャア少佐が赤く塗装した専用機に搭乗し、マッドアングラー隊機と共に潜入作戦を行い数機のジムを撃破する等の功績を挙げました。
派生機としては、指揮官機として設計されたズゴックS、統合整備計画により発案されたズゴックEが開発されており、またゾゴック、ゼーゴッグ等のベースとなっています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ズゴックE” style=”fancy”]91.ズゴックE

一年戦争初期にジオンのマ・クベ中佐が立案した「統合整備計画」の骨子は、部品の互換性向上・操縦系統の統一により、生産性・整備性の向上ならびに新規パイロット訓練および機種転換における負担を軽減するというものでした。
MSM-07E”ズゴックE”もこの計画により生み出されたMSの一つです。水陸両用MSであるズゴックをベースとして全体的に性能向上とコスト削減が図られています。

具体的な改修内容としては、抵抗軽減のための水力学的改良、各部の推進器を熱核ジェットエンジンとして統一した推進機構の再配置、航行時の腕部および脚部の収納システム採用、エネルギーCAP技術によるメガ粒子砲の連射性向上、装甲の強化、クローの増設等です。

本機は一年戦争末期に完成したため生産数は限られており、主に小規模部隊の指揮官機として運用されました。著名な実戦例として、一年戦争末期、サイクロプス隊の連邦軍北極基地襲撃における活躍が挙げられます。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ゴッグ” style=”fancy”]92.ゴッグ

MSM-03-1 プロトタイプゴッグを経て、水陸両用MSとして初めて量産化された機体です。
機外の水を冷却剤として用いることで高出力のジェネレーターが搭載可能となり、ジオン公国軍の量産型MSとしては初めてメガ粒子砲を装備した機体であり、
プロトタイプゴッグからの主な変更点は腕部にフレキシブル・ベロウズ・リムと呼ばれる多重関節機構を採用したことです。
その伸縮機構のためハンド魚雷ユニットは廃止されることとなりました。

同時期に開発された水中実験機と共に少数が先行して生産されており、後期型への移行の際に本機のみの生産に絞られることとなりました。
初期型について詳しいことは明らかになっていませんが、バックパックの形状とクローが4本(後期型は5本)である事実を除けば、ほぼ違いはないとされています。
若干装甲形状も異なりますが、後の機体でもその装甲に準じたものも存在するため、初期型に顕著なだけで特有の違いとはいえません。

水中での最高速は70ノットで、機体各部に設けられたインテークから取り入れた海水を利用する熱核水流ジェットによって航行します。
これは同じツィマッド社のドムで採用された熱核ジェットエンジンを転用したものです。
腕部は伸縮し、水中航行時は脚部と共に胴体内に引き込むことで抵抗を軽減します。

膨大な水圧に耐えるため装甲は厚く、機体構造自体も頑強であり、60mmバルカンや小型の水中機雷を全く受け付けないばかりか、ガンダムの打撃兵器ハイパーハンマー(改良型)を受け止めた例もあります。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”デザート・ザク(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ヅダ” style=”fancy”]94.ヅダ

宇宙世紀0071年、ミノフスキー粒子散布下の戦場での有視界での近接戦闘の有効性が明らかになったことを受けて、ジオン軍当局は連邦軍との物量差を打破しうる新兵器の開発をジオニック社、ツィマッド社、MIP社に委託しました。
これに応えてツィマッド社が得意の推進装置分野の技術を活かし宇宙空間での機動性と推力を重視して設計・開発したのが「EMS-04 ヅダ」です。
大出力スラスターとAMBACを併用して急激な姿勢制御を可能とする「広帯域推進技術」が盛り込まれており、そのために「水星エンジン」の試作を経て完成した「木星エンジン」が搭載されました。
これによりヅダは当時としては破格の運動性を獲得しました。

宇宙世紀0075年初頭、本機はジオニック社の提出した「YMS-05 ザク」と共にジオン軍での制式採用を賭けたコンペティションに臨みました。
格闘性能試験・飛行性能試験それぞれにおいてザクを凌駕し、軍上層部の一部からも「ヅダ勝利」の声が上がっていましたが、飛行性能試験の場で空中分解事故を起こし機体を喪失、テストパイロットが死亡してしまうトラブルが起こりました。
大推力、高加速、AMBACシステムを併用した急激な方向転換で機体構造に大きな負荷がかかったことが原因でした。
また、1機あたりの生産コストがザクの1.8倍近くに上り、国力・資源に限界のあるジオンにとってこの高コストは軽視できない問題のひとつであり、選考の結果、コストも安く信頼性・汎用性が高いザクが制式採用・量産化が決定されました。
なお、このコンペ並びに選考結果については、ジオニック社と政権の癒着や裏工作があったとテストパイロットのデュバル少佐が主張していますが、真相は明らかにされていません。

ザクの量産開始後も本機の開発中止命令は出ず、一年戦争が勃発し戦場が地上に移ってからも開発は続けられていました。
オデッサ作戦の直前の10月、すでに制式採用が決定していた新型エンジンに換装し、新世代の素材、制御システムを採用した「EMS-10 ヅダ」が完成しました。
この新型エンジンは通称「土星エンジン」と呼ばれ、ドムおよびリック・ドムにも採用されたものです。
このEMS-10はEMS-04とは外観が若干異なっており、特に肩、胸部、腰の装甲形状とバックパック、盾に格闘用のピックが付加されている点に違いがみられ、機体構造にも大幅な改良が施され劇中ではEMS-04とは全く別の機体であると喧伝されていました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ザクⅡ(寒冷地仕様)” style=”fancy”]95.ザクⅡ(寒冷地仕様)

MS]-06J“ザクⅡ陸戦型”を寒冷地での運用に耐えられるように改修した機体を特に寒冷地仕様と呼びます。一年戦争における地球降下作戦の際には、バイコヌール宇宙基地やオデッサなどの寒冷地に投入され、ジオン公国軍の攻勢を支えました。機体色は雪原迷彩として機能するようにホワイト系が適用されました。

本機が投入された環境では気温が極端に低いため、可動部や武装に凍結防止処理を施して機体の稼働率を上げていました。また、凍結した地面の上を進軍する際には、機体が転倒しないように足の裏にスパイクを装備しました。

武装は通常のザクⅡ陸戦型と同じものを使用します。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ザクⅡ改” style=”fancy”]96.ザク改

MS-06FZ“最終生産型ザクⅡ”は、モビルスーツの生産性・整備性の向上及び機種転換期間の短縮を図った統合整備計画によって開発された量産型モビルスーツです。主に一年戦争の末期頃に少数が量産され、宇宙を中心に活躍しました。また本機は、しばしば“ザクⅡ改”や“ザク改”と呼ばれることもあります。頭部の形状が通常のザクタイプとは異なるヘルメット状になっている機体を特にフリッツヘルムと呼びます。

本機の開発にあたって従来の機体の実戦データを参考にしているため、ベース機体であるザクⅡと比べて各機体性能が大幅に向上しています。これによって地球連邦軍のジムとも互角以上に戦うことができるようになりました。特にスラスター推力はザクⅡF型よりも70%程高く、当時最新鋭機体であったゲルググ並の推力を得ることができました。脚部推力を活かしてドムタイプのモビルスーツのように地上をホバリング移動することも可能でした。高性能を誇る本機ですが、統合整備計画に基づいて設計された機体であったため新兵にも扱いやすく、かつ整備が簡単であり、総合的に見て優れた機体であったと言えます。しかし、推進剤の搭載量はそのままで推力を増加させたため、機体の稼働時間が短くなるという欠点もありました。

武装はヒートホークやシュトゥルム・ファウスト、ハンドグレネードに加え、統合整備計画で開発されたMMP-80“90mmザク・マシンガン”を装備できました。特にMMP-80マシンガンは対モビルスーツ戦を想定して設計されており、装弾数と集弾率が従来のザク・マシンガンよりも向上し、より実用的になりました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”高機動型ザクⅡ R1″ style=”fancy”]97.高機動型ザクⅡ

高機動型ザクとは、MS-06F“ザクⅡF型”を基本にとして、宇宙空間における機動性に着目して開発された量産型モビルスーツです。F型に対してこちらの機体はR型と呼ばれます。

その性能の高さから、ベテランパイロットに愛用されました。

ジョニー・ライデン、シン・マツナガ、アナベル・ガトーなどの名だたるエースパイロットが愛用していた機体としても有名です。

なお、本MODに登場するのは、高機動型ザクⅡの中でも初期型のMS-06R-1です。

MS-06R-1“高機動型ザクⅡ 初期生産型”、通称R-1型は従来のザクタイプの量産型モビルスーツを凌駕する機体性能を持ちながら、従来の生産ラインを使用できいために生産性が悪く、そのうえ推進ロケットエンジンの不調や推進剤の不足などの問題を抱えていました。

そのため、22機のR-1型の内10機が継戦能力を改善したR-1A型に改修され、新規に56機のR-1A型が生産されましたが、依然として生産性・整備性が悪く、配備希望者に機体が行き渡りませんでした。

その後、更に機体性能を強化した後期生産型のR-2型が次期主力機として開発されましたが、生産性の悪さなどの理由からリック・ドムにその座を譲りました。

しかしながら、一部機体性能ではリック・ドムを上回り、最早ザクとは別物の機体に仕上がっていました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ギガン” style=”fancy”]98.ギガン

MS-12“ギガン”はジオン公国軍がペズン計画に基づいて開発した防空・支援用のモビルスーツです。地球連邦軍のRX-75“ガンタンク”のようにモビルスーツというよりは自走砲として運用されます。

本機は一年戦争末期に、地球連邦軍に対して劣勢であったジオン公国軍が数の優位を得ることを目的とし大量生産を前提に設計しました。

そのため、決して機体性能は高くありません。少数が量産され、ズム・シティ等の拠点の防空任務にあたりました。

また、下半身部の車輪をスラスターユニットに換装した宇宙用の機体が存在しており、その内の1機がジオン公国軍残党“袖付き”によって使用されました。

ギガンは、上記のような出自から他のモビルスーツと比べて特徴的な機体になっています。

まず、見た目が特徴的で、本機の頭部はMSM-07“ズゴック”と同じく胴体と一体化しており、脚部の代わりに3輪の車輪を備えています。

一応、腕部も備えていますが、右腕は4連装120mm機関銃が装備され、左腕はクローアームになっています。

以上のように最早人型とは言えない本機ですが、大量生産のために機体構造が非常に単純であり低コストで生産できるうえ、操作が簡単で機種転換に要する時間が少なくて済むというメリットがありました。

そのため、一年戦争末期のジオン公国軍にとっては非常にありがたい機体でした。

移動方法が車輪であるため路面走行性も良好だったのですが、前述の通り本機が大量生産されることはなく、実際に戦場で活躍することはありませんでした。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ザク・タンク(グリーン・マカク)(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”グフカスタム【保有制限有】(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ドム・トローペン【保有制限有】” style=”fancy”]101.ドム・トローペン

MS-09F/Trop“ドムトローペン”は、MS-09”ドム“を熱帯や砂漠などの不整地における戦闘に特化させた局地戦闘用機体です。

ドムは脚部に内蔵された熱核ジェットホバーによって地表上を滑走することができますが、不整地を走行する際には砂泥を巻き上げ、脚部に悪影響を及ぼします。

そのため、ドムトローペンの脚部には高性能防塵フィルターを装備し、不整地における機体の整備性を改善しました。

また、ドム及びドムを基にした実験機のデータより、胸部拡散ビーム砲などのあまり効果が得られなかった装備が排除されて機体重量が軽量化しています。

一年戦争後、多数のドムトローペンがジオン公国軍残党のベテランパイロット達に使用され、彼らの練達した操縦技術と相まって地球連邦軍を苦しめました。

また、その際にはラテーケンバズーカやシュトゥルムファウスト、マシンガンなど様々な実弾兵器を使用しました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ゲルググ先行量産型【保有制限有】” style=”fancy”]102.ゲルググ先行量産型

武装はエネルギーCAPを搭載したビームライフル、ビーム薙刀、大型のシールドも装備している。

ザクシリーズの後継機種として、一年戦争末期に開発されたジオン公国軍の主力量産型もビルスーツです。従来はモビルアーマーや一部の水陸両用モビルスーツにしか装備されていなかったビーム兵器を、汎用機として初めて標準装備したモビルスーツです。

次期主力モビルスーツの座をギャンと争い、汎用性に優れたゲルググが主力モビルスーツとして採用されました。

少数が生産され一部のエースパイロット又はエース部隊に優先的に配備されました。
数値上の機体性能はガンダムと同等以上であり、一般量産機としては破格の高性能機である。

この機体が量産されるのがあと1か月早ければ一年戦争の行く末が変わっていたかも知れないともいわれている傑作機です。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”イフリート改【保有制限有】” style=”fancy”]103.イフリート改

ジオン軍に所属するイフリートにクルスト・モーゼスが開発した特殊オペレーティング・システム「EXAMシステム」を搭載した試作モビルスーツです。

機体の外見はほとんどイフリートと変わらないが、両肩のアーマーが赤く塗られ機体自体は蒼く塗装されています。また、初期のEXAMシステムは冷却装置を含めて極めて大型であった為、それを搭載している頭部もそれに併せて大型化しています。

手持ちの射撃武装は持たないが、両腕にグレネードランチャー、脚部にミサイルポッドを装備しており、射撃戦にも対応できます。
武装面の最大の特徴は両腕に携えたヒートサーベルで、近接戦闘では無類の強さを誇ります。

EXAMシステムを起動する事によってその性能を限界以上に引き出す事が出来るが、EXAMシステムは短時間でオーバーヒートしてしまい、加えてEXAMシステムの性能に機体性能が追いつかず、それに不満を抱いたクルストはジオンを抜け、連邦に亡命する事となった。 キャリフォルニアベースでの戦闘でブルーディスティニー1号機と激闘を繰り広げ、相打ちという形で大破しました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”イフリート【保有制限有】” style=”fancy”]104.イフリート01

型式番号の通りグフ(MS-07B)とドム(MS-09)の中間に位置するジオン軍所属のモビルスーツです。

巨大なスパイク付の肩アーマーと同じく巨大な片刃のヒートサーベルが特徴的なモビルスースです。また、射撃用の武装としてルナチタニウムの弾頭を発射するショットガンも装備しております。

ジオン軍で唯一計画立案から生産まで全てが地上で行われたMSです。
開発はツィマッド社が担当し、設計の段階から地球侵攻軍の意見が反映されている。
特に陸戦での機動力と格闘性能を追求しており、近距離戦用の機体であるグフに高速移動能力を付与しているなど、そのコンセプトもグフとドムの中間にあると言える機体です。

しかし、機体性能は良好であったが、生産性が低く、ピーキーな機体の為、機体がパイロットを選ぶという現象が起きてしまい、結局量産化は見送られ、生産数もわずか8機のみにとどまっています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ブルーディスティニー・2号機【保有制限有】” style=”fancy”]105.BD-2

RX-79BD-2“ブルーデスティニー2号機(BD-2)”は、陸戦型ガンダムを基に開発されたEXAMシステム搭載型モビルスーツです。本機は宇宙での運用が想定されているため、バックパックや脚部バーニアが宇宙空間用のものに換装されています。機体色は1号機と同じブルーですが、ジオン公国軍に奪取された後は新たにパイロットとなった二ムバス・シュターゼンに合わせて両肩が赤に塗装されました。

本機は二ムバス・シュターゼンによって奪取された後、サイド5宙域にてブルーデスティニー3号機と交戦し撃破され、パイロットである二ムバス・シュターゼンも戦死しました。

武装は胸部ミサイルランチャーと100mmマシンガン、ビームライフルに加え、ビームサーベルを2本装備しています。また、シールドはジム・コマンド系のモビルスーツが装備している曲面シールドを使用します。

この機体に搭載されたEXAMシステムはニュータイプ殲滅用に作られた特殊なシステムです。開発者であるクルスト・モーゼス博士は従来の人類、つまりオールドタイプがニュータイプによって駆逐されてしまうのではないかという強迫観念を抱いており、ニュータイプに対抗するべくEXAMシステムの開発を進めていました。そして、開発過程で行ったテスト中にニュータイプの少女“マリオン・ウェルチ”が意識不明になるという事故が起きました。この際、マリオンの精神波がコピーされ、EXAMシステムが完成しました。

EXAMシステムはシステムがニュータイプの脳波を感知すると起動しますが、パイロットが制御しきれない場合には機体がシステムによって自動で稼働する暴走状態になります。この際、パイロットの安全はシステムによって完全に無視されます。システムが多くの人間の死と殺気を感知した場合でもシステムは起動します。こちらは博士の意図した起動条件ではありませんでした。また、EXAMシステム搭載機同士が出会った際にはシステムがお互いをニュータイプと誤認して起動します。

EXAMシステムは人間が発する殺気を感知することができ、その恩恵を受けたパイロットは敵の居場所を直感的に特定し、攻撃を超人的な反応速度で回避することができるようになります。つまり、EXAMシステムはソフトウェア的にパイロットにニュータイプ並の戦闘能力を与えます。しかし、システムの干渉によってパイロットはマリオンの幻覚を見たり、強い殲滅衝動を覚えたりするなど精神に何かしらの影響を受けます。

ブルーデスティニー2号機はEXAMシステムが起動するとカメラ部分の色が赤に変化し、システムによって機体の可動限界を超える機動をとれるようになります。そのため、機体各部に大きな負荷がかかりオーバーヒート直前の危険な状態になります。1号機と3号機にはシステムの可動時間を抑えるリミッターがかかっていますが、2号機にはなく暴走を防げないためパイロットに大変な危険が及びます。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ゾゴッグ(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ギャン【保有制限有】” style=”fancy”]107.ギャン

ジオン軍に所属するモビルスーツで、兵器開発メーカー、ツィマッド社が開発したモビルスーツです。ゲルググと同時期に次期主力量産機の座を争う形で開発された経緯を持つ機体です。

外見的な特徴として、騎士をモチーフにしたような外見に、サーベルやシールドを装備しています。

武装はシールドに内蔵されたニードルミサイルとハイドボンブ、高出力のビームサーベルを装備しており、白兵戦においてはかなり高性能でした。

ゲルググと共にジオン軍の次期主力量産機の座を争った試作モビルスーツです。

しかし、ビームナギナタだけでなくビームライフルも装備し、対艦戦闘も可能な汎用性の高いゲルググに対して、モビルスーツとの格闘戦に特化しすぎたため重火器の使用ができず、次期主力機トライアウトに敗れることとなりました。(次期主力MSは既にゲルググに内定しており、次期主力機のコンペティション自体が形式的なものに過ぎなかったともいわれています。)
主力MSの座はゲルググに譲りましたが、その白兵戦能力の高さが評価され、後に、ゲルググとの長所を合わせたガルバルディの開発に至っています。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”高機動型ゲルググ【保有制限有】” style=”fancy”]108.高機動型ゲルググ(エース仕様)

外見的な特徴として先行量産型のYMS-14先行量産型ゲルググやMS-14Aゲルググの背面パネルに高機動バックパック(B型バックパック)を装備した機体です。

武装はゲルググとほぼ同じでビームライフル、ビーム薙刀、大型シールドを装備しておりジェネレーター出力を機動力へ回す為にあえてゲルググの特徴であるビーム・ライフルを装備せず、代わりにロケット・ランチャーやジャイアント・バズを装備した機体も存在します。

主にエースパイロットやベテラン兵が愛用し、特にエースパイロット部隊であるキマイラ隊にはこれ以外に11機分のB型バックパックが支給され、C型バックパックと併用して使用された。基本的にゲルググキャノンと対になるような 運用方法であり、ゲルググキャノンのビームキャノンの長距離支援を受けつつ高機動型ゲルググが敵陣切り込むという戦法が用いられました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ゲルググ・イェーガー【保有制限有】” style=”fancy”]109.ゲルググJ

ジオン軍に所属するモビルスーツです。

外見の特徴として頭部のブレードアンテナと背部ランドセルのレーザー通信用のユニットとアンテナが装備され通信能力の強化が図られています。また、背部の大型スラスターおよびプロペラントタンク、全身に24基も装備された姿勢制御用スラスターによって非常に安定した姿勢制御も可能としています。

腕部ビーム・スポットガン、頭部バルカン砲があります。その中でも特筆するのは専用に用意された大型ビームマシンガンであり、出力を上げ単発で発射することでスナイパーライフルとして使用することもできます。

ゲルググを統合整備計画によって再設計した性能向上機。空間戦闘におけるアドバンテージの向上と高い整備性、機能性を得るために基本設計から見直された機体であり、一部パーツ及びコックピットなどは統合整備計画内において計画されたザクII改及びリック・ドムIIとの規格化が図られています。また既存の装甲も大幅に変更され、よりシャープなデザインとなっています。

RX-77ガンキャノンなどと同じく非常に高い射撃精度を誇るが、狙撃に特化した機体というわけではなく、あくまでも汎用機です。  「J」は「イェーガー」の頭文字で、イェーガーは元々ドイツ語で「狩人・猟人」を意味し、軍事においては「猟兵」という意味を持ち、洗練された優秀な兵士に与えられる称号であり、機体の高性能さからその名を与えられました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ゲルググ・キャノン【保有制限有】” style=”fancy”]110.ゲルググ・キャノン

外見的な特徴として、ゲルググの背部にアタッチメント式のビームキャノンパックを装備し、頭部を専用の照準器を追加した新設計の物に換装した高い射撃能力を持つ機体です。

武装は背部に装備したRA-2型ビームキャノンに、ジャイアントバスーカー、右腕に三連装ミサイルランチャーを装備しており、そのカウンターウェイトとして左腕にバックラーシールドを装備しています。

高性能汎用機であったゲルググシリーズのキャノンタイプです。高機動型ゲルググが戦線に切り込み、それを支援する目的で開発されました。

そのため大型のビームキャノンを機体背面に取り付けたのですが、キャノンにジェネレーター出力を取られてしまい、若干機動性が低下しています。

主にベテラン兵により運用されており、特にエースパイロットやベテラン兵のみで編成されたキマイラ隊に優先して配備され、多大な戦果を残しました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”アクト・ザク【保有制限有】” style=”fancy”]111.アクト・ザク

MS-11“アクトザク”は、ジオン公国軍のペズン計画で極秘裏に開発された量産型モビルスーツの内の1機です。

アクトザクはMS-06F“ザクⅡ”を基本にしており外見が酷似していますが、駆動方式は流体パルス駆動からフィールドモーター駆動に変更されています。そのため、関節部にマグネットコーティングを施すことができ、高い機動性を得ることに成功しました。その機動性は、機体のリミッターを外した状態であればガンダム5号機を相手にして互角以上に戦える程でした。

また、アクトザクは従来のザクタイプのモビルスーツに比べてジェネレーターが強化されており、ビームライフルなどのビーム兵器を装備することができました。他にも非ビーム兵器の武装として、専用のブルパップガンや専用のヒートホークが用意されていました。

一年戦争終結後には地球連邦軍が残存していた機体を接収し、コックピットを当時最新の全天周囲モニターに換装した後、オーガスタ研究所などに配備しました。

[__/su_spoiler] [__su_spoiler title=”ジオング【保有制限有】(準備中)” style=”fancy”] [__/su_spoiler]

 

h4_shop_comment

実は、1.0β公開時には、ザクⅡと、ガンダムだけあればとりあえず良いのでは?という意見が開発チーム内にあったのですが、本当に、やりごたえのあるボリューム作ってから正式版にしたいという私のわがままをメンバーには聞いてもらった結果が、MODの肥大化と公開の遅れ、ユニットや要素が増えすぎたことによるバランス調整の困難さに直面することとなりました。

建造物(2016/01/05更新)

新しく宇宙に建造可能となる、「スペースコロニー」では「農業・漁業プラント」、「大型ラジエーター」などが建設することが出来ます。

地上でも、マスドライバーを代表する宇宙世紀に不可欠な建造物が追加されています。

さらにクラウドコンピューティングの登場で、ハンマー量と研究力を向上させる「データセンター」が建設可能となります。

「特殊情報局」の登場で「スパイ活動」の可能性が広がり、これまでに比べてより高度な国際情報戦が可能となるのです。

追加-建造物

 

宇宙港

宇宙港には大別して2つの形式があります。コロニーとともに回転しているものとコロニーの動きから独立して回転しないものがあります。

前者は回転しているものの、回転軸に近い部分に設置されているため、遠心力によって発生する重力はほぼ無重力といってよいものです。

コロニーの両端に宇宙港が設けられ、遠心力利用の降雨通機関を除けば、外との出入りはこのゲートに限れています。

軍事基地(準備中)
ドッキングベイ

基本的にコロニー両端に1か所づつ2か所存在(例外もある)し、シャトルや艦艇、輸送船などが出入港するブロックがあります。

船舶が入港するためにコロニーにおいて、この部分だけは自転しない設計となっており、ドックの機能を持つほか、コロニーへの出入国場所でもあり、空港のような構造となっている。

ハンガー

MSの稼働に伴う整備の必要性は旧来の戦闘機に比べ頻度、時間が増加しています。

場合によっては1度の戦闘ごとにパーツ交換が必要になるMSも存在します。

これに対応するために用意されたのが、整備用のユニットがMSベッドです。

MSベッドのオプションは様々存在します。例えば作業台を取り付けることもできる(場合によっては左右つけることができる)。

作業台への乗降は作業台用のレールの最下部まで降ろし、アームを伸ばすことで行われる。

無重力での運用を考慮した結果、作業台を支えるアームは前後左右に伸びるほか、作業の便を図るため、台自体を上下に回転させることもできます。

形状から「ベッド」と呼ばれていますが、実際横たわることができず、角度は45度から90度までの自由度しかないタイプが多く、機体のサイズに合わせ、上下に伸縮します。

底部後ろ側には固定ロック用のラッチが配置されています。これにより、様々なMSに対応できます。

環状道路

中心地域から、市街地へ、さらに周辺都市に向かって放射状に延びた道路をリング状に連絡している道路です。

この環状道路は、放射道路への交通を分散し、都市または都心に目的を有しない交通を迂回することができます。

コロニーにおいても同様の役割を持ち、市街地などの都市部を中心にリング状に連絡されており通行の効率化する役割を担っています。

造船所(準備中)
MS生産工場(準備中)
航空機生産工場(準備中)
密閉隔壁(準備中)
司令部(準備中)
ソーラー発電施設

ソーラー発電施設は巨大な太陽電池集合体である太陽電池衛星(太陽発電衛星) を用いた発電と、電気をマイクロウェーブに変換し地球や月面都市、コロニーに送信、変電を行っています。

太陽電池衛星は地球の衛星軌道上やラグランジュ・ポイントに設置されており、衛星軌道上のものは地球用、L1とL2の物は月面都市や密閉型コロニー用として使用されています。

宇宙での太陽発電は大気による太陽光線の減退や夜といった環境の問題をクリアでき、常時発電可能です。また、重力空間では重力下では考えられないサイズ(全長120kmに及ぶ電池衛星も存在する)の太陽電池を設置可能です。これらの理由から電力の発電核融合炉より安価かつ大電力が得られる太陽電池衛星は、地球圏に必要不可欠な存在となっています。

緊急時の電力供給用として、発電衛星のいくつかは休眠状態となっているが、必要となれば発電を開始できる体制を布かれている場合が殆どです。

太陽発電の維持、管理はNGOである太陽電池公社によって行われています。

スポーツアリーナ

スポーツアリーナは、スタンド(傾斜がある階段状の観客席)に全周またはほぼ全周を囲まれた、闘技場・競技場・劇場などの施設です。

アレーナ (ラテン語:arena) とも呼ばれます。競技などをする中央のフィールドを指す場合と、スタンドを含めた施設全体を指すこととがあるバスケットボール・アイススケートなど室内競技を行う施設です。

ラテン語のarena(またはharena)の原義は「砂」で、そこから「流血を吸収するために砂を撒いた闘技場」の意味に転じ、さらに、そのような闘技場が設けられたアンフィテアトルム(古代ローマの円形闘技場)のような施設の意味に転じたといわれています。

基本的な利用方法は旧世紀と変わりません。

工業専門学校(準備中)
気象制御施設

気象制御施設は気象を人工的に操作したり制御する施設です。中央管理室で基本的にコントロールされており、そこで暮らす人々に自然の恵みと日々の変化をもたらしています。

住民には天気予報ならぬ天気予定表が配布されています。コロニー内のウェザーコントロールや気温調節はコロニー公社の指導のもと行われ完全制御されながらも、自然の揺らぎを感じさせる高度なシステムによって地球上と変わらぬような生活環境が提供されています。

農業プラント

レール兼用のスポークによってコロニー本体と接続された小コロニー群で、水耕促進栽培などによって様々な作物を栽培しています。また、農業プラントは、コロニー本体で発生した下水や塵埃などの処理場としての機能を有し、バイオスフィアとしてコロニーに必要不可欠な施設となっている。ただし、これだけでは自給するために十分な食料を生産できないため、外部からの食糧輸送が必要となる。

漁業プラント(準備中)
果樹園プラント(準備中)
菜園プラント(準備中)
観光施設

コロニーには個性が存在します。農産物を生産する農業コロニー、重工業製品を生産する重工業製品など用途に特化したコロニーが存在し、その一種に観光コロニーが存在します。通常の居住コロニーにも論で二音のように自然公園をもつものも多いですが、観光コロニーは山岳地帯や南国の海洋をモチーフとしたものなど、居住用では再現不可能な自然環境を人工的に作り上げたものが多数存在しています。また、中にはモルデガンコロニーのようにアルプス山脈の高山地帯を再現したコロニーでは牛や羊が放牧されていて牧畜兼観光コロニーといったものも存在します。

このような特殊環境の再現を行うために、内壁の地形と気温・気象の特殊化が図られている。

特に樹木が少ない高山や海などの特殊な地形は、気象や気温にも大きな影響を与えるため、居住用コロニー以上に複雑な気象操作が必要となります。

スーパーコンピュータ

時代の一般的なコンピュータでは解くことが困難な大規模で高度な科学技術計算を高速に行うことができ、大規模な科学技術計算に用いられる超高性能コンピュータです。その時代での最先端の技術を結集して開発され、価格も性能も他のコンピュータとは比べ物にならないほど高価で高速です。

原子力、自動車、船舶、航空機、高層ビルなどの分野で設計やシミュレーションに使われ、分子設計や遺伝子解析などバイオ、化学分野での導入も多く、一般企業でも導入されています。

旧世紀、科学技術分野で頻繁に使われる行列計算などの大量の繰り返し演算を高速化するため、ベクトルプロセッサと呼ばれる特殊な演算装置を用いて並列処理を行う方式が宇宙世紀以前では主流でしたが、パソコンなど小型のコンピュータ向けのマイクロプロセッサの飛躍的な性能向上と低価格化を受けて、多数のマイクロプロセッサを接続して並列に動作させるMPP方式のスーパーコンピュータが現代では主流です。モビルスーツの設計等の機械設計にも利用されており、従来では考えられない速度での設計を可能としている。

ニュータイプ研究所(準備中)
大型ラジエーター

燃料の燃焼によってエンジン内に作り出され封じ込められた熱を、エンジンのシリンダー外壁に水を循環させ、燃焼によって発生した熱を循環水に吸収させ、放熱器とファンを用いてその発生熱を放熱するものが従来のラジエーターである。

しかし、宇宙空間においては大気が存在しないため、搭載機器の発熱を宇宙空間にラジエータを介して放熱し、機器の温度を制御する。

特殊情報局(準備中)
マスドライバー(準備中)
高感度天文台施設(実装検討中)
テザー衛星(実装検討中)
軍事衛星(実装検討中)
観測衛星(実装検討中)

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  未来の建造物です。代表的な、「スペースコロニー」では新しい建造物が多数登場する他、諜報機関、スコットランドヤードとも引けをとらない、国家遺産「特殊情報局」も登場します。

情報戦がさらに激しさを増す宇宙世紀においてスパイの重要性は衰えることがありません。

地上においても、「マスドライバー」、「スーパーコンピューター」「ソーラー発電所」など新しい建造物による未来の世界が待っています。

世界遺産

世界遺産

 

首相官邸ラプラスは、バチカン宮殿、国際連合に代わる存在です。

国際連合が、宇宙移民計画によって陳腐化した後、宇宙世紀の外交的勝利には、ラプラスの存在は欠かせません。

世界遺産は、他にも強力な効果をもったものが登場します。

追加-世界遺産

 

ズムシティ(準備中)
首相官邸ラプラス(準備中)
ジャブロー(準備中)

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    史実では、ラプラス事件によって崩壊した首相官邸ラプラスですが 外交問題を武力以外の力で有利に進めるためには、この首相官邸は中心的役割を発揮します。 「国際会議」を行うことで国際連合を超える、さらにハイレベルな外交上の駆け引きが行われます。

地形

ガンダムの世界ではよく名前の登場する”暗礁宙域” 主にガンダムの世界では、ルウム戦役のあった旧サイド5宙域を指す言葉でもありますが 元来、スペースデブリ(宇宙ゴミ)がたまっている場所という意味で主に用いられています。GMODではCiv本編でいう地上の丘陵地帯のような扱いでこの暗礁宙域を追加しています。

追加-地形

 

宇宙空間(宇宙)(準備中)
暗礁宙域(宇宙)(準備中)
月面(宇宙)(準備中)
小惑星(宇宙)(準備中)
月面都市(地上/宇宙)(準備中)
宇宙都市(地上/宇宙)(準備中)
コロニー(地上/宇宙)(準備中)

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 宇宙でも地形は重要な戦闘・資源要素を占めています。都市防御の固い、丘陵地帯の長弓兵に苦労させれた経験をお持ちの方は私も含めて少なくないはずです。戦闘において、地形的有利は古来の戦いより、その重要性が説かれてきました。

宇宙での戦闘においても、少ない戦力や戦闘力だったとしても、地の利を最大限生かすことで敵に対して対抗することも場合によっては可能なのです。

資源(2014/08/24更新)

宇宙世紀においても、戦略的に重要な資源が多数発見されます

追加-資源

 

ヘリウム3

ヘリウム3は、ヘリウムの同位体です。

ヘリウム3の原子核は、陽子2個と中性子1個からなり、通常のヘリウム原子より軽い安定同位体です。

ヘリウム3は、地球形成と進化の過程で大量のヘリウム3が地殻およびマントル層に閉じ込められてしまい、また地球の活動により生成されたヘリウム4に希釈され、大気中に放出されるものはごくわずかしか存在していません。

地球環境化では天然のヘリウム3が存在するが,その濃度は非常に希薄で,これまで天然ガスの副産物としての分離利用されてきたにすぎません。

人工的にヘリウム3を生産する試みも行われているのですが、ヘリウム3の燃焼効率を考慮しても採算が取れないバランスであったり、また、トリチウムという放射性物質を利用しヘリウム3を生産する方法があるが、100万キロワット級のヘリウム3動力炉1基あたり1tのヘリウムが必要となり、それを稼動させるために必要なトリチウムは1メガトン級の核兵器数百発分が必要となります。そのため放射性物質の件もあいまって安全面での問題が非常に大きくなっています。

このように地球では採掘は乏しいと見られるヘリウム3ですが、地球外に豊富に存在すると考えられております。木星,土星,天王星や海王星等のガス状惑星の10%以上がヘリウムで、ヘリウム3は1026kg程度と推定されます。ただし、このヘリウム3資源の直接測定はまだ行われていませんでした。

月は地球とちがって地磁気や大気を持たず、表面は直接太陽風にさらされています。

太陽内の核融合反応によるヘリウム3は太陽風の一部として月面に到達します。

旧世紀のソ連の月ロケットLUNAによる測定によると、ヘリウム3は月面の岩石に激突して岩石の表面から20~30ナノメートル程度に埋め込まれていると見られていました。月はその形成以来45億年もの間この照射をうけてきたため、極く僅かのヘリウムが月面の表面に蓄積し多量のヘリウムが岩石中に蓄えられていると考えられており、宇宙世紀になると、ヘリウム3の採掘・採取は、木星事業団の主要な業務となり宇宙世紀のスペースコロニー、地球に供給され地上での石油などの旧来の資源に代わるエネルギー源として生活と経済を支えました。

重水素

重水素(じゅうすいそ)またはデューテリウム (英語: deuterium) とは、1931年にアメリカの化学者ハロルド・ユーリーが発見した、原子核が陽子1つと中性子1つとで構成されている、水素の安定同位体の1つです。

安定同位体である二重水素のみを指して「重水素」と呼ぶ場合がほとんどです。

重水素の特徴として

1、通常の水素(軽水素)と比べのほぼ2倍の質量を持ちます。

2、天然の同位体比は0.015%とわずかであるが、水素そのものが極めて豊富に存在するため、比較的入手が容易です。

3、NMR[核磁気共鳴(かくじききょうめい、NMR、Nuclear Magnetic Resonance)] , 質量分析などの手段で容易に検知することが可能です。

4、放射性を持たない安定同位体であるため、取り扱いに特別な施設や技術を必要としません。

5、化学的性質は軽水素と基本的に同等だが、やや反応速度が遅くなる。これを「重水素効果」と呼びます。

重水素の主な用途は原子力開発として使用されており、ウランなどの核分裂が連鎖的に続くためには,飛び出してくる中性子を適当な速度に減速してやる必要があります。重水素は,この減速材としてぴったりの性質を持っています。旧暦、重水を減速材として用いる原子炉は,天然ウラン資源が豊富な国で積極的に用いられています。

重水素はまた,核融合の好適な材料ともなり,水爆開発にも用いられました。重水素と三重水素は最も低温(1億度)で核融合を起こす組み合わせであり,核融合炉の「燃料」として最も有望視されました、しかし実用化に向けて解決すべき問題はあまりに多く,研究開始から数十年を経ても,核融合実用化のめどは立っていませんでしたが

問題の解決後、重水素は、核融合にエネルギーを生み出す際の重要なエネルギー資源として認識されるようになりました。

ルナチタニウム

ルナチタニウムとは、宇宙世紀0064年に開発されたチタン、アルミニウム、希土類金属などから構成される合金です。

月(ルナ)で精製されるチタン(チタニウム)の合金であるところからその名が付きました。

アステロイド基地ルナ2で採掘されるものが特に高純度であるといわれています。

月面上という特殊な重力下で精製することにより従来のチタン系合金に加え、高い耐熱性、さらに優れた硬度や放射線絶縁性を持ち、加えて軽量でもあるため、MSの高性能化に最適の素材となりました。

地球連邦軍のV作戦で開発されたモビルスーツ、RX-78ガンダム、RX-77ガンキャノン、RX-75ガンタンク、及びホワイトベース級強襲揚陸艦の装甲材として採用されました。

ただし、ルナチタニウムは、精錬技術が特殊であるうえ、レアメタルを多量に必要とするためコストダウンが困難であり、本来、消耗品であるはずのモビルスーツが高級品となってしまうという側面も持っています。

一年戦争におけるRX-78ガンダムの高い戦果を喧伝された結果、後の時代にはガンダリウム合金と呼ばれるようになりました。

メタンハイドレート

メタンハイドレードの外見は氷によく似た固体物質で、水分子とメタンガスが、低温・高圧状態で立体網状構造化したものです。

メタンハイドレードとは、網状の部分にガスの分子が入り込み、結晶化したものがガスハイドレートと呼ばれ、ガスハイドレードの中でもガスの主成分がメタンで構成されているものをメタンハイドレートと呼びます。

高圧・高密度で結晶化しているため、水とメタンガスに分解すると1Lの水に対して150Lのメタンガスが発生するといわれております。(メタンガスの充足率が70~80%)ただし、メタンハイドレードは常温、常圧では分解しやすいため移動・保存するために低温・高圧状態を保つ必要があります。

メタンハイドレート鉱床が生成されるには、主に深海の堆積物を微生物(メタン細菌)が分解作用により生成されるメタンガスが水中に溶け込み、堆積して一定の層を成す、「生物醗酵起源」と呼ばれているものと、もうひとつは、「熱分解起源」と呼ばれ、堆積物中の生物の死骸や木片等の有機物が地層中に埋没する過程で分解・発生するケロンジェン(不溶性有機物一般)が、地層が深くなるにつれ熱分解されメタンが発生します。

これらが堆積盆地の上方に移動することによりメタンハイドレートの層を形成したものと考えられています。

旧暦20世紀末から、このメタンハイドレートは、旧来のエネルギーに代わる自然エネルギー源として認識されはじめ、研究が進められました。

21世紀に入ってしばらく経つと、本格的なエネルギー源として確立され、石油・石炭に代わる、有限な自然エネルギーとして、長らく活用され続けています。

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鉄、石油、ウラン、アルミニウム  宇宙世紀以前にも重要な資源は数多くありました。

第二次世界大戦時、石油が不足していた日本では「”石油の一滴、血の一滴”」という標語まで作られました。

戦争には、いつの時代にも、その時代ごとに必要な資源があります。宇宙世紀では、強力なMS生産に欠かすことのできない、ルナチタニウムが重要資源として国家間戦争の火種にもなりえる存在です。

本来ルナチタニウムは、アルミニウムやレアアースを組み合わせ、月面の特殊な重力制限下で精錬することによってしか生産できない合金の事を指しますがMODでは資源として登場します。

専門家

宇宙世紀に登場する様々な技術者などが偉人として登場します。

追加専門家

 

・モスク・ハン ・フラナガン ・テム・レイ ・クルスト・モーゼス 他多数

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  グラフィックはありませんが、雰囲気を出すためにガンダムに登場する偉人を追加しました。

スキル

新兵器に付与出来る戦闘スキルもいくつか追加となっています。

追加-戦闘スキル

 

NT(準備中)
走破(準備中)
有視界戦闘(準備中)
コロニー襲撃(準備中)
自由機動(準備中)
データリンク(準備中)
衛星軌道戦闘(準備中)
撃墜王(準備中)
対空防御(準備中)
密集弾幕(準備中)

追加-特別スキル

 

大気圏離脱(準備中)
大気圏突入(準備中)
ミノフスキー粒子散布(準備中)

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  今回のMODの追加要素として、かなり力を入れたスキル分野です。 さまざまなスキルが戦術の幅を広げ、考える楽しさが増えることを期待しています。

ユニットタイプ

GMOD Ver1.0βでは3タイプの新しいユニット種別が登場します。

ガンダムやザクⅡといったMSユニット、ユニットの搭載や戦闘が可能な大型艦船ユニット、宇宙空間を移動できる航宙ユニットです。

追加ユニットタイプ

 

・MSユニット

・大型艦船ユニット

・航宙ユニット

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  ガンダム、ゲルググなどのMSユニット、強力な遠距離攻撃を持つ、ホワイトベース、ザンジバルなどの大型艦船ユニットの他に、主に宇宙、場合によっては地上でも運用可能な航宙ユニットが新設。 運用方法は、地上での航空機と同じで艦船に搭載するか、都市に駐留することで戦闘が可能です。 その強力な一撃離脱力や防空任務を与えた際の防空能力は、防空能力のある戦艦はもちろんの事、防空能力をもたないMSの護衛には大変有効です。

個人的には、ビグロや、ザクレロ、ボールなどのMAユニットも追加したかったのですが、開発の都合上、Ver.1.0βでは省くことになりました。今後は、実装を予定しています。

指導者/文明(16/01/05更新)

Ver.1.0では、UC100年頃までの各勢力の代表的な8人の指導者が追加されます。

文明は大きくわけて連邦系とジオン系の2つの系統に分かれていますが、1つずつが独立した文明です。

追加-指導者/文明/連邦系

 

リカルド・マーセナス-地球連邦政府

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地球連邦政府 首相 リカルド・マーセナス 志向:哲学/創造 文明:地球連邦(政府)

 

西暦の時代、主要国を中心とする各国政府は、人口問題、資源の枯渇、環境破壊による熱汚染などに対応すべく人を宇宙へと移民させる計画、後に「人類宇宙移民計画」と呼ばれる移民計画のために、統一政府「地球連邦」を主要国が中心となり段階的に組織していくこととなりました。

これに対して、宗教的・経済的・その他、地球連邦内での利権の優劣などを理由に統一政府反対を掲げ、地球連邦に抵抗する勢力が少なからず存在しました。
その中には武装する勢力も存在し、地球連邦政府はこれに対応すべく構成国の軍隊をベースとした「地球連邦軍」を組織、武力により対抗勢力を制していきました。

地球連邦政府前身機関の設立から50年あまり、地球連邦と対抗勢力の争いは依然続いていましたが、通信・運輸などの飛躍的な進歩、グローバル社会化により旧国同士の相互依存経済が高まる中で連邦政府が、“旧国同士の国境の無力化”、“世界標準言語制定“と統一政策を次々に行った事もあり発足当時に比べて、次第に構成国内での統一意識が高まることになりました。

地球連邦政府は宇宙移民計画を本格的な実行段階へと移すため、それらを象徴するものとして、“西暦”から“新世紀”へと暦の名称を改めることを決定し、それを人類共通の暦とする事を決定しました。

この歴史的イベントを前に、地球連邦政府の初代首相に連邦議会により選出され就任したのが、地球連邦政府議員 リカルド・マーセナスです。
出身はアメリカ合衆国、幼年期はドイツ、少年時代はフランス、学生時代はアジアと様々な国に暮らしながら政治家となった経歴を持っていた人物です。
また、両親も同じように各国を転々としながら様々な血を受け継いでおり、自身の妻もアラブとヨーロッパのハーフでした。
この出自が、地球連邦政府の初代首相に選出される一因ともなりました。

政治思想は、リベラル派(穏健革新派)で、首相就任後は、連邦政府内を構成国代表各国と合意形成を進めていく中心的役割を果たすとともに、宇宙世紀憲章の条文作成に力を尽くしました。
リカルド・マーセナスといえば、改暦時に行われた演説が有名で、地球上におけるこれまでの人類のあり方と、人類のこれからのあり方について、人類全体へと語りかけた演説で有名です。
交通の不便さや警備上の不安があるとの反対意見がある中、この事を承知しながらも、首相官邸(ラプラス)を衛星軌道上に設置させ各国代表団を首相官邸へ集めた上で、宇宙世紀憲章を改暦とあわせて首相官邸にて発表する事を首相権限で決定しました。
西暦最後の日の12月31日23時40分過ぎから行った、記念演説の途中、時刻がちょうど12時を回り、宇宙世紀を迎えた直後、後にラプラス事件と呼ばれるテロ事件により、各国政府、報道関係者、警備にあたっていた連邦軍将兵など多くの人々とともに命を落としました。

事件後、強硬意見が一気に力を増したため地球連邦政府は、事件を分離主義者によるテロと宣言、テロに携わった者を速やかに検挙しました。
また、この事件を支援していたと断定された分離主義国家は、地球連邦軍によって壊滅させらられることとなりました。その後、連邦政府内では、保守派が中心の新政権が発足し、「リメンバー・ラプラス」のかけ声の下で、反政府運動の取り締まりは強化され、それが後に宇宙移民者スペースノイドへの弾圧へと形を変えていきました。
リカルドの死後、息子のジョルジュ・マーセナスは、第3代地球連邦政府首相となりました。
ラプラス事件は、連邦政府によって分離主義者による犯行と断定されましたが、現在では、ジョルジュ・マーセナスを含む連邦内部の保守派を首謀者とする説が有力です。

マーセナス家はその後も政治家としての家系が続き、リカルドの曾孫である「ローナン・マーセナス」も移民問題評議会議長などの要職を歴任しました。

 

地球連邦政府

 

旧世紀における、国家が誕生して以来、国家を構成する基本的な要件は、国民、領土、そして主権をもつ統治組織の3つの要件からなると言われています。狭義にいえば、国家とは所有する領土に生存する人々に対して、他からの干渉を阻止する排他的な統治機構としても定義することができます。

この実際的な裏づけとして国家は、警察権、刑罰権、裁判権、軍事権といった国家権力と呼ばれる権力を持ち、当該国家以外のいかなる団体や組織の干渉を排除するのです。

国家の統治機構は政府と呼ばれます。政府の権力は、国家の存在理由によって正当化されたものであらねばならず法治国家においては、これは法によって定められています。

このように、国家は独立した最高の主権を有する機構ですが、国家が他の国家の権力によって制約を受けることは国家の本質に反する現象です。

この場合、その国家は十全たる国家とはいえません。過去の歴史における、その極端な例は典型的例が「植民地国家」です。

国家は大きく分類すると、「単一国家」と「複合国家」に分類されます。前者はその名称の通り、1つの国家が1つの統治機構によって構成されるものを指します。

西暦の時代においても多くの国家同士が統合しさらに大きな国家を形成していきました。

 

国家の統合は、共通の利害関係、国民感情を以って実施され、一定の継続性を持つ共通目的のために権力行使機構を組織することで行われてきました。

このとき、構成国は国家の統治権の一部を中央政府に委譲することになります。

したがって、複合国家は多数の国家でもありながら、1つの国家であるという2面性を持つこととなります。

「地球連邦」は、これまでの人類史上最大の複合国家といえる存在です。

多数の国家によって構成されているものの、旧世紀に存在した国際連盟や国際連合と本質的に異なるのは、この機関が独立し最高の主権を有していることです。

旧世紀末に、表面化した様々な問題を解決するには、従来のような国際調停機関以上の存在が求められるようになったのです。

特に、地球環境の汚染、人口爆発に伴う、食料、エネルギーといった問題の解決が急務となり、この問題を放置すれば、人類全体の存亡にかかわることは、次第に共通の認識となっていきました。

地球連邦という組織は、この問題の解決を「一定の持続性を持つ共通の目的」として成立しました。

ただし、当初はあくまでも暫定的な組織であったため、各国の妥協によって支えられていました。

そのため構成国となった国家の中には、問題解決後に、連邦政府を国際連合のような国際的調停機関へと緩やかに戻していく方針も持っている国も少なくありませんでした。

しかし、民族、宗教、国家的理念の対立などを共通的課題解決のために、一時的に棚上げしようというのが地球連邦成立時の構成国、各国の共通的な思惑でした。

前述した地球上での様々な問題に対する解決手段として提唱された1つの案が、人類を宇宙へと移民させる”宇宙移民計画”でした。

旧世紀に行われていた宇宙開発以上に膨大な予算と労力を必要とするこの計画を実行段階へと移すためには、それぞれの国権以上の権限と経済力が必要となりました。

本来、そのための暫定組織として作られた地球連邦は、この計画の進展を通じて、全地球規規模の行政府として、強力な権力を有するに至ったのでした。

この権力を支えたのは、理念としては全人類共通の問題への解決と宇宙移民の推進が不可欠であるという認識でした。

また、この理念だけでまかなうことが出来ない部分については、移民計画を推し進めるために連邦政府という1つの共同体へと世界の国々を取り込むために必要とされたのは強力な軍事力でした。

そして、この軍事力は恒久的平和維持活動を目的とする、地球連邦軍という軍事組織がこれを担うこととなりました。

地球連邦軍の設立は、連邦政府の設立した旧世紀(西暦)においてすでに行われていました。

これは、国家単位で締結されていた軍事条約を、いわば全地球規模で行うというものでした。

したがって、連邦政府が各国の軍事力を接収する形がとられ、それまで存在していた国連軍からその装備と人材を引き継ぎ巨大化していきました。

(国連軍の主力を構成していたのは、当時、軍事力を有していた国家であり、実質的にはそれらの軍が、連邦軍という新しい国家の軍組織へ編入されるという形となりました。)

宇宙移民の開始を以って、地球連邦政府は「宇宙世紀」への移行を宣言しましたが、創設当初の地球連邦の国家的基盤は、強固といえるものではありませんでした。

旧世紀ほどではないにせよ、地球上では地域紛争が発生し、宇宙世紀の最初の十数年は、連邦軍は紛争鎮圧のため幾度も出動を重ねることになりました。

世界連邦制を目指す、連邦政府が最も懸念していたのは分離主義でした。構成国家が連邦を離脱し、独自に連合、対立する「複合国家」が形成されれば、全地球的統治機関として地球連邦政府はその機能を喪失することになります。

実際に、旧世紀後半になって発生した南北問題、経済力の格差や低経済地域への教育の普及に伴う民族主義の台頭、宗教的対立は、連邦からの離脱という動きへと繋がりかねなかったのです。

このような動きに対して、連邦政府は連邦軍の軍事力を背景に、構成国家の分割といった方法で対応しました。

例えば、旧軍事大国を複数の国家に分割し、他の構成国と同等の力関係になるように分断を図りました。

各国、軍の軍事力は、一部を連邦軍として接収されていたものの、旧軍事大国の軍事力は連邦政府創設当時においては連邦軍に十分な脅威となる勢力であったため

連邦政府は、旧軍事大国の有する国軍を分割し、連邦軍に対抗し得ない程度の勢力へと変えていきました。

さらに分割した構成国家を対立させ、旧軍事大国による連合をさせないような政策がとられました。

構成国の間からの反発は小さくはありませんでしたが、経済力格差の問題に対して宇宙開発による経済効果がその解消に貢献し、民族、宗教問題に対して宇宙移民という

世界観のパラダイム・シフトへ旧来の思想がうまく対応できなかったこと、各国の共通的利害関係と国民感情がある程度まとまっていたため、地域紛争が連邦政府と新たな複合国家の対立といった方向に拡大することはありませんでした。

これらの施策によって、連邦政府は20年代に入って、地球圏の主権を確立することなりました。

U.C.0022年に行われた「地球上からの紛争の消滅」宣言は、地球連邦政府がこの巨大な統治機構を磐石なものとしたという地球連邦政府の自信の表れといえます。

(このU.C.0022年に行われた「地球上からの紛争の消滅」宣言については、U.C.0100年前後の地球連邦政府内でも、あったと主張する人々と、なかったと主張する人々に別れており、論争の的になっています。)

この後、地球上での平和維持活動の必要性が低下した事から、連邦政府は軍事予算を大幅に削減することが可能となり、宇宙開発予算が増大、これまで以上に宇宙開発とあわせ、比例的に宇宙への移民が進んでいくこととなりました。

連邦国家においては、構成国家は人民に対して統治権を有します。中央政府は、構成国家より統治権を委譲されています。憲法、議会、政府、裁判、警察、軍事といった国家を構成するに必要とされるものは中央政府と構成国家の両者に存在しているのです。

国民は連邦国家と、この構成国家に対する二重の枠組みの中で生きることとなります。二重の法律を遵守しながら、二重の政治機構によって統治し、統治されることとなるのです。

中央政府の権力の大きさは、連邦国家における二重機構をどの程度の割合で構成国の中に存在させるという点で決定されました。全人類的問題の解決のため、地球連邦政府が強権を付与されたことはすでに述べた通りです。連邦政府の権力は、時宣を選んで再び、委譲された権力の一部を緩やかな形で構成国家へ引き戻すという形を構成国家によって想定されていましたが20年代を超えると、連邦政府と各国政府の力関係は明らかに乖離的(絶対的)なものへとなっていました。

独立、最高の主権を有する連邦政府を、各国政府によって統制することは、事実上、不可能となり、逆に構成国家の統治権がいっそう連邦政府に付与されることとなりました。

また、宇宙移民によって成立した連邦の新領土は、単一国家における地方自治的な存在となりました。

旧世紀より存在する地球上の構成国家と異なり、スペース・コロニーの行政単位である各サイドは、統治権の源泉を連邦政府に求めることはありませんでした。

形式上は、各サイドは自治区として扱われたものの、実質的に国家としての形態を持ちながら連邦政府に、権力を制限されるという「植民地国家」というべき存在になりました。

地球連邦政府は構成国家の総意のもとに動くとされていましたが、宇宙世紀(U.C.0050年頃)から今世紀半ば頃には、連邦政府の保護のもと構成国家が自治を行うという形となっていました。。

構成国の独立性は崩壊し、構成国の自治範囲は、内政に限られ、外交、通商に関しては、連邦政府の様々な許認可を必要としたのです。

とはいえ、地球連邦政府と構成国政府との法的な関係は、当初、暫定的措置として本連邦が想定されていたこともあり、非常にあいまいなものとなりました。

このあいまいさが20年代以降の地球連邦政府の統治権強化の根拠とされましたが、一方でスペースノイドの自治権獲得運動の根拠ともされました。

曖昧であるがゆえに、宇宙移民者によって構成される自治区にも本来、国家としてあるべき主権が存在するという主張が可能だったのです。

宇宙に住む人々は、地球連邦を構成する国民ではありましたが、彼らが地球連邦という国家に対して同じ程度の政治的権利を有するわけではありませんでした。

宇宙世紀へと改暦後50年が経過すると、宇宙居住者と地球居住者は階級化し、地球上の一部の人々からは宇宙居住者を「二等国民」と呼ばれるような場合が出てきました。

これは国民の意識の中にも暗い影を落とし、宇宙居住者にも地球居住者を「エリート」と、揶揄をつつめて形容する者も増えていきました。

スペースノイドの自治権獲得運動は50年代から60年代にかけて、非常に活発な様相を呈します。

宇宙移民計画が開始されてから50年以上が経ち、世代の交代が進んだことにより、当初の宇宙への憧れや希望を持って、宇宙へと出た人々やそれを送りだした人々は次第にいなくなりました。

地球上の歳若い人々の間では、宇宙への関心は薄れ、スペースノイドに対する権威主義・優越主義が論調を強めて、アース・ノイドには選挙権などに制限を課して、アースノイド至上主義へと通じる論調が高まることになります。

スペースノイド側でも、世代交代が進み、宇宙での生活が当たり前となり宇宙の生活しか知らない人々が増えていきます。

当初は、実に様々な人々が宇宙へと移民していましたが、宇宙移民計画の開始から50年以上が経過、参政権や政治的制限を受けたことで、宇宙に住む人々の、地球連邦への反発の論調は高まりスペースコロニーの独立を掲げる人々は、地球連邦による、移民と統治を”棄民政策”だと主張、これらの論調は次第に強まっていきました。

この運動は特に、地球から最も離れたスペース・コロニー郡サイド3で盛んなものとなり、運動の思想的指導者 ジオン・ズム・ダイクンが0058年、共和国宣言を行うに至ります。

連邦政府は、サイド3のこの運動に対してサイド3に対する、経済封鎖、武力による鎮圧等の制裁という形で応じましたが、60年代を通じて、自治権獲得運動はいっそう激化することとなります。

この運動は、0067年、コロニーの自治権の法的保証を目的とした、コロニー自治権整備法の提出の際に最高潮に達しました。

しかし、この法案は連邦政府によって廃案とされた。翌年、サイド3の共和国首相 ジオン・ズム・ダイクンが急逝したこともあって、各サイドでの活動は急激に沈静化していきます。

0069年、サイド3はジオン公国として独立を宣言、連邦からの離脱を発表します。連邦政府はそれまで、サイド3を反乱コロニーとして位置づけていましたが、この発表によって実質的には「独立国家」と認めざる得なくなりました。

ただし、正式には国家として承認しておらず、0079年に勃発した1年戦争は、ジオン公国においては、「ジオン独立戦争」と呼称されました。

この戦争で掲げられた政治的目的は、サイド3を独立国家として連邦政府に法的にも認めさせることだったのです。

サイド3では、ザビ家による政権の下、国民感情はほとんど一致していましたが、サイド3以外のサイドは、連邦政府側について、ジオン公国と戦うこととなりました。

これは、単に開戦から両陣営どちらにつくかという決断までの時間が与えられなかったというだけではなく、スペース・ノイドの中でも、意見が大きく割れていたことを意味しています。

サイド3以外のサイドにおいても、自治・独立を求める人々、連邦政府内の一国民として、平等の参政権を求める人々が数多くいましたが情勢は複雑でした。

これらのサイドの人々の中には、連邦政府の権威に逆らうことへの恐れ、その実質的、武力組織である地球連邦軍に逆らうことへの恐れ(1年戦争開戦時、各サイドには、駐留艦隊や駐留部隊がいました)、連邦政府への一定の信任、ザビ家による政治への不信感と期待、政治に関して、中立、または無関心な人々も存在し、各サイドの世論情勢は、一言で表すことの出来ない状況でした。

U.C.0079.01.03から始まった、後に1年戦争と呼ばれる戦いによって、サイド1、2、4、5は、壊滅的打撃を受け、開戦から1週間で、スペース・ノイドを中心に28億人の命が失われました。

一年戦争はジオン公国の実質的な敗北に終わり、ジオン公国は戦争末期に解体されジオン共和国臨時政府が誕生します。

臨時政府は、0080年1月1日、連邦政府との間に終戦協定によって、連邦の自治国とされました。

とはいえ、あくまでもこれは形式的なものでした。独立は承認されたものの、従来の自治区が名称を「国家」とかえられたにすぎなかったのです。

連邦政府と、各構成国家の有する統治権の範囲の曖昧さは、1年戦争後も変わることはありませんでした。

1年戦争時、サイド6を始めとする一部の構成国家や自治区が中立を宣言し、これらが連邦、ジオン双方から認められたのは、戦況や戦略的な原因によるものもありましたが、このような統治権の曖昧さがあってこそ成り立つことでした。

連邦に属しながら、中立を保つということは不可能です。しかし、暫定機構として発足した連邦政府の構成国家や自治区に対する要件は、法的に構成国家や自治区のこのような行動を制限できるものではなかったのです。

このような問題が顕在化しなかったのは、あくまでも連邦政府の軍事力を背景とした主権の強力さによるもので、ジオン公国という軍事力を有した独立主権国家の誕生が、これまで絶対的であった連邦政府の権威と権力を低下させ、連邦政府内からの分離的行動を可能とした要因でした。

法的に連邦政府と構成国家や自治区の関係を明瞭にしようという主張は、0100年当時にも一部では行われていたものの、地球上の構成国家と自治区である各サイドを同等に扱うか否かという問題があり、結局明確な判断は関係を作ることはありませんでした。

1年戦争後も連邦政府は軍事力を背景として全地球圏規模で統治を行い、いくつかの内乱を経たものの、0100年を以って、ジオン共和国は自治権を放棄します。

しかし、「植民地国家」としての位置より脱しようとする自治区と連邦政府の確執が完全に解消されることはありませんでした。

 

ヨハン・エイブラハム・レビル-地球連邦軍

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 地球連邦軍 大将  ヨハン・エイブラハム・レビル 志向:組織/カリスマ 文明:地球連邦(軍)

ジャミトフ・ハイマン-ティターンズ

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ティターンズ 総帥 ジャミトフ・ハイマン 志向:帝国/拡張 文明:ティターンズ

ブレックス・フォーラー-エゥーゴ

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エゥーゴ 代表  ブレックス・フォーラー 志向:金融/組織 文明:エゥーゴ

追加-指導者/文明/ジオン系

 

ジオン・ズム・ダイクン-ジオン共和国

ジオン共和国 首相  ジオン・ズム・ダイクン 志向:創造/勤労 文明:ジオン共和国

 

ジオン・ズム・ダイクン

「今世紀最大の科学者がトレノフ・ミノフスキーであるならば、最大の政治思想家は、ジオン・ズム・ダイクンであったとすることに、異論を唱える人はいないだろう。」
これは、宇宙世紀U.C.0099に 経済人類学の研究者だった ミナカ・ユンカースが語った言葉です。

ジオン・ズム・ダイクンは、サイド3の共和国化を進め、その初代首相となった政治家です。
同時に、彼は強い思想を持った思想家でもありました。古くから、政治家が思想家の一面を持つことは多くの政治家に当てはまることですが、彼の場合、政治家となった後も、思想家の一面の方が政治家としての一面よりも強く表されることになりました。

彼は、彼自身の思想実現のために、現実の政治に参加することになったのです。
つまり、政治のための政治を行う現実主義者ではなく、どちらかというと、思想のための実現のための政治を掲げた理想主義者としての色合いが強かったのです。

彼は、自らの思想を実現するために政治家になったといえます。

ジオン・ズム・ダイクンの名が、一躍有名になったのは、U.C.0046年のコントリズムの提唱からでした。コントリズムは、サイド国家主義、宇宙国家主義といわれる思想です。

コントリズムとは、要約すると、「各サイドが、地球の植民地としての地位にあるべきではなく、地球連邦を構成する国家としての自治を建て
前上だけではなく、実際に行い、政治的、経済的に自立すべきである。」という思想の事を指します。

コントリズムの根幹をなす思想は、このスペースノイド自決主義とでも呼称すべきものでした。しかし、このコントリズムの考え自体は画期的なものではありませんでした。

このような主張は、スペース・ノイドとアース・ノイドにある政治的権利の格差が表面化しつつあるなかでスペース・ノイド人々を中心に唱えられてきました。

ジオン・ズム・ダイクンの主張が、後のスペース・ノイドたちの自治権要求運動の中心的思想となっていったのは
彼がコントリズムとエレズムの思想を結合させたという、ところが革新的であり支持された大きな要因の1つとなっています。

エレズムは、40年代に起こり、0044年にはほぼスペース・ノイドの間に定着した思想でした。
これは、生命の源である地球を不可侵の聖地とし、人類はすべて、宇宙に居住すべきであるとする思想潮流である。

ジオン・ズム・ダイクンはエレズムを基にコントリズムを語り、宇宙国家の実現が、全人類を宇宙の民とし、最終的には、人類進化の次の段階である、ニュータイプへ到達するという独自の歴史観を展開しました。

この「ニュータイプ史観」とでもいうべき思想は、後の彼の名をとって「ジオニズム」と呼ばれるようになりました。

ジオニズムは、40年代後半に存在したスペース・ノイド内での閉塞感を打破する、スペース・ノイドのための思想であったため、当時のスペース・ノイドの多くがこの思想を受けれることになりました。

当時、アース・ノイドの間には、スペース・ノイドを地球から出て行かなければならなかった劣った人間であるというアース・ノイド至上主義が強まっており、これの対極的位置に登場したのが、「ジオニズム」でした。

ジオン・ズム・ダイクンの歴史観に従うのであれば、スペースノイドは必然的に宇宙を生活の場としたのであり、連邦政府より棄民されたのではないということになりました。

これにより、連邦政府の施策は歴史的必然によってなされたものであり、アースノイドによる劣等国民という見方に、スペース・ノイドは誇りを持って思想的背景を得たのです。

この歴史観を現実のものとして展開させるべく、0052年 ジオン・ズムダイクンは自治権獲得運動を展開。
ジオニズムの主張により、彼はスペースノイドの思想的指導者とみなされ、多くの支持者を得るに至りました。

ザビ家の協力もあり、サイド3は0058年、ジオン・ダイクンを首相として共和国宣言を行いました。
これは連邦政府からの事実上の独立宣言でした。この、共和国宣言は、スペースノイドを中心に「革命」と呼ばれました。

共和国樹立の際、デギン・ザビの指導のもと、国防隊が設置されました。これは0062年には国軍へと昇格されています。
ジオン・ダイクンは、自衛のための最小限の武力以外は必要ないという考えをもっていたとされています。
連邦政府は共和国を国家として認知せず、一般市民による叛乱・武装蜂起として定義し、0059年より経済封鎖を開始。
ジオン・ダイクンは、外交交渉によって自治権の獲得を模索します。
サイド3は、太陽発電によって得られる豊富な電力を輸出することで、月の恒久都市との間に緊密な経済関係を築いていました。

ジオン・ダイクンは、地球連邦政府に影響とコネクションのあった月企業連合体や商工業組合による仲介で、連邦政府に自治を承認させるという方針でした。
この時、他のサイドが表立って共和国樹立に賛同することはなかったものの、政治的には不干渉という立場を守ったことがジオン・ダイクンへ外交政策のみによる目的の達成が可能と思わせた大きな要因となりました。
この方針は、国内の強硬派、とりわけ、ザビ家一門との政治的対立を深めさせることにつながりました。
デギン・ザビは、連邦内にとどまるというジオン・ダイクンの方針とは異なり武力行使を視野に入れた連邦からの完全な分離独立を主張しました。
60年代に入ると、国軍はザビ家の掌握しており、ジオン・ダイクンは首相という立場にはありましたが、デギン・ザビとの権力抗争を行いながら外交政策による自治権獲得運動の推進を迫られました。

彼の政策は0067年に、連邦政府がコロニー自治権整備法案を廃案としたことで行き詰ることとなりました。
連邦政府は、建前上も、各サイドの自治権を認めないという施策が打ち出された。
また、0059年より続く経済制裁も苛烈さを増し、連邦軍宇宙艦隊による交通路の封鎖といった事態も頻発することとなりました。
ジオン・ダイクンの外交による自主独立路線の確立に失敗することとなりました。

ジオン・ダイクンの急死は、そのような状況で発生しました。
0068年、ジオン・ダイクンは心臓発作で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。
2代目の首相にはデギン・ザビが任命され、彼の政権時にジオン共和国は、彼を公王とする公国制へ移行されることtなりました。

ジオン公国の樹立です。同時に公国は、地球連邦より正式に脱退を通告、事実上の独立国となりました。

ジオン・ダイクンの死は、前後の出来事から暗殺と見なされている歴史観が全体の多数を占めています。
暗殺の首謀者については、諸説ありますが、中でも有力な説はデギン・ザビ一派によるものとするものです。
ジオン・ダイクンの「ジオニズム」の思想と、「ジオン」の名は、後世に様々に解釈を受け、多大な影響を与えることになりました。

ギレン・ザビ-ジオン公国

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ジオン公国 総帥 ギレン・ザビ 志向:帝国/カリスマ 文明:ジオン公国

 

ハマーン・カーン-ネオ・ジオン

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ネオジオン 摂政 ハマーン・カーン 志向:攻撃/防衛 文明:ネオ・ジオン

 

 

 

 

 

キャスバル・レム・ダイクン-新生 ネオ・ジオン

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新生 ネオ・ジオン 総帥 キャスバル・レム・ダイクン 志向:創造/カリスマ 文明:新生 ネオ・ジオン

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この他にも、デギン・ソド・ザビ、ゴップ、グレミー・トト、マハラジャ・カーン、エギーユ・デラーズ、レイニー・ゴールドマンなどなど、多数の候補がいましたが、ユニークさや、人気、知名度、史実での勢力の大きさ、1つの国家と呼べるものの実質的な指導者であった様々な要素を勘案し、8人と代表的な文明を選出しました

 

企業(16/01/05更新)

ガンダムの世界に登場する様々な企業が登場します。それぞれ得意とする技術分野を持っており企業のカラーが出ています

追加-企業

アナハイム・エレクトロニクス社

アナハイム・エレクトロニクスは、宇宙世紀U.C.0100時において、地球圏最大の企業の1つで、コロニー建造から、家電まで生産・設計を行う総合メーカーです。
特に中心的な分野は、軍需産業の開発・生産分野です。本社は、地球に置かれましたが、主な投資先は宇宙で、数多くの研究所・工場・実験施設・支店を抱えていました。
それらは、地球だけではなく月恒久都市、コロニーにも点在し、独自の研究用ドック船としてラビアンローズなどの艦船を保有することもありました。

アナハイム・エレクトロニクスは、1年戦争以前から、連邦軍の兵器受注ではトップシェアでした。しかし、その名が広く知られるようになったのは、1年戦争後の事です。
戦後、アナハイムは、旧公国の主要MSの設計・製造した事で知られるZEONIC社を吸収合併したことで、MS開発のノウハウと技術者の多くを手に入れることになります。

1年戦争後、連邦軍と民間企業のMS分野の共同研究・開発が連邦軍主導によって進められる例が多くありました。
(それまで連邦軍では、開発・設計を軍独自で行っている場合が多かったため、民間企業には受注生産などだけが任せられる場合も少なくありませんでした。
アナハイムも、1年戦争時は、RGM-79の量産を中心に殆ど生産分野を任せられたのみに留まり、MS開発に関するノウハウに関しては乏しかったのです。)

アナハイムと連邦軍の共同開発の例に、0081年10月13日に議会承認された連邦軍再建計画に基づく”ガンダム開発計画”があります。
計画は同年10月20日に開始され、2年後の0083年秋に試作機が完成しました。

この開発計画によって完成したMSは、ジオン系MSと連邦系MSの技術が融合した機体となりました。
この計画の存在は0083年の秋に勃発したデラーズフリート紛争の戦後処理の中で消されることとなりましたが、そのテクノロジーは、後のアナハイムにおいて残ることになります。

アナハイム・エレクトロニクスは0080年代半ばに軍需メーカーとしては地球圏最大の規模となっていました。
しかし、連邦政府の移民政策はティターンズの台頭とティターンズが掲げるアースノイド至上主義ともいえる思想を背景に低調なものとなります。
メラニー・ヒュー・カーバインはその先行きを案じて、ティターンズの抵抗勢力であるエゥーゴに資金提供を行い、その活動を支援しました。
このため、ティターンズとエゥーゴはグリプス戦役(U.C.0087)において、お互いにアナハイム社製兵器を用いて戦闘することとなったのです。
アナハイムは、これらの活動によって経済的な利益得ることとなり、「戦争の仕掛け屋」「死の商人」と呼ぶ人々も現れました。
しかし、このような取引は、大企業特有の苛烈な派閥争いの結果ともいえ、企業と倫理は切り離して考えるべきと主張する人も存在しています。

ハービック社

連邦軍の航空機の歴史は西暦からの長い歴史の中で培われたものが多くあります。
悪くいえば、前時代的なものであり、良くいえば信頼性が高いものといえます。
1年戦争時、連邦軍の反撃を支えたのは、最新鋭のMSだけではありませんでした。
その中心は通常兵器であり、この通常兵器を核とした攻勢により、MSを中心としたジオン軍に勝利を収めました。
その一旦にあったのが航空機分野であり、その航空機メーカーの中心がハービック社でした。
MSの登場により、アナハイム・エレクトロニクスに買収され、後にAEハービックと名称を改めました。

ヴィックウェリントン社

ヴイックウェリントンは地球連邦のMS開発、艦船航空機開発、戦闘機提供をしていた兵器会社です
同じ航空機分野ではハービック社も挙げられますがこれは地球連邦軍が1社だけに兵器開発、製造することをよしとせずに何社かに分けて任せるという方針のもとに兵器発注、開発が行われていたことに起因しています。
航空機、戦闘機だけでなくMS開発も行っており主にジム系のMSの開発を担いました。
ジムに代表されるように量産兵器開発に長けており、航空機、戦闘機と合わせて連邦兵器の受注は多く、1年戦争以前からの大半の兵器発注を受けていたのはヴィックウェリントン社です
ガンダムに代表される高級な試作機ではなく量産機を多く取り扱う経営はアナハイムが1年戦争後にハービック社を吸収し出資したエゥーゴがグリプス戦役で連邦の実権を握ったことで、大口の兵器受注が奪われても(MS部門が縮小されOEM生産になりながら)兵器開発、受注を継続させたことでその経営眼の正しさを証明していると言えるでしょう。

ヤシマ重工(準備中)
宇宙引越公社

U.C.0016、地球連邦政府は、宇宙開発と移民のための機関として、フロンティア開発移民移送局を設立します。
これによってのちに、一部から”棄民政策”とも呼ばれるようになる宇宙への移民活動が強力に推し進めれることとなりました。

その後、宇宙移民は地球連邦政府という強力な後ろ盾をもった移民移民局が中心となり活動することによって滞りなく推移します。

移民移民局は0030年に民営化され、宇宙引越事業団と改称されました。

当初の宇宙移民は、フロンティア精神を持った開拓者が多かったため、
荷物の制限など過酷な条件を受け入れた人々がほとんどでしたが、開拓から”一般的な移住”へと移行した時から、そのような制限は
多くの移民する人々に受けいられるものではなかったため、緩和されることになりました。

このような背景から、UC0034年には事業団をNGO化した宇宙引越公社が発足しました。
公社は人々だけではなく、人々の財産と呼ばれるものを宇宙へと次々、移送していきました。

その反面、地球連邦政府は、地球上の資産の散逸を恐れ、宇宙への移民者の荷物の持ち出しを制限しました。
特に、美術・工芸品に関する規則は厳しく設けられました。
引越公社の発足後も、それらに対する規制に関しては緩和されることはなかったのです。

重量や体積が大きくなると移送料金が割増となるため、スペースコロニーにおいては
地球由来の物品をより多くもつことがステータス・シンボルとなりました。

ジオニック社

ジオニック社はジオン公国のMS開発企業の一つであり人類史上初のMSを生み出した企業です。
ミノフスキー粒子の発見によりその特性によってレーダー等の観測機器がほとんど機能しないという状況下で戦闘を行うことを想定された兵器の開発が求められました。
つまりレーダーに頼ることが出来ないので、従来のミサイル等に頼った遠隔攻撃ではなく目視によって行われるより近接的な戦闘において機動的に戦うことを可能とする兵器です。
元々ジオニック社は軍需メーカー一辺倒という会社ではなく、様々な分野の基礎研究に投資しておりそれらを組み合わせた複合的な新技術に対して積極的であったことから新型兵器開発において上記の条件を備えた兵器を作るにあたって全く新しい人型ロボットMS-06ザクを生み出すことになるのです。
その後のMS開発においてもグフ、ゲルググなと汎用性に優れたタイプのものや水陸両用MS開発も手掛けており同社の基礎研究の高さに裏付けらたバランスのよい兵器開発を続け公国軍を支え続けました。
一年戦争終結後、ジオニック社はアナハイムエレクトロニクス社に吸収合併されます。これは名目上は軍需産業の縮小という形で行われましたがその背景には連邦側が高い基礎研究を持ったジオニック社からMS開発ノウハウを得たかったという本音の部分も見え隠れします。
(事実ジオニック社の技術を得たアナハイムエレクトロニクスはその後比肩しうるもののない宇宙世紀最大の軍需メーカーになっていくのです。)
アナハイムに吸収後は主にジオニック事業部とし活動しておりガンダム開発計画においてはガンダム試作2号機の開発に深く関わったと言われており
吸収されてなおジオンのMSの息吹は次代のMSへと引き継がれていったのです。

ツィマッド社

ツィマッド社はジオン公国のMS開発企業です。他のジオニック社、MIP社と共にジオン公国のMS開発を競い合いました。
公国の初期MS開発におけるジオニック社との競争は有名でジオニック社のザク、ツィマッド社のヅダは激しく主力機の座を争いましたがコンペティションで起こった事故もありコストも安く信頼性・汎用性が高いザクが制式採用・量産化が決定されました。
ザクに敗れはしたもののツィマッド社の技術は高く特にモビルスーツの推進装置開発に長けており後に開発されたドムはホバー移動による電撃戦、機動防御で散々に連邦を苦しめました。
水陸両用型MSゴッグや、のちの次期汎用型MS争いではギャンを投入しジオニック社のゲルググと争うなど一年戦争で活躍した多数の公国軍MSを手掛けました。
大戦後はアナハイムエレクトロニクスに一部買収され、他に買収された公国軍系MSメーカーとともに連邦にその技術が吸収されていきました。

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  宇宙世紀には1年戦争を皮切りに軍事産業が発達しました、特にアナハイム・エレクトロニクスはジオン・連邦 両方にMSや艦船、軍事技術を提供し、1年戦争後は非常に大きな軍事企業に成長しました。  

社会制度(14/09/13更新)

宇宙という新しい世界に出た人類は、過去の人類と同じように社会制度も変革させていきました。宇宙世紀も多くの思想が溢れる時代となりました。

GMODでは、社会制度において、「思想・価値観制度」が新たに登場します。

追加-社会制度

 

世界連邦制

世界連邦制の現在に至るまでの唯一の事例は、西暦末期から存在した地球連邦政府です。
地球連邦政府の政治形態は、議会制民主主義であり、地球連邦議会が立法、地球連邦政府首相を長とした内閣が行政を担います。

連邦政府の統治者は構成国の全ての人(成人)であり、被統治者も同じく全ての構成国の全ての人(成人)です。
地球連邦政府は民主主義の単一国家です。民主主義においては、構成国国民全体の多数決の原理が適用されます。
同時に民主主義は、もうひとつの側面として、個人および少数派の権利(人権)の擁護することを根本原理として持っています。

西暦末期、地球上における環境問題や食料、エネルギー枯渇の問題は、人類の共通的課題としてされていたため短期間のうちに、宇宙移民計画の実現を必要とました。
このような大事業を行うにあたり、構成国各国が国民的な議論により合意形成を行うには、過去に類を見ないほどの膨大な時間と必要とする上に、合意を形成出来るのか全く予想がつきませんでした。

それに比べて、民主主義の持つ多数決的面と連邦政府の官僚制による強固な中央集権体制は、合意形成や話し合いなどを行う場合よりも、時間的に早期に決断を下すという面については優れていました。
そのため、本来、民主主義のもつ少数意見の尊重や合意形成的は面は薄れていき、多数派の論理が政治を動かしてしまう状況に繋がり、法案は政争のための道具となり多数派工作はそれ自体が政治となる事が多くなります。
宇宙への移民は、連邦政府の強権をもって急速に進められ、地球環境や人類の増加などの共通的な課題に対応するという目的は、ひとまず成功という形をみました。

しかし、人類の共通的課題が解消されたかに見えた時、合意形成能力を失った民主主義が、今日非難される問題点を顕在化させることとなりました。
特に、連邦政府内の連邦軍閥の存在は、文民による合意形成に欠いた乖離を端的に示しています。

連邦軍閥は、連邦軍を地球連邦政府の安全保障会議が統括するという点から設立されました。
この統括方式は、人類史上最大の暴力装置として存在した連邦軍を文民によって統制するという目的に従ったもので、これによって連邦軍は連邦政府の権益を守ることが最優先事項となりました。
しかし、この文民統制も、連邦軍と連邦議会の円滑な関係を構築するため、現役の将官が連邦議会の評議員となることを認めた事で今までの流れは一変します。

連邦軍の最高司令官は連邦政府首相がつとめますが、出動要請に関しては議会側から首相(内閣)へ求めることができたため、連邦議会に現役の将官がいることで軍事力の発動を間接的に軍から要求する事が可能となったのです。

一方で、連邦政府が構成国を凌駕する主権を確立するには、連邦軍の持つ強大な軍事力なしでは不可能であったともいえます。
元々、構成国を超える軍事力がなければ、地球連邦政府は権力として国際調停機関と同様の力しか発揮することが出来ないことが予想されていました。

西暦時代の近代国家の多くが、軍組織の政治への加入を戒めていたものの、連邦政府という巨大政府はその主権を保つために、連邦政府は軍とも密接な関係を必要としました。
このような軍閥と政治の密接な関係の弊害が顕著に現れたのは、80年代のことです。
80年代中盤の連邦軍の内部組織ティターンズによるスペース・ノイド弾圧は、軍閥政治の結果でもありました。
人類の共通的課題に取り組んだ連邦政府は、多数決型を強くもった民主主義と強力な中央集権体制を敷きましたが、構成国家、構成国民との合意形成を薄まったことで宇宙・地球上問わず、構成国国民の間に不満を招く一因を作りました。

その後、宇宙世紀100年までに独立・誕生した主な国家または組織の中に、民主的な合意形成を行う事を理念とした組織はほとんど確認されていません。

アースノイド至上主義(準備中)

スペースノイド至上主義(準備中)

ジオニズム(準備中)

優性人類生存説

「優性人類生存説」は、宇宙世紀0071年に発表されたギレン・ザビによって著された文献です。
ギレン・ザビの父、デギン・サビはジオン・ズム・ダイクンの亡き後、公国制を導入し、ジオン公国の公王となり地球連邦政府からの離脱を宣言していました。
地球連邦政府とのジオン公国の関係は対立しはじめました。「優性人類生存説」は、このような情勢の中で書かれた書物でした。

ギレン・ザビは、この書物の中で、地球連邦政府の掲げる絶対民主主義の問題点を列挙しました。
既得権益の保持にこだわる人々は、スペースノイドへの弾圧を行いながらも、未来に対する明確な展望を持つことも出来ない。
この点で、ニュータイプ思想という歴史的必然に基づいた未来観を持つ公国国民は決定的に違うと説いたのです。

連邦は、横暴でありながらも、その実、思想的主柱を持たずに行動している。
絶対民主主義の名の下に、先見性も思慮も分別もない国民とその代表が意思決定を行う衆愚政治が行われている。

彼らは、ダイクンの唱えた人類の宇宙への適応(「人の革新」)が始まっているのにも関わらず
その事実を認めようとせず、「人の革新」を遅らせるばかりか、弾圧によってその目を摘み取ろうとさえいる。
「人の革新」による人類のニュータイプへの進化は歴史的な必然であるが、これが成就されるまでの間に連邦の横暴と軟弱が人類の存続そのものも危うくしてしまう可能性が高まっているのである。
そこで、ダイクンによって歴史的必然として提示された「人の革新」を歴史的必然がくるまで待つのではなく「選ばれた民」である公国国民によって連邦を打倒し、地球圏規模で早急に実現するべきである。
ジオン国民こそ、歴史的必然によって選ばれた民(「選民」)であるという考え方です。

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社会制度については、今後も拡張を予定していますが、バランス調整も難しい要素なので、慎重に調整していきます。

 

プロジェクト

宇宙世紀の代表的なプロジェクト

 

宇宙世紀を代表する様々なプロジェクトが用意されています。

たとえば、全世界プロジェクト「宇宙移民計画」が完成すると、全て国家でスペースコロニーの建造が可能になります。

チームプロジェクト「人型兵器開発計画」ではモビルスーツの開発が可能になり、過去の兵器を陵駕する高性能兵器が誕生します。

追加-プロジェクト

 

宇宙移民計画(準備中)

人型兵器開発計画(準備中)
V作戦(準備中)
ビンソン計画(準備中)
統合整備計画(準備中)

EXAMシステム開発計画(準備中)

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ガンダムの世界観に明るい人であれば、計画名で内容のおおよそ推測がつくかもしれません。プロジェクトについては、上記以外にも実装検討中のプロジェクトがいくつかあります。

 

その他-BGM

ガンダムのBGM

GMODでは、ガンダム関連の曲が主に宇宙世紀になると流れるようになっています。また各勢力固有のBGMが用意されています。

またオリジナルの収録曲とクラシック曲、行進曲等も追加で入っています

追加-BGM(ガンダム作品-シリーズ別)

 

・機動戦士ガンダム

・機動戦士Zガンダム

・機動戦士ガンダム 第08MS小隊

・機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 

・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

・機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争

・機動戦士ガンダム MS IGLOO

・機動戦士ガンダムUC

・ギレンの野望シリーズ

・機動戦士ガンダムオンライン

・機動戦士ガンダム戦記シリーズ

・機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で

・機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙

サイドストーリー 宇宙、閃光の果てに

・ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079

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Ver.1.0以降は、BGMをゲーム上から自由に変更出来る機能も実装予定です。

BGMはゲームを楽しむためには重要な要素だと思いますので、今後この部分については力を入れて開発を進めていきたいと思っています。

動作環境

動作環境(2016/01/05更新)

 

前提条件:Civ4 Bts(V3.19)環境 日本語パッケージ版または英語版(Steam版を含む)または英語版(Steam版を含む)日本語化パッチ適用環境

※1 GMODを起動するには、「Civ4BeyondSword(v3.19)」が必要です。「CIV4(無印)」単体では動作しません。

※2 GMODは、シングルプレイ、マルチプレイともに動作します。マルチ環境でプレイする場合はこちらをご覧ください。

必要動作環境

OS

Windows XP(SP3),Vista,7,8,8.1,10
CPU Pentium 4 2.4GHz以上
メモリー

1GB以上(XPの場合512MB)

HDD 空き容量3.5GB以上(本体パッケージを含まず、MODだけで必要)
VRAM 256MB(DirectX9.0c以上対応)
サウンド DirectX9.0c以上対応のサウンド機能

推奨動作環境

OS

Vista,7,8,8.1,10
CPU Core2Duo 2.6GHz以上
メモリー

2GB以上

HDD 空き容量3.5GB以上(本体パッケージを含まず、MODだけで必要)
VRAM 1024MB(DirectX9.0c以上対応)
サウンド DirectX9.0c以上対応のサウンド機能

 

運営系情報

ゲーム開発者募集中

GUNDAM MOD Ver.1.0βが、現在リリース間近まで迫っていますが、今後もCiv5 GMODやCiv4 GMODのアップデートの他にも、今後も長期に渡ってゲームの開発していきたいと思っています。

もし、自分もゲームやMODの開発に参加したい、または協力したいという方がいらっしゃれば、是非ご連絡頂けると幸いです。

募集している主な役割は、このページの最下部の方にある、「GMOD開発チームメンバー」に載っているような役割になります。

特に現在は、グラフィック分野、3DCGの分野にメンバーが不足していると感じています。もし、3Dでガンダムを少し描ける、描いてみたいという方などいれば是非ご連絡ください。

また、ただ、GMODに興味があるので、開発チーム内の話を聞いてみたい。違うMODを作るから協力をお願いしたい。というような事でも構いません。また、こんな風にゲームバランスやユニットを出せばいいと思う、面白いと思うという意見を開発チーム内で言いたいという方も歓迎です。

今回、開発を担当した、GMOD開発チームでは、主にシステムの設計とプログラムを担当する、システム・プログラムチーム、音楽、グラフィックなどを担当するゲームデザインチーム、デバッグを担当するデバッグチーム、設定・資料の編纂を担当するペディアチームと4つに分かれています。特にシステム・プログラムチームとデザインチームはお互いの連携が必要な部分も多いため、チーム内でも、相手チームともよく交流する形をとっています。

現在、開発チームの人数はそれなりにいますが、あくまでこれは趣味の世界ですので、1人1人が開発に割ける時間はそれほど多くはありません。ですので、不足している技術や時間を補いあって、ゆっくりとゲーム開発を進めています。

もしも、少しだけでも携わりたいとお思う方がいらっしゃれば、是非、問い合わせフォームからご連絡ください。

著作権について

「機動戦士ガンダム」に関連する著作権については、「(株)バンダイ」「(株)創通」「(株)サンライズ」のいずれかに帰属しています。

本MODは、「機動戦士ガンダム」に関連するキャラクター、メカ、世界観を用いており、著作権法に抵触しているため、権利元から削除の要請があった場合、関連する本サイト上の情報は速やかに全て削除致します。

ご意見・ご要望・不具合報告、プレイレポートについて

1.0版以降について、バランス調整や、追加要素に対するプレイヤーの皆さんのご意見を頂きながら改善・修正を行っていきたいと思っております。

そこで、本MODに関するプレイレポートを常時、問い合わせフォームから募集致します。様式は問いません。

ご意見・ご要望についても、問い合わせフォームからご連絡頂ければと思います。

今後の開発のために、出来る限り詳細をお伝え頂けると幸いです。

開発系情報

確認している主な不具合一覧(2014/09/13更新)
[対策完了]

・特定の環境で、GUNDAM MODが起動出来ない不具合

Windows8で、GUNDAM MODを起動してもMODが正しく読み込まれていない状態として起動してしまう不具合

・マルチプレイ実行中にOOS値の非同期が発生し、他のプレイヤーとの接続が切れる不具合

・シヴィロペディア閲覧中にGUNDAM MODが動作を停止する不具合

・特定の世界遺産が必須テクノロジーを入手前に、生産出来てしまう不具合

・特定の国家ユニットが表示されている制限数を超えて、生産出来てしまう不具合

・宇宙エリアから地上エリアに降下した際に、ユニットが消えてしまう不具合

・「未来」時代になると、ユニットが消えてしまう不具合

・ユニットが特定の数を超えると、ユニットの行動が自動化されてしまうまたは消えてしまう不具合

・特定のプロジェクトが、チームプロジェクトとして機能しなくなる問題。(プロジェクトを完成した文明のみにしか適用されなくなる等)

・宇宙マップの地形効果が正しく反映されていなかった不具合

[対策中]

なし

 

ゲームスクリーンショット(準備中)

長期的展望について(2016/01/05更新)

正式版は、Ver.1.0からとなりますが、現在のところ、こちらの公開時期は2014年10月以降を予定しています。公開日程は1.0β版の公開とその後の状況次第といった形です。

正式版公開後は、順次GMODのバージョンアップを順次予定しております。

正式版公開後は、バージョンアップにより様々な新要素を追加していきたいと思います。現在検討中の大きな題材として、シナリオモードがあります。追加された指導者ごとの視点で宇宙世紀を追体験できるようにプレイが可能となる予定です。

GMOD ガンダムペディア製作、考証 作品・資料一覧(2016/01/05更新)

アニメ映像作品

機動戦士ガンダム
機動戦士Zガンダム
機動戦士ZZガンダム

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

機動戦士ガンダム 第08MS小隊
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
機動戦士ガンダム MS IGLOO
機動戦士ガンダムUC

機動戦士ガンダムⅠ
機動戦士ガンダムⅡ 哀 戦士編
機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編
機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・レポート

書籍

機動戦士ガンダム公式百科事典
週刊 THE OFFCIAL GUNDAM FACT FILE
週刊 THE OFFCIAL GUNDAM PERFECT FILE
機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑
機動戦士ガンダム 艦船&航空機 大全集
機動戦士ガンダム一年戦争全史 U.C.0079-0080(上,下)
機動戦士ガンダム MS戦略分析
機動戦士ガンダム MS戦略分析2 宇宙世紀概論
機動戦士ガンダムMSV‐R 宇宙世紀英雄伝説
機動戦士ガンダムMSV‐R ジオン編
機動戦士ガンダムMSV‐R アクショングラフィック編
総解説 ガンダム事典
総解説 ガンダム事典Ver.1.5

小説
機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
機動戦士ガンダム U.C.ハードグラフ
機動戦士Zガンダム
ガンダム・センチネル
機動戦士ガンダムUC
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

漫画

ルウム戦記
機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊
機動戦士ガンダム外伝 Gの伝説
機動戦士ガンダム 新・エースパイロット列伝
機動戦士ガンダム0083 REBELLION
機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ
機動戦士ガンダム MSV戦記 ジョニー・ライデン
機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー
機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
機動戦士ガンダム ジオンの再興
機動戦士ガンダム 新ジオンの再興
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画

 

ゲーム

機動戦士ガンダム外伝
ギレンの野望シリーズ
機動戦士ガンダム戦記シリーズ
機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で
機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙 機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079
機動戦士ガンダムオンライン
機動戦士ガンダム外伝 戦慄のブルー

GMOD開発チームメンバー

プロジェクトリーダー IPA-ZONE
システム設計 IPA-ZONE、ハルト
プログラム IPA-ZONE、shin、ハルト
AIプログラム shin、IPA-ZONE
テクニカルサポート rurunuko
メインゲームグラフィック Zabara、EZ
3Dグラフィックデザイン ほのか、IPA-ZONE
フラッグデザイン ジャック、OGA-P
ドットデザイン(原画) gizumo
音楽 ほのか、Sugar-Sounds
シナリオ civer、IPA-ZONE
英語版制作(翻訳) ですぅ☆、OGA-P、IPA-ZONE
デバッグ アイリーン、カラドリ餡、NERO666、大山鳴動、らじあす、rurunuko
GMOD ガンダムペディア,設定考証 IPA-ZONE、OGA-P、カラドリ餡、NERO666、ですぅ☆、レアード、civer、MT、kibataityou、らじあす、banban7、rurunuko
スペシャルサンクス Civ4 Multi WIKI チーム、Civ4ナポレオン鯖管理者

あとがき(16/01/05)

Civilization4をはじめてプレイしたのは、2009年の夏のことでした。

はじめた頃、昼も夜も忘れて時間があるときは、夢中になってこのゲームをやりました。

休みの日に徹夜してプレイした事だって一度や二度ではありません。

ある日、ガンダムのMODはないのかと検索をかけてみましたが、残念ながらガンダムのMODは開発されていませんでした。

ガンダムに適したゲームでありながらMODが開発されていない事を大変残念に思い、その後も時間をおいて検索を繰り返しましたが、一向検索にひっかかることはありませんでした。

そこで、2012年12月から自分と友人で遊ぶために、このMODの開発を1人で始めました。

1979年の放送以来35年間という長期間に渡り、映像の中で、書籍の中で、ゲームの中で、ガンダムの独自の世界観が築き上げられてきました。

そんな、ガンダムのMODを作るのであれば、「宇宙世紀と近未来のガンダムの世界観を形にした、やり応えのある中身の濃いMODにしたい」そう考えるようになりました。

それから実に3年以上の歳月が経過しました。なぜ3年もかかって完成しないのか。それには色々な裏話(大人の事情)がありました。

そんな長い裏話については、時間が出来た時に語りたいと思います。

素人集団が作ったMODですので、最初は至らない点も多いかと思います。

しかし、ロングサイクルでバージョンアップを重ねていき、やり応えのある何度遊んでも楽しめるMODにしていく予定です。

このMODを契機として、今までCivilizationを知らなかったガンダム好きの方にCivilizationの事を知って頂き、今までガンダムを知らなかったCivilizationが好きな方にガンダムに興味を持って頂ければ、開発チームとしてこれ以上に嬉しいことはありません。

ガンダムもCivilizationも好きという方は、お誘いするまでもありません。どうぞ、タイムワープをご利用ください。

GMOD開発プロジェクトリーダー IPA-ZONE

現在、β版一般公開に向けて、バランス調整とグラフィック実装などリリース準備を行っておりますので、今しばらくお時間を頂きたいと思います。

現在、私達には、もったいないほどの多くの方々にGMODの一般公開をお待ち頂いる事を感じており、大変恐縮です。スケジュールを立ててプロジェクトを進めてはいるのですが、なかなかスケジュール通りに進んでいない状況については、一重に私達のやる気と見通しの甘さと能力不足によるものです。

何卒、素人集団の趣味と思って、もしお待ち頂くのであれば、気長にお待ち頂ければ幸いです。

 

本当に、長い記事を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

                     GMOD開発チーム(GMOD Development Team) 

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